故ジャック・ドゥミ監督とアニエス・ヴァルダ監督の息子で俳優のマチュー・ドゥミが、監督業に挑戦!その作品”Americano”の撮影が先週終了しました。
子供時代と喪の仕事をテーマにしたロード・ムービーである今作は、幼少期をロス・アンジェルスで過ごし、その後、パリで成長した青年マルタンチの物語。カルフォルニアに残った母の訃報を知りロスに戻ったものの、母親の死を受け入れることができず、母の近親者だったメキシコ人のダンサーの女性を追って、母親の過去を再訪する物語です。『アニエスの浜辺』にも出て来るノワールムティエ島でも、もちろん撮影されました。
出演はマチュー自身が主人公を演じる他、サルマ・ハエック、キアラ・マストロヤンニ、そして父親の友人だったジャン=ピエール・モッキー監督ととても豪華。当初はジェーン・バーキンの名前も上がっていたようですが、ジェラルディーヌ・チャップリンに変わってしまったようです。『カンフー・マスター』以来の共演、見たかったかも…
facebookにアップされていた場面写真。キアラの眠る姿。きれいですね。
撮影中の一コマ、モッキー監督とマチューです。