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友人の結婚式

今週末、友人カップルの結婚式がありました。

フランスで結婚式に参加するのは、これが十数回め。日仏、仏々、外国人同士、とカップルの組み合わせは様々ですが、基本的には公的な効力のある役所での式と食事会/パーティというのがフランス式。新郎新婦の宗教によって、ここに宗教的儀式が入る場合もありますが、私はカトリックに1度、プロテスタントに1度に行ったことがあるだけ。でも彼女がモロッコ人でイスラム教徒だったため、義務として結婚に際して改宗した新郎(ギリシャとフランスのハーフ)もいました。食事会やパーティの場所もそれぞれ。家族や友人の庭のあるセカンドハウスでビュッフェ形式もあれば、おいしい街のレストランやパリ郊外のシャトーやセーヌ河や港に浮かぶ平底船を借りたり。

今回の結婚式は、新郎が某国際的有名フォトグラファー(ヒント:マドンナの結婚式を撮った)から絶大な信頼を得て長期のアシスタントを勤めた後に独立、ナイキやレッドケンの広告やファッションページ、ミュージシャンやアーティストのポートレイトなどで知られるフォトグラファー。新婦は日本の女性誌のパリコレおしゃれスナップでも毎回登場するファッション・エディター。彼らには既に3歳になる女の子がいます。新郎がフランスとベトナムのハーフ、新婦がスウェーデン人なので、娘は少しだけアジアの血が混ざり、勝手にちょっと親近感を覚える私。彼らが約半年前に「春に結婚」宣言した時は、どんな式になるのかな?と楽しみにしていたのですが、なんと10日前に「来週結婚するから」と電話で連絡が!招待状もなし!

まず20区の区役所に。集まったのは親族と昔からの友人を中心とした50名ほどの人たち。そこに新郎新婦が娘が登場。やっぱり気になるのは新婦のドレスですが、ブラジル人のデザイナーが彼女のために作ったのはドレープのついた可愛らしいミニドレスで本当に彼女にぴったり!何と式の前日に届いたそうです。間に合ってよかった!そして新郎は30年代風のスリーピースで、とてもオリジナルなスタイル。この区役所の結婚の間はとてもクラシック。大きさもそれほど広くないだけにとても親密な感じで式が進みました。そして指輪交換。これは後から聞いたのですが、オーダーをした新婦の指輪が間に合わず、家族から譲り受けた指輪を代わりに使ったそうです!

その後は区役所の前にあるビョット・ショーモン公園をゆっくり歩きながら横切り、反対側にあるビストロへ。まずはお店の前でシャンパンと生ハムのオードブルを手にひなたぼっこ。それから店内に入って食事スタート。メニューはとても家庭的、ですが、実はこのお店、その美味しさにかなり有名らしく、一見、普通のビストロ料理なのに絶品!デザートまでぺろっと平らげてしまいました。そして自然派ワインの品揃えも素晴らしく、シャンパンとワインはあまりの美味にお酒の飲めない私もついつい…

突然の結婚式の真相は不明(誰も聞けない…)ですが、きっとそれぞれがいつも世界を飛び回っているので、お互いがオフの取れる日を選んだのでしょう。でも結婚式には敢えてアットホームなスタイルにしたのは、華やか且つハードな世界にいながらも、いつも温和な二人らしい選択だと思いました。これから日を改めて、2つほどパーティをする予定、と言っていましたが、これもまだ未定。でも新郎のご両親が、夏に南仏のセカンドハウスでパーティをするから是非来てね、と耳打ちしてくれました。

お幸せに!

友人の結婚式_b0163829_1901162.jpg

by berceau-du-cinema | 2009-04-26 18:52 | ETC... | Comments(0)
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