この夏、ディアーヌ・キュリス監督の12本目にあたる長編劇場作品"Pour une femme"の撮影が行なわれていました。
『サガン - 悲しみよ こんにちは - 』以来、5年ぶりの新作となる今作は30代の女性作家アンヌが主人公。母親が亡くなった後、手紙や写真を見つけた彼女は1947年にリヨンの街に住んでいた両親の関係について調べ始め、次の小説のテーマにしようと決意します。調査が進むにつれ、彼女は謎の叔父ジャンの存在を知りますが、家族の誰に聞いても、彼の話をしようとはしません。しかし父親が病に倒れ、隠された秘密が父と娘の運命を結び合わせることに…という物語で、80年代まで話は続きます。
出演は『サガン…』に引き続きシルヴィー・テスチュ、父親役にブノワ・マジメル、テリー・ギリアムの新作に出演が決まったメラニー・ティエリー、ニコラ・ドゥヴォシェル、ドゥニ・ポダリデス、クロチルド・エスムと、かなり豪華。7月16日にスタートした撮影はリヨン近辺とアイン県で行なわれ、9月中旬に終了。その撮影風景の写真がネットで見れます(
1&
2)。製作費は800万ユーロ、フランスでの公開時期はまだ明らかにされていません。