人気ブログランキング | 話題のタグを見る

カンヌ映画祭の裏舞台が描かれた作品が製作に!

毎年5月中旬に開催されるカンヌ映画祭は世界最高峰を誇り、多くの監督や俳優たちがここで作品が上映されることを夢見ます。そのカンヌ映画祭の裏側を描いた"Cannes" が製作準備に入っています。

物語は自作の上映のために女優である妻とカンヌ映画祭に来たある映画監督が、スポットライトの下で危機状態にある妻と完璧な夫婦を演じなければいけないプレッシャーを描いたもの。

出演者には監督役にエイドリアン・ブロディ、妻役はフランスの女優メイウェンが演じる他、イランの女優ゴルシフテ・ファラハニ(『彼女が消えた浜辺』『チキンとプラム』)、アナ・ジラルド(『消えたシモン・ヴェルネール』)、ピエール・ニネが実際の本人に近い役で出演します。
監督を勤めるのはは2011年のフランス映画祭で上映された『バス・パラディアム』のクリストファー・トンプソン監督。今まで母親の映画監督ダニエル・トンプソンの作品『シェフと素顔を、おいしい時間』『モンテーニュ通りのカフェ』などの共同脚本家を務めてきましたが、今作では逆に母親が参加。ちなみに監督の奥様は女優のジェラルディーヌ・ペラス。この夫婦は実生活では上手く行っているはずですが…
カンヌ映画祭の裏舞台が描かれた作品が製作に!_b0163829_917179.jpg

監督は「これは愛と残酷さについての物語。カンヌは理想的な舞台背景。うきうきしたり落ち込んだりと様々な感情に影響を及ぼすからね。映画の巨匠のように崇められた翌日に、批評家にこきおろされるんだから」と語っています。

製作費は1000万ユーロ、撮影はもちろんカンヌで4月にスタート。映画祭の前、最中、後に行なわれるそうです。

*この作品は撮影スタート2週間前の4月頭に資金問題から製作が頓挫したことが発表されました。クリストファー・トンプソン監督は「撮影まで2週間、美術、衣装、俳優も準備が出来ていた。全てのスタッフにとっての悲しみと動揺。彼ら全員にお礼を」と語っています。
by berceau-du-cinema | 2013-02-20 09:16 | CINEMA/PROJET | Comments(0)
<< 第38回セザール賞 発表! マリオン・コティヤールが小間使... >>