『パリ、18区、夜』『美しき仕事』『ガーゴイル』『ホワイト・マテリアル』など、女性監督として独特の視点で描いた作品をクレール・ドニ監督が、SFに挑戦することが明らかになりました。
”High Life”というタイトルがついている今作は、太陽系外の銀河を航海する宇宙船の搭乗員たちが現在の地球の風景と変らない惑星に辿り着く物語で、原案はドニ監督と長年のコラボレーションで知られるジャン=ポル・フォルゴー。これをジャマイカ系イギリス人の女性作家ゼイディー・スミスと彼女のパートナーで詩人のニック・レアードはが脚本化しています。
クレール・ドニ監督にとって初の英語劇となり、キャストもロバート・パティンソン(『トワイライト』シリーズ、『コズモポリス』)、ミア・ゴス(『ニンフォマニアック』)、そしてパトリシア・アークエットの名前は入っています。
音楽はこれがドニ監督とは7本目の楽曲提供となるティンダースティックスが担当。そしてフランスの宇宙物理学者オーレリアン・バローが協力することが明らかになっています。またドニ監督はルイ・ヴィトン財団美術館で開催された展覧会“Contact” で
短編作品を監督した、デンマーク出身の現代美術家オラファー・エリアソンも参加する事が話題になっています。
今作はフランス、イギリス、ドイツの共同製作。撮影は2016年初頭にドイツのケルンでスタート、完成は2017年になる模様です。