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フランスの女性監督が見た阪神・淡路大震災

ここ数年、海外の監督が日本を舞台にした作品を何本か発表していますが、阪神・淡路大震災をテーマにしたフランス映画”Memories Corner”が製作されることになりました。

これが初長編作品となるオードレイ・フーシェ監督によるこの作品はファンタスティック・ラブストーリー。大震災の記念式典をレポートするために現地の送られた若いフランス人女性が通訳の男性アキラと共に被災者の住む建物に訪れた際に、とても不思議な青年ケンジと出会い、彼から孤独死についてを知ることになるが、日本政府はそれを隠そうとし、彼女はケンジを離れざるを得なくなる…という物語。ちょっと後半の展開が気になりますが、どうしてこのストーリーが「ファンタスティック」なのかは見てからのお楽しみにしましょう。

主役を演じるのは『ある子供』『譜めくりの女』のデボラ・フランソワ。そして日本からは阿部寛と西島秀俊ととっても豪華!どちらが通訳役なのかはまだわかりませんが、作品はほとんどフランス語ということです。撮影は1月17日から日本でスタート、6週間かけて行われます。

追記:日本のニュースによると、西島秀俊が通訳役、阿部寛が復興住宅に住む被災者のフォトジャーナリスト役(=不思議な青年ケンジ)だそうです。また黒沢清監督が脚本監修に入っているということなので、この作品がどんな風に「ファンタスティック」となるかが少し見えてきました…
by berceau-du-cinema | 2010-01-05 22:53 | CINEMA/PROJET | Comments(0)
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