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ベルリン映画祭2011:フランス映画

2月10日から開催される第61回ベルリン映画祭に出品されるフランス映画の紹介です。

*公式コンペティション

”Les contes de la nuit(直訳:夜の寓話)” ミシェル・オスロ監督
この作品は昨年10月に放送された”Dragons et princesses”の10話の劇場用別バージョンのようで、3Dアニメになっています。TV版では1話ごとに監督らしき老人が廃墟となった映画館で二人の子供に物語を語るスタイルを取っています。スタイルは影絵だったので、日本でも放送された旧作『プリンス&プリンセス』と同じ系統ですね。
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*ガラ上映

"Late Bloomer" ジュリー・ガブラス監督
出演:イザベラ・ロッセリーニ、ウィリアム・ハート
『みんなフィデルのせい』の監督の新作は今年の審査委員長を勤めるイザベル・ロッセリーニが主演のラブコメ。別れと復縁を繰り返す60代のカップルの悲喜こもごもを描いています。フランス製作ですが、残念ながら英語劇フランス公開は5月です。

*招待上映

”Les Femmes du 6ème étage(直訳:6階の女たち)” フィリップ・ル・ゲイ監督
出演:ファブリス・ルキーニ、サンドリーヌ・キベルラン、カルメン・マウラ
1960年代のパリ。40代の真面目な男性が同じ建物の6階に住む陽気なスペイン女性たちによって変化をしていくコメディ。フランス公開は2月16日。
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*パノラマ部門

"Tomboy" セリーヌ・シアマ監督
出演:ゾエ・エラン、マロン・ルヴァナ、ジャンヌ・ディソン、マチュー・ドゥミ、ソフィー・カターニ
『水の中のつぼみ』の監督の長編第2作目。男の子のように元気な10才のローラは、引っ越して来た街の新しい友人たちに自分が男の子ミカエルだと思わせてしまいます。その中の一人、リザはミカエルを好きになってしまい…フランス公開は4月20日。
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"Dernier étage gauche gauche(直訳:最上階の左、左)" アンジェロ・シアンチ監督
出演:イポリット・ジラルド、モハメット・フェラグ、エイメン.サイディ
普通の執達史がひょんなことから仕事で回っていた郊外の低所得者住宅に住む親子に拉致されてしまうコメディ。フランスでは昨年11月に既に公開済みです。
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*フォーラム部門

”E-Love” アンヌ・ヴィラセック監督
出演:アンヌ・コシニー、アントワーヌ・シャピー、カルロ・ブラント、キャロル・フランク
インターネットでパートナーを探す女性の物語。元々、TV用に作られた作品のようですが、とても魅力的なキャスティング!是非、フランスでも劇場公開して欲しいですね。

"Les Mains libres(直訳:自由)" ブリジット・シー監督
出演:ロニ・エルカベッツ、カルロ・ブラント、ノエミ・ルヴォウスキー
刑務所で映画を作るワークショップを行っている女性監督が、受刑者の一人と恋に落ちてしまう物語。監督はフィリップ・ガレルの元パートナー、ルイ・ガレルの母親の女優で、これが初長編作品になります。フランスでは昨年6月に公開。
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by berceau-du-cinema | 2011-01-24 20:37 | CINEMA/FESTIVAL | Comments(0)
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