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アルジェリアの歴史を辿るラシッド・ブシャレブ監督

今年のベルリン映画祭の公式コンペで上映された”London River"のフランス公開を夏に控えているラシッド・ブシャレブ監督。

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現在、ブシャレブ監督は、2006年のカンヌ国際映画祭で男優賞をグループ受賞した『デイズ・オブ・グローリー』の続編的作品”Hors-la-loi(直訳:無法者)”を、今年6月の撮影スタートに向けて準備中です。

この作品では、1945年5月8日にフランス植民地時代のアルジェリアで起きたセティフの虐殺から1962年のアルジェリア独立までの17年間を舞台に、3人の兄弟の運命を描いています。撮影はフランス、ドイツ、チュニジア、アルジェリアの他、NYの国連本部も含まれています。『デイズ・オブ・グローリー』に出演していたサミ・ブアジラ、ロシュディ・ゼム、ベルナール・カンパンは既に契約にサイン済。ブシャレブ監督は更なる続編も構想しており、最終的に3部作にしたいと考えているそうです。

この作品は国立映画センターの資金援助も得ています。フランス史における負の部分であるアルジェリア独立の経緯を、半世紀の時間を経て、やっと『デイズ・オブ・グローリー』同様にアルジェリア系監督によるアルジェリアの人々の視点を通して描くことができるようになったのはとても素晴らしいことです。

またブシャレブ監督はアメリカでのプロジェクトも何本か持っているそうです。その中の一本はブラック・パンサーの活動家で、黒人であり女性であるという二重の差別と闘い、現在もアメリカの大学で教鞭をとるアンジェラ・ディヴィスの伝記映画。こちらもとても楽しみです。

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* 今日見た映画

<回顧特集>エリッヒ・フォン・シュトロハイム@オルセー美術館

『クイーン・ケリー』(エリッヒ・フォン・シュトロハイム/アメリカ/1928/105分) ★★★
プリントがない部分はテロップとスチール写真で補っていました。ああ、全編見たい…
by berceau-du-cinema | 2009-03-27 21:01 | CINEMA/PROJET | Comments(0)
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