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アンヌ・ヴィアゼムスキーの自伝小説“Un an après(1年後)”が映画化

1967年からジャン=リュック・ゴダール監督の公私に渡るパートナーで、『中国女』『ウィークエンド』そしてジガ・ベルトフ集団の作品に出演していたアンヌ・ヴィアゼムスキーが、そのゴダールとの生活を綴った自伝小説“Un an après(1年後)”が映画化されます。


ロベール・ブレッソン監督の『バルタザール どこへ行く』の撮影現場を訪ねたゴダール監督と彼女の出会いは、やはり小説『少女』の中で触れられていますが、その1年後、『中国女』の撮影直後に二人は結婚。しかしフランスに吹き荒れる五月革命の闘争にゴダールが参加し、カンヌ映画祭を中止させる行動を起こす中、二人の関係に変化が起きて行き、やがて愛情が冷めるまでを描いています。小説はヴィアゼムスキーの視点から見た形で書かれていますが、映画化に際してコメディタッチに。特にゴダールの姿は若くて美しい妻に異常な嫉妬を燃やす男性に。映画のタイトルはLe Redoutable(耐えられないこと)に変更されています。

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メガホンを握るのは『アーティスト』のミシェル・アザナヴィシウス監督。ゴダール役をルイ・ガレル、ヴィアゼムスキー役を『ニンフォマニアック』のステイシー・マーティン、二人の友人でファッションデザイナーから映画監督に転身し、この4月に亡くなったミシェル・ロジエをベレニス・ベジョが演じています。


2016年の夏から秋にかけて行われた撮影は『OSS 117』シリーズからアザナヴィシウス作品に関わっているクロード・シフマンが担当しています。


by berceau-du-cinema | 2017-04-13 15:51 | CINEMA/PROJET | Comments(0)
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