現在、フランス各地で新作"Journal de France"を撮影しているレイモン・ドゥパルドン監督ですが、その撮影機材を積んだ車が今週月曜日夜から火曜日の朝にかけて、南仏のエロー県ロデーヴで盗難に遭ってしまい、撮影が中断しています。
盗まれた機材の中には撮影に重要な数種類のレンズが含まれていますが、一般の人たちには価値のないもので、番号がついていることから、売る事もできないそうです。氷点下の日も多い撮影は7週目に入ったところでした。監督側は「レンズだけでも返してくれれば、警察への届け出も取り下げる」とメディアを通して訴えています。早くレンズが戻り、撮影が再開できるとよいのですが…
この作品のテーマはフランス各地の郡庁所在地。レイモン・ドゥパルドン監督は既に5年に渡って同じテーマの写真を撮り続け、現在、パリの国立図書館BnFでは、その写真展"
La France de Raymond Depardon"が1月9日まで開催されている他、パリ市内にある2つの
マグナム・ギャラリーでも他のテーマの作品の展覧会が開かれています。