2009年のセザール賞で7冠を獲得し、日本でも今年の8月に公開される『セラフィーヌの庭』のマルタン・プロボスト監督が、長編4作目にあたる新作”Où va la nuit”で新たにヨーランド・モローを起用したことが明らかになりました。
アイルランドの作家キース・リッジウェイの小説”The Long Falling”(フランス語タイトルは”Mauvaise Pente”)は、アル中の夫を持つ女性ローズの物語。暴力に耐えかねた彼女は夫を車でひき殺してしまいます。事故に見せかけた彼女は、精神的な支えを求めてホモセクシャルである息子トマの住むブリュッセルの向かいますが、母親の行為を信じられない息子から逆に罵りを受けてしまうという物語です。
共演には『我が至上の愛 アストレとセラドン』やフランス映画祭で上映された『バス・パラディアム』のアルチュール・デュポン、『夏時間の庭』エディット・スコブ、やはり今秋公開される『クリスマス・ストーリー』ローラン・カペリュートなど。撮影を担当するのはクレール・ドゥニ監督の作品で知られるアニエス・ゴダール、来週から44日に渡ってノール・パ・ド・カレ地方やブリュッセルで行われます。