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カンヌ国際映画祭/候補作品 2

3月3日付けのブログで今年のカンヌ映画祭に出品される可能性のある作品のリストをあげましたが、フランスの映画情報サイトALLOCINEにもリストが掲載されました。抜けていた作品をリストアップすると…

忘れていました、ジャン=リュック・ゴダール監督の新作!しかもタイトルは”Socialism(直訳:社会主義)”です!この新作は昨年秋にヨーロッパのあるアヴァンギャルド系の映画祭で一部の映像が流れた、という噂を聞きました。既にネット上で写真を数点見ることができます。詳しい内容は明らかになっていませんが、元テニス選手で現在は執筆活動をしているカティ・タンヴィエが出演しています。タンヴィエさんはインタビューの中で、テニスのファンであるゴダールが彼女の回想録”Déclassée”を気に入り、出演依頼をしてきたことを明かしています。(彼女はゴダールと何回かテニスもしたとのこと!)

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*イベントとなるであろう作品

ジャン=リュック・ゴダール監督”Socialisme”
マーチン・スコセッシ監督 "Shutter Island"
オリヴィエ・ダアン監督”My Own Love Song”

*フランスの候補者

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アンヌ・フォンテーヌ監督”Coco avant Chanel” *フランス公開は4月22日になっていますが、まだ可能性あり、との見方。
クロード・ミレール監督”Marching Band” *ドキュメンタリー
カトリーヌ・コルシニ監督”Partir”
エマニュエル・ムレ監督”Fais-moi le plaisir!”
ミア・ハンセン=ロブ監督”Le Père de mes enfants”
アラン・ギロディ監督”Le Roi d'évasion”
ラウル・ルイズ監督”Mademoiselle Christine”
ブリュノ・ポダリデス監督”Banc publics(Versailles rive droite)”
ジャン=クリストフ・クロッツ監督”Lignes de front”
ドゥニ・デルクール監督”Demain dès l'aube…”
アクセル・ロペール監督”La Famille Wolberg”

*アメリカ製

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スパイク・ジョーンズ監督”Where The Wild Things Are”
サム・ライミ監督”Drag me to Hell”
ジョン・ヒルコート監督”The Road”
ジム・シェリダン監督”Brothers”
ヴェルナー・ヘルツォーク監督”Bad lieutenant”

*世界中からの映画

ニコラス・ウィンディング・レフン監督 ”Valhalla Rising”
Chao Wang監督 "Starting Over"
ルカ・ベルヴォー監督 ”Rapt!”
Micha Wald監督"Konianski père & fils"
ジョナサン・ノシター監督”Rio Sex Comedy”
コルネリウ・ポルンボユ監督”Intermediar”

*特別上映…

ヴァンサン・パタール&ステファン・オビエ監督"Panique au village"  *アニメーション
ウェス・アンダーソン監督”The Fantastic Mister Fox”
ヤン・アルテュス=ベルトラン監督”Home”*ドキュメンタリー
諏訪敦彦&イポリット・ジラルド監督 ”Yuki et Nina”
"New York, I Love You" *オムニバス

2005年の作品で既に日本では公開されているオムニバス『それでも生きる子供たちへ』も入っていたので、ちょっと「?」な部分も。

とにかく公式発表まで1ヶ月を切りました!

<追記>
『顔のない眼』『シベールの日曜日』、そしてデヴィッド・リーン監督作品などで知られるフランス出身の映画音楽作曲家、モーリス・ジャール氏が亡くなりました。心からご冥福をお祈りします。

* 今日見た映画

『レッドクリフ』(ジョン・ウー/アメリカ・中国・日本・台湾・韓国/2008年/145分)★★
待ちに待った1年間。本当は三つ星をつけたいところですが二つに…というのもフランスはアメリカ同様パート1と2をまとめたダイジェスト版で公開だったのです!突っ込みどころが満載だったのは、そのせいでしょう…ああ、全編を大スクリーンで見たい…

* 3月29日日曜日に見た映画

<回顧特集>エリッヒ・フォン・シュトロハイム@オルセー美術館

“Erich von Stroheim”(モーリス・ルメートル/フランス/1979/50分) ★
文字主義(レトリズム)のアーティストで今なお現役のモーリス・ルメートルが『愚かなる妻』をバックに昔出版された伝記の序文を読み上げ、シュトロハイムに敬意を捧げています。

<回顧特集> ヨリス・イヴェンス@シネマテーク・フランセーズ

プログラム19 “GUERRE ET SUIVIE”
『北緯17度』(ヨリス・イヴェンス&マルセリーヌ・ロリダン=イヴェンス/フランス、ヴェトナム/1967/113分) ★★

* 3月28日土曜日:映画に行けませんでした…
by berceau-du-cinema | 2009-03-30 18:44 | CINEMA/FESTIVAL | Comments(0)
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