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ダニエル・オートゥイユ監督デビュー作品にメラニー・ロラン出演決定!

ハリウッド映画デビューの緊張も何のその、カンヌ映画祭での『イングロリアス・バスターズ』の公式上映の際に、赤絨毯の上でタランティーノとのダンスを繰り広げた女優のメラニー・ロラン。ジャン・レノと共演する戦争ドラマ”Le Rafle(直訳:一斉検挙)”の撮影がスタートしたばかりの彼女ですが、ダニエル・オートゥイユが初めてメガホンを撮る”La Fille du puisatier”でも主役を演じることになりました。

今作は1940年にマルセル・パニョルが自身の小説を自ら監督した『井戸掘り人夫の娘』のリメイク。主人公は裕福な家庭の息子である飛行士に恋した娘パトリシア。しかし第2次世界大戦勃発し、男は彼女が妊娠していることを知らないまま戦場に向かってしまいます。一人残された彼女は父親からも男の両親からも見捨てられてしまうという物語です。
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1940年度版ではフェルナンデルが演じた父親役はカド・メラッドに。この二人は共にセザール賞を受賞したフィリップ・リオレ監督の2006年の作品”JE VAIS BIEN NE T'EN FAIS PAS (直訳:心配しないで)”で既に父娘役を演じているので、息が合った演技が期待できそう。
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ダニエル・オートゥイユとマルセル・パニョルと言えば、すぐに思いつくのがクロード・ベリ監督の『愛と宿命の泉』。オートゥイユの出世作となっただけに、彼のパニョル作品への思い入れはとても深いのではないでしょうか。ダニエル・オートゥイユ自身も出演する模様ですが、まだどの役なのかは明らかになっていません。

メラニー・ロランは監督としても既に短編2本を発表。1本目はカンヌ映画祭に公式出品され、そしてオムニバスの中の1作として作られた2本目はポルノ!でした。そしてまもなく歌手デビュー、既に長編監督作も準備中、そして2010年には舞台も控えています。一体、あの細い体のどこからバイタリティが出てくるのか…でも大注目の女優であることは間違いなさそうですね。
by berceau-du-cinema | 2009-06-02 19:29 | CINEMA/PROJET | Comments(0)
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