人気ブログランキング | 話題のタグを見る

MES FILMS PRÉFÉRES 2020

2020年のお気に入り映画


5ヶ月以上のフランスの映画館閉鎖+2ヶ月の一時帰国で映画館のスクリーンで鑑賞できる作品がぐっと減り、しかも国際的な話題作はほとんどが公開延期となってしまったため、非常に乏しい映画体験となってしまった。


現地に赴いて参加できたのはロッテルダム映画祭のみで、いくつかの映画祭をオンラインで参加。配信は今のところ無料のプラットホームに期間限定でしか入会していない(例えばNetfilxは8月末まで)ので、その点でも抜け落ちてしまった作品はあるかも。


しかし、それでもこの作品に出会えたことは本当に幸福だったと言えるのが、

OFRENDA(Juan Mónaco Cagni監督/アルゼンチン)

MES FILMS PRÉFÉRES 2020_b0163829_18182100.jpg

『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語

”ANTIGONE”(Sophie Deraspe 監督/カナダ)

『アンカット・ダイヤモンド』

『オールド・ガード』

『リトル・ガール』

『ビースティ・ボーイズ・ストーリー』

MES FILMS PRÉFÉRES 2020_b0163829_18182517.jpg

追記として…


『シティー・ホール』

もちろん素晴らしかったのだが、ワイズマン監督は私の中では今作を大きく上回る作品が最近だけでも他に2本あるので、今回は外すことに。


”MALMKROG”(クリスティ・プイウ監督/ルーマニア)

フランスでの劇場公開で見逃したのでVODで鑑賞。素晴らしいのだが、PCの小さな画面で見る作品ではない&私自身のキリスト教的な概念の知識の乏しさもあり、膨大なセリフを追っていくのに限界…いつか日本語字幕で見直したい作品でした。

MES FILMS PRÉFÉRES 2020_b0163829_18183112.jpg

『ピノキオ』(マッテオ・ガローネ監督/イタリア)

フランスでは劇場公開から配信に移ってしまった作品。

小さかった頃から知っているストーリーで子供向けの作品と思いきや、素晴らしい映像美で物語の中に引き込んでいく作品でした。大きなスクリーンで見たかった…


2015年の作品ですが、新しい才能の発見という意味で、是非、ここに書き残したい

”MEN GO TO BATTLE”(Zachary Treitz監督/アメリカ)

MES FILMS PRÉFÉRES 2020_b0163829_18183505.jpg

そして私の固い頭を殴りつけてくれた、『TOKYO TELEPATH 2020


*日本の公開時期と時差があるので、2019年のリストも是非:


来年はもっとスクリーンで映画が見れますように!


# by berceau-du-cinema | 2020-12-31 23:17 | Comments(0)

ヴァレリー・ルメルシエの監督・主演の新作はあの歌手からインスピレーションを得た伝記ドラマ

女優としてだけではなく、スタンダップコメディや歌手など多彩な才能で活躍するヴァレリー・ルメルシエ。1997年の『カドリーユ』から監督・主演もこなしていますが、その彼女の6本目の長編”Aline”は、セリーヌ・ディオンにインスピレーションを受けた伝記ドラマです。

ヴァレリー・ルメルシエの監督・主演の新作はあの歌手からインスピレーションを得た伝記ドラマ_b0163829_04323811.jpg

カナダのケベック。音楽好きの夫婦の14人兄弟の末っ子として生まれたアリーヌは、小さな頃から類稀な歌の才能を見せ始めます。彼女に会った音楽プロデューサーのギー=クロードは、アリーヌを世界でも有名な歌手にする決意をします。家族に支えられながらキャリアを積んでいくアリーヌですが、やがてギー=クロードへの信頼が愛に変わり、二人は想像を超える運命に刻んでいく物語です。

ヴァレリー・ルメルシエの監督・主演の新作はあの歌手からインスピレーションを得た伝記ドラマ_b0163829_04365194.jpg

ヴァレリー・ルメルシエの監督・主演の新作はあの歌手からインスピレーションを得た伝記ドラマ_b0163829_04325306.jpg
ヴァレリー・ルメルシエの監督・主演の新作はあの歌手からインスピレーションを得た伝記ドラマ_b0163829_04325819.jpg
ヴァレリー・ルメルシエの監督・主演の新作はあの歌手からインスピレーションを得た伝記ドラマ_b0163829_04330535.jpg
ヴァレリー・ルメルシエの監督・主演の新作はあの歌手からインスピレーションを得た伝記ドラマ_b0163829_04331350.jpg
ヴァレリー・ルメルシエの監督・主演の新作はあの歌手からインスピレーションを得た伝記ドラマ_b0163829_04332587.jpg
ヴァレリー・ルメルシエの監督・主演の新作はあの歌手からインスピレーションを得た伝記ドラマ_b0163829_04332809.jpg
ヴァレリー・ルメルシエの監督・主演の新作はあの歌手からインスピレーションを得た伝記ドラマ_b0163829_04333112.jpg
ヴァレリー・ルメルシエの監督・主演の新作はあの歌手からインスピレーションを得た伝記ドラマ_b0163829_04333422.jpg
ヴァレリー・ルメルシエの監督・主演の新作はあの歌手からインスピレーションを得た伝記ドラマ_b0163829_04333710.jpg

セリーヌ・ディオンの出身がカナダであることから、カナダ人の俳優をキャストに選んでします。また声の吹き替えはイタリア系の歌手で14歳でミシェル・ルグランと共演した経験のあるヴィクトリア・シオ。撮影はフランスやカナダのほか、ラスベガスでも行われました。


本作は11月21日にフランス公開の予定でしたら、コロナ第二波のロックダウンで公開が2021年2月に延期になってしまいました。コメディを得意とするヴァレリー・ルメルシエですが、既に公開されている予告編を見ると、前半はティーンエイジャーの時も現在56歳の彼女が演じており、さすが、と思わせますが、後半はかなりドラマティックなスタイルになっている模様です。しかしセリーヌ・ディオンの許可は取ったのでしょうか…


https://www.youtube.com/watch?v=LkKRUDCzRRQ



# by berceau-du-cinema | 2020-12-11 04:39 | CINEMA/PROJET | Comments(0)

ルシール・アザリロヴィック監督の新作”Earwig”は50代の男性と12歳の少女の奇妙な物語

『エコール』(2004)や『エヴォリューション』(2015) など、少年少女たちを独特の世界の中で描くことで知られるルシール・アザリロヴィック監督の新作は、イギリスの作家ブライアン・カートリングの小説”Earwig”の映画化になります。

ルシール・アザリロヴィック監督の新作”Earwig”は50代の男性と12歳の少女の奇妙な物語_b0163829_02443836.png

1930年代、ヨーロッパのどこかの国。孤独で寡黙な 50歳のアルベールは12歳の少女ミアの世話をする仕事をしている。彼の日課はミアの氷の入れ歯を毎日数回変えることだ。彼らの住む大きなアパルトマンの鎧戸は常に閉められ、ミアは決して外に出ることがなく、完璧なリズムで毎日が進んでいた。1週間に一度だけ男性の声で電話がかかってきて、アルベールにミアの状態を尋ねてきた。しかしある日、ミアを電車でパリに連れて行くという命令が来たことで、このハーモニーが崩されることになる。旅が近づくにつれ、アルベールの過去が彼を悩ませ始める。

ルシール・アザリロヴィック監督の新作”Earwig”は50代の男性と12歳の少女の奇妙な物語_b0163829_02445476.png

キャストはイギリス人を中心に構成されており、アルベール役は当初『ハッピー・ゴー・ラッキー』『おみおくりの作法』のエディ・マーサンが演じる予定でしたが、『レディ・マクベス』のポール・ヒルトンに変更。その他、『博士と狂人』のナタリー・ドーマーや『エンジェル』のロモーラ・ガライらが出演しています。


英語劇となる今作の撮影は今年の11月にブリュッセルで4週間にわたって行われました。フランスの公開は来年6月を目指しています。

ルシール・アザリロヴィック監督の新作”Earwig”は50代の男性と12歳の少女の奇妙な物語_b0163829_02460367.png


# by berceau-du-cinema | 2020-12-09 02:48 | CINEMA/PROJET | Comments(0)

現代社会の変化とリズムに翻弄される”Les Deux Alfred”

ブリュノ・ポダリデス監督はコメディ・フランセーズに所属する俳優の弟ドゥニ・ポダリデスと組んで、これまでに8本の長編作品を発表しています。日本では2006年のオムニバス映画『パリ、ジュテーム』の1編しか公開されていないので馴染みの薄い監督ですが、フランスでは独特の雰囲気を持った作風のコメディで知られてい る他、人気推理小説家ガストン・ルルーの小説やコミック”Bécassine”も映画化も出かけています。またいつも多くの有名俳優がキャストされていますが、本人も俳優として全作に出演しています。


そのポダリデス兄弟とサンドリーヌ・キベルラン、ヴァネッサ・パラディ、やはりコメディ・フランセーズ劇団員のミシェル・ヴュイエルモーズが出演する新作”Les Deux Alfred(2人のアルフレッド)”です。主人公のアルフレッドは55歳。無職で銀行からも小切手の使用を禁止されている状態。妻のアルバーヌは原子力潜水艦で任務に出ることになり、アルフレッドは2ヶ月の間に2人の子供を1人で世話をし、仕事を見つけないといけなくなります。ある日、彼はアルシンボルドと出会い、彼のおかげでスタートアップ企業の仕事を見つけます。若い社員たちが使うフランス語と英語の混じったビジネス用語に苦労するアルフレッドですが、その上、その会社は社員が仕事に集中するために子供が持たないことを社員に課していることを知り、アルフレッドはアルシンボルドの助けを得ながら、仕事か家庭を両立させながら、この二つの世界が決して交わらないようにしなくてはならなくなる物語です。

現代社会の変化とリズムに翻弄される”Les Deux Alfred”_b0163829_19274339.png

撮影は昨年秋に行われました。今作は2020年のカンヌ映画祭の公式セレクションに選ばれています。


# by berceau-du-cinema | 2020-06-15 19:28 | CINEMA/PROJET | Comments(0)

トランスセクシャルの男性の葛藤を描く”A GOOD MAN”

『奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ』『パリの家族たち』のマリー・カスティーユ・マンシオン=シャール監督の新作”A GOOD MAN”は、トランスセクシャルの男性と彼を取り巻く人たちの物語です。


バンジャマンとオードは6年前から一緒にブルターニュの小さな島で生活をしていましたが、オードが子供を産めない体であることが分かり、バンジャマンが性転換のためのプロセスを一時中断し、代わりに子供を妊娠することを決意します。しかしこれまでバンジャマンをサポートし続けてきた兄のアントワーヌは混乱をしてしまい、2人の間で対立が発生してしまいます。バンジャマンをサポートしようとするアントワーヌの妻、そして何も知らなかった彼らの小さな息子を交えながら、トランスセクシャルが親になりたいという願いと、それを理解し、付き添う大切さを描いた作品です。

トランスセクシャルの男性の葛藤を描く”A GOOD MAN”_b0163829_19000971.png
トランスセクシャルの男性の葛藤を描く”A GOOD MAN”_b0163829_19002465.png

マリー・カスティーユ・マンシオン=シャール監督は2017年に公開されたトランスセクシャルのカップルのドキュメンタリー”COBY”に感銘を受け、今作の着想を得たそうです。”COBY”はChristian Sonderegger監督の義理の弟を追った作品でしたが、Sonderegger監督は今作の脚本にも参加しています。


前述の2本と、2016年に発表し東京国際映画祭ワールド・フォーカス部門で上映された『ヘブン・ウィル・ウェイト』と、マンシオン=シャール監督作品の常連であるノエミ・メルランがバンジャマン役を、ミュージシャンで『博士と私の危険な関係』や『ザ・ダンサー』などの作品で女優としても活躍するSokoが出演しています。


今作は2020年のカンヌ映画祭の公式セレクションに選ばれています。


# by berceau-du-cinema | 2020-06-13 19:01 | CINEMA/PROJET | Comments(0)