年明けの1月6日、ベツレヘムに到着した東方の三博士がイエス・キリストの礼拝した公現節にあたるこの日にフランスではアーモンドクリームの入ったパイ菓子ガレット・デ・ロワを食べます。フランス人はこのお菓子が大好き。中にフェーヴと呼ばれる小さな陶器が入っていて、これにあたった人は「王冠」が授けられるという楽しみもあるので、1月の間、家族や友だちと集まって何回もこのお菓子を食べる人もたくさんいます。
この公現節の日、ジュリエット・ビノシュ、イヴァン・アタル、シャルル・ベルリング、ジョジアーヌ・バラスコらの俳優とフィリップ・リオレ監督が他のセレブリティたちと混じって、正式の滞在許可証を求めてパリ6区にある建物を占拠している外国人労働者たちにガレット・デ・ロワを配りました。これらの外国人労働者たちは給与明細書もあり税金も払っているのに滞在許可書が下りないという矛盾した状況にあります。6000人に及ぶ彼らの抗議活動は2009年10月中旬にスタートおり、11の労働団体から支持を得ています。
ラデュレのガレット・デ・ロワは王冠も豪華…フェーヴはクリスチャン・ラクロワのデザイン!