演技派として知られる女優のシルヴィー・テスチュ。既に文壇デビューも果たし、そちらでも評価を得ている彼女が、監督業にも挑戦することが明らかになりました。
ジャーナリスト出身の女性作家フレデリック・デゲルトの"La Vie d'une autre"を原作とするこの作品は、マリーという名の一人の女性の二つのピリオドを描いています。まず25才の時、彼女はあるパーティの夜に一目惚れを体験。そして翌朝、物語は12年後に。その夜に知り合った男性ペドロと結婚した彼女は複数の子供たちを授かりますが、記憶に障害が発生してしまいます。しかしマリーはそのことを誰にも打ち明けずに、他人の人生のような自分の人生を続けて行く物語です。
シルヴィー・テスチュがこの物語の主役に選んだのはジュリエット・ビノシュ!そしてマチュー・カソヴィッツも出演します。彼女は今年公開予定のカソヴィッツの新作”L’Odre et la morale”に出演しているので、お互いに認め合っているわけですね。撮影は4月にスタート、パリ、ブルターニュ地方、リュクサンブルグで撮影が行われます。