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タリバーン占領下のカブールの街を舞台にした悲劇のアニメーション

カンヌ映画祭ある視点部門に、2人の女性監督によるアニメーション作品”Les Hirondelles de Kaboulが選出されました。

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原作はアルジェリア出身の作家ヤスミナ・カドラの小説で日本でも『カブールの燕たち』の名で翻訳出版されています。物語の舞台は1998年。タリバーンに占拠され、荒廃したカブールに住む2組のカップルの物語です。


Mussaratは病を患っているが、刑務所に勤めるAtiqは命の恩人である彼女を見捨てて離縁することができないでいる。若いMohsenとZunairaの2人は深く愛し合っているが、ある日、Mohsenは女性受刑者の投石の刑に参加し、その行為に喜びを感じたことに罪悪感からZunairaに告白する。ショックを受けたZunairaと仲直りをするために散歩に出かけたMohsenは、検閲に遭い、説教を受けるために召喚される。灼熱の中、待ち続けたZunairaは、家に帰る途中でMohsenを突き飛ばし、自殺させてしまう。ZunairaはAtiqの勤務する刑務所に収監されるが、AtiqはZunairaに恋をしてしまう。それに気づいたMussaratじは、余命の短い自分がZunairaと入れ替わって刑を受けることを提案するが…

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女優のザブー・ブライトマンとアニメーター出身のエレア・ゴベ・メヴェレックが共同監督。ザブー・ブライトマンは既に『記憶の森』(2001年)や『ノーと私』(2010年)などの監督作品がありますが、アニメーションはこれが初めてです。声の出演にはシモン・アブカリアン、ヒアム・アッバス、スワン・アルノー、ジタ・アンロといい俳優が揃っています。


by berceau-du-cinema | 2019-04-23 06:46 | CINEMA/PROJET | Comments(0)
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