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注目のスペイン出身の監督が故郷に戻って新作を撮影

スペインのガリシア州出身の両親の元にパリで生まれたオリヴァー・ラックス監督は、スペインで映画を学んだ後にモロッコのタンジェに移住し、子供向けの映画アトリエを開きます。その活動を撮影したドキュメンタリー”Vous êtes tous des capitaines(君たち全員がキャプテンだ)”は2010年のカンヌ映画祭監督映画祭に出品され、FIPRESCI賞を受賞。2016年のフィクション”Mimosas, la voie de l’Atlas(ミモザ、アトラスの道)”は同映画祭批評家週間部門でグランプリを獲得しています。


彼が故郷のガリシア州で撮影した新作”Viendra le feu(火がやってくるだろう)”は、放火の罪で刑務所に入っていたアマドールの物語。出所後、ガリシア州の山奥に住む年老いた母の家に戻った彼は、自然のリズムに合わせたゆっくりとした時間を過ごしますが、ある日、この地方に大火事が起こってしまい…


フランス、スペイン、そしてリュクサンブールの合作となる今作は、2017年夏に同州の複数の村で撮影されました。ラックス監督が教鞭を取るボンペウ・ファブラ大学のドキュメンタリー製作の修士課程を取っている生徒たちが製作に参加、また主役は全2作にも出演していたShakib Ben Omarで、後はノンプロの俳優で占められています。


(不謹慎にも)美しいポスター、映像が楽しみな作品です。

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by berceau-du-cinema | 2019-04-17 07:23 | CINEMA/PROJET | Comments(0)
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