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カンヌ映画祭2019

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2019年度のカンヌ映画祭に参加しました。

現地で鑑賞できたのは映画祭出品作品36本とマーケット上映作品12本。
これにプロモリール3上映と新作プレゼンテーション1本に参加。
パリに戻ってから2日間で3本を鑑賞。

作品の個人的評価を★マークで入れました。
明日からも少しずつ見る予定なので、少しずつアップデートしていきます。

(マーケット上映作品にもお勧めがありましたが、今回は残念ながら割愛します)

*コンペティション部門


The Dead Don’t Die (ジム・ジャームッシュ監督/アメリカ)★★★ *日本公開

Pain and Glory (ペドロ・アルモドバル監督/スペイン)★★★ *日本公開

The Traitor (マルコ・ベロッキオ監督/イタリア)★★★ *日本公開

Parasite (ポン・ジュノ監督/韓国)★★★★★ *日本公開

Young Ahmed (ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督/ベルギー)★★★ *日本公開

Oh Mercy! (アルノー・デプレシャン監督/フランス)★★★

The Wild Goose Lake (ディアオ・イーナン監督/中国)*日本公開

Atlantics (マティ・ディオプ監督/フランス)★★★★★ Netflix

Matthias & Maxime (グザヴィエ・ドラン監督/カナダ)★★★ *日本公開

Little Joe (ジェシカ・ハウスナー監督/オーストリア)★★

Sorry We Missed You (ケン・ローチ監督/イギリス)*日本公開

Les Misérables (ラジュ・リ監督/フランス)★★★★ *日本公開

A Hidden Life (テレンス・マリック監督/アメリカ)★★★ *日本公開かも

Bacurau (クレベール・メンドンサ・フィリオ&ジュリアノ・ドルネレス監督/ブラジル)

The Whistlers (コルネイユ・ポルンボイユ監督/ルーマニア)★★

Frankie (アイラ・サックス監督/アメリカ)★ *日本公開

Portrait of a Lady on Fire (セリーヌ・シアマ監督/フランス)★★★★★

It Must be Heaven (エリア・スレイマン監督/パレスチナ)★★★★

Sybil (ジュスティーヌ・トゥリエ監督/フランス)★

Once Upon A Time…in Hollywood』(クエンティン・タランティーノ監督/アメリカ) *日本公開

Mektoub, My Love: Intermezzo』(アブデラティフ・ケシシュ監督/フランス)✖️


*ある視点部門


The Invisible Life of Euridice Gusmao』(カリム・アイヌズ監督/ブラジル)★★★

Evge』(ナリマン・アリエフ監督/ウクライナ)

Beanpole』(カンテミル・バラコフ監督/カバルダ・バルカル共和国)

The Swallows of Kabul』(ザブー・ブライトマン&エレア・ゴベ=メヴェレック監督/仏)★★★

A Brother’s Love』(モニア・ショクリ監督/カナダ)

The Climb』(マイケル・アンジェロ・コヴィノ監督/アメリカ)★★★ *日本公開かも

Joan of Arc』(ブリュノ・デュモン監督/フランス)★★★★

Chambre 212』(クリストフ・オノレ監督/フランス)

A Sun That Never Sets』(オリヴェール・ラクセ監督/フランス)★★★★★

Port Authority』(ダニエル・レソヴィッツ監督/アメリカ)★★★

Papicha』(ムニア・メッドゥール監督/フランス)*日本公開

Nina Wu』(ミディ・ジー監督/ミャンマー)

Liberte』(アルベール・セラ監督/スペイン)★

Bull』(アニー・シルヴァースタイン監督/アメリカ)

Adam』(マリアム・トゥザニ監督/モロッコ)★★★★ *日本公開のはず

Summer of Changsha』(ズー・フォン監督/中国)

The Bears' Famous Invasion of Sicily』(ロレンツォ・マットッティ監督/イタリア)

Odnazhdy v Trubchevske』(ラリサ・サディロヴァ監督/ロシア)


*アウト・オブ・コンペティション


La Belle Epoque』(ニコラ・ブド監督/フランス)*日本公開

『ロケットマン』(デクスター・フレッチャー監督/イギリス)*日本公開

Diego Maradona』(アシフ・カマディア監督/イギリス)

The Best Years of a Life』(クロード・ルルーシュ監督/フランス)★★★★ *日本公開

Too Old to Die Young - North of Hollywood, West of Hell』(ニコラス・ウィンディング・レフン監督/デンマーク)

The Specials Hors Normes)』(オリヴィエ・ナカシュ&エリック・トレダノ監督/フランス)¥


*ミッドナイト・スクリーニング


The Gangster, The Cop, The Devil』(イ・ウォンテ監督/韓国)

Lux Aeterna』(ギャスパー・ノエ監督/フランス)


*スペシャル・スクリーニング


For Sama』(ワアド・アル・カテブ&エドワード・ワッツ監督/シリア・イギリス)

Share』(ピッパ・ビアンコ監督/アメリカ)

Etre Vivant et le Savoir』(アラン・カヴァリエ監督/フランス)★★

Tommaso』(アベル・フェラーラ監督/アメリカ)★★★

Family Romance, LLC』(ヴェルナー・ヘルツォーク監督/ドイツ)★★

Que Sea Ley』(ホアン・ソラナス監督/アルゼンチン)

Chicuarotes』(ガエル=ガルシア・ベルナル監督/メキシコ)

The Cordillera of Dreams』(パトリシオ・グズマン監督/チリ)

Ice on Fire』(レイラ・コナーズ監督/アメリカ)

5B』(ダン・クラウス監督/アメリカ)


*監督週間


Alice and the Mayor』(ニコラ・パリゼール監督/フランス)

And Then We Danced』(レヴァン・アキン監督/スウェーデン)

Ang Hupa』(ラヴ・ディアス監督/フィリピン)★★★★

Song Without a Name』(メリナ・レオン監督/ペルー)

Ghost Tropic』(バス・ドヴォス監督/ベルギー)

Give Me Liberty』(キリル・ミカノフスキー監督/ロシア)★★★★

『初恋』(三池崇史監督/日本)★★★★ *日本公開

To Love To Sing』(ジョニー・マ監督/中国・カナダ)

Dogs Don't Wear Pants』(ジュッカ=ペッカ・ヴァルキーパー監督/フィンランド)★★

Le Daim』(カンタン・デュピユー監督/フランス)(写真)

The Particles』(ブレイズ・アリゾン監督/フランス)

Lilian』(アンドレアス・ホルヴァート監督/オーストリア)

Oleg』(ジュリス・クルシエティス監督/ラトヴィア)

Blow It To Bits (レック・コワルスキー監督/米)

Perdrix』(エルワン・ル・デュック監督/フランス)★

For the Money』(アレホ・モギランスキ監督/アルゼンチン)

Red 11』(ロバート・ロドリゲス監督/アメリカ)

Sick, Sick, Sick』(アリス・フルタド監督/ブラジル)★★★

The Light House』(ロバート・エガース監督/アメリカ)*日本公開かも

The Orphanage』(シャールバヌー・サダト監督/アフガニスタン)

Tlamess』(アラ・エディンヌ・スリム監督/チュニジア)

An Easy Girl』(レベッカ・ズロトヴスキ監督/フランス)

Wounds』(ババク・アンヴァリ監督/イラン・英)★ *日本公開かも、もしくはNetflix

Yves』(ブノワ・フォルジャール監督/フランス)

Zombi Child』(ベルトラン・ボネロ監督/フランス)


批評家週間


Abou Leila』(アミン・シディ=ブメディエンヌ監督/アルジェリア)

Land of Ashes』(ソフィア・クイロス・ウベダ監督/アルゼンチン)

A White, White Day』(フリーヌル・パルマソン監督/アイスランド)

I Lost My Body』(ジェレミー・クラパン監督/フランス)★★★ *Netflix

Our Mothers』(セザール・ディアス監督/グアテマラ)★★★★

The Unknown Saint』(アラー・エディンヌ・アルジェム監督/モロッコ)

Vivarium』(ロルカン・フィネガン監督/アイルランド)★★ *日本公開


スペシャル・スクリーニング


Litigante』(フランコ・ロリ監督/コロンビア)(写真)★★

Heroes Don’t Die』(オード・レア・ラパン監督/フランス)

You Deserve a Lover』(アフシア・エルジ監督/フランス)

Dwelling in the Fuchun Mountains』(グ・シャオガン監督/中国)★★★★

『典座 - TENZO - 』(冨田克哉監督/日本)★★


# by berceau-du-cinema | 2019-05-28 23:52 | CINEMA/FESTIVAL | Comments(0)

『男と女』の50年後を描く”Les plus belles années d’une vie”

1966年のカンヌ映画祭で上映されてパルム・ドールを獲得した『男と女』、そしてその20年後をテーマに製作されて同映画祭で上映された『男と女 II』。その続編”Les plus belles années d’une vie(ある人生における最も美しい年月)”が主演俳優たちと共にカンヌ映画祭の赤絨毯に戻ってきます。

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老いを迎え、少しずつ記憶が薄らいでいくジャン=ルイのために、彼の息子は父親の話に頻繁に出てくるアンヌを探し出します。再会した2人は、これまでの物語を新たに追い始める…という構成になっています。公開された予告編で出てくるように、前作2本がフラッシュバックで登場する模様です。


今作でもフランシス・レイが音楽を担当していますが、昨年11月に他界されました。フランスでは映画祭で上映後の5月22日に全国で公開されます。


# by berceau-du-cinema | 2019-04-23 07:06 | CINEMA/PROJET | Comments(0)

最も心に残る時代に戻れるなら…ニコラ・ベド監督の新作に国民的スターが結集

舞台演出、監督、脚本家、そして俳優として活躍するニコラ・ベドの長編2作目がカンヌ映画祭で招待上映されることになりました。


その”La Belle Époque (美しい時代)”は60代の男性ヴィクトールの物語。現実に冷めきった彼は新しいタイプの会社を立ち上げたアントワーヌに出会います。彼の会社はクライアントが選んだ時代を再訪できるアトラクションを提案しており、ヴィクトールは40年前に出会った最愛の人と過ごした1週間を再び生きようとする物語です。

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出演はダニエル・オートゥイユ、ギョーム・カネ、ファニー・アルダン、ピエール・アルディティ、ドゥニ・ポダリデス、そしてベド監督の公私にわたるパートナーであるドリア・ティリエ。パリ郊外にあるスタジオに1970年代の街並みが再現され、9月28日から2ヶ月にわたって撮影が行われました。



# by berceau-du-cinema | 2019-04-23 06:57 | CINEMA/PROJET | Comments(0)

アラン・カヴァリエ監督の新作は女性脚本家へのオマージュ

近年、シネマ・エッセイを発表し続けているアラン・カヴァリエ監督の新作”Etre vivant et le savoir”は、2017年に亡くなったエマニュエル・ベルンアイムへのオマージュです。


作家として活躍していたベルンアイム氏は、1988年のジャン=ピエール・リモザン監督の”L’Autre Nuit”から映画の脚本執筆にも関わっていきます。フランソワ・オゾン監督の『まぼろし』(2000年)、『スイミング・プール』(2003年)、『ふたりの5つの分かれ路』(2004年)に参加。そして自身の小説の映画化となるクレール・ドゥニ監督の”Vendredi soir”にも脚本を共同執筆しています。また彼女はカイエ・ドゥ・シネマで批評を書き、シネマテーク・フランセーズの元館長を勤めた後、現在はユニ・フランスのトップを務めるセルジュ・トゥビアナ氏のパートナーでもありました。

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エマニュエル・ベルンアイム氏と30年にわたる友情を築いてきたアラン・カヴァリエ監督は、彼女の父親のことを語った自伝”Tout s’est bien passé”を映画化する準備を進めていたそうです。ベルンアイム氏が本人役、カヴァリエ監督が父親役を演じる予定でしたが、ある日、彼女から「緊急手術を受けることになったから、撮影を伸ばして欲しい」と電話が入り…


自身が日常的に撮影しているビデオ映像を元に作品を作り上げたアラン・カヴァリエ監督は、「エマニュエルと僕が準備してきた鮮烈な物語をやり遂げたいと願いました。私たちの喜びと苦しみがダイレクトに録画されていることが重要な存在となっています」と語っています。


# by berceau-du-cinema | 2019-04-23 06:52 | CINEMA/PROJET | Comments(0)

タリバーン占領下のカブールの街を舞台にした悲劇のアニメーション

カンヌ映画祭ある視点部門に、2人の女性監督によるアニメーション作品”Les Hirondelles de Kaboulが選出されました。

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原作はアルジェリア出身の作家ヤスミナ・カドラの小説で日本でも『カブールの燕たち』の名で翻訳出版されています。物語の舞台は1998年。タリバーンに占拠され、荒廃したカブールに住む2組のカップルの物語です。


Mussaratは病を患っているが、刑務所に勤めるAtiqは命の恩人である彼女を見捨てて離縁することができないでいる。若いMohsenとZunairaの2人は深く愛し合っているが、ある日、Mohsenは女性受刑者の投石の刑に参加し、その行為に喜びを感じたことに罪悪感からZunairaに告白する。ショックを受けたZunairaと仲直りをするために散歩に出かけたMohsenは、検閲に遭い、説教を受けるために召喚される。灼熱の中、待ち続けたZunairaは、家に帰る途中でMohsenを突き飛ばし、自殺させてしまう。ZunairaはAtiqの勤務する刑務所に収監されるが、AtiqはZunairaに恋をしてしまう。それに気づいたMussaratじは、余命の短い自分がZunairaと入れ替わって刑を受けることを提案するが…

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女優のザブー・ブライトマンとアニメーター出身のエレア・ゴベ・メヴェレックが共同監督。ザブー・ブライトマンは既に『記憶の森』(2001年)や『ノーと私』(2010年)などの監督作品がありますが、アニメーションはこれが初めてです。声の出演にはシモン・アブカリアン、ヒアム・アッバス、スワン・アルノー、ジタ・アンロといい俳優が揃っています。


# by berceau-du-cinema | 2019-04-23 06:46 | CINEMA/PROJET | Comments(0)