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FIF @ ラ・ロッシュ・スール・ヨン

週末にかけて大西洋側のヴァンデ地方の街ラ・ロッシュ・スール・ヨンで開催されている国際映画祭FIFに行ってきました。
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今年で8回目を迎えるこの映画祭、実は今まで知りませんでした。昨年は休止した後、名前を変えて再スタートをしたのですが、そのラインナップがとても豪華!新人監督の作品を対象としたコンペティションの審査委員団は団長にモンテ・ヘルマン監督(!)、ロランス・フェレイラ=バルボッサ監督、女優のナタリー・リシャール、批評家のアンドレ・S・ラバルトらで構成。その他にもマチュー・アマルリック特集、アベル・フェラーラ監督のフランスでの未公開作品特集、キャスリーン・ビグロー回顧上映(残念ながら監督は来場されませんでしたが…)、ニュースサイトMEDIAPARTによる特別セレクションなど、国際色豊かで盛りだくさんな内容。平行上映される作品からもニコラ・フィリベール、アラン・ギロディ、ジャック・ロディエなど多くのゲストが来場しました。

日曜日の街には映画祭の会場以外には全く人影のない小さな街。こんなに豪華な理由は今年からセレクションを担当している元カイエ・ドゥ・シネマの編集長エマニュエル・ビュルドーの人脈によるもの。夜に開催されたパーティでは、監督や俳優、地元の若者たちが入り交じって、リラックスしたムード。ゲスト同士も新しい出会いを楽しんでいる様子。近郊の三ツ星レストランで食事もした、とのこと。

今年はスケジュールの都合とストライキにあったために、1日と2時間しか楽しめませんでしたが、既に来年のプログラムが楽しみになってきました。
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モンテ・ヘルマン監督によるティーチ・イン。監督の横にいるのは新作“Road To Nowhere”の主演女優シャニン・ソサモン。
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マチュー・アマルリック監督と『パリ20区、僕たちのクラス』に出演していたフランソワ・ベゴドーの対談。フランソワ・ベゴドー氏は教師を辞め、現在は執筆や映画製作など様々な分野で活躍中。ヴァンデ地方の出身で、映画祭とは2006年から関わっているそうです。
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迫力満点のアベル・フェラーラ監督とエマニュエル・ビュルドー。最新作であるドキュメンタリー"Mulberry St."の上映の後の質疑応答で。準備段階の2作の新作フィクションの話も!この映画祭で出資してくれるプロデューサーに出会えたそうで、ご満悦でした。
by berceau-du-cinema | 2010-10-18 20:32 | CINEMA/FESTIVAL | Comments(0)
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