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ルシール・アザリロヴィック監督の新作”Earwig”は50代の男性と12歳の少女の奇妙な物語

『エコール』(2004)や『エヴォリューション』(2015) など、少年少女たちを独特の世界の中で描くことで知られるルシール・アザリロヴィック監督の新作は、イギリスの作家ブライアン・カートリングの小説”Earwig”の映画化になります。

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1930年代、ヨーロッパのどこかの国。孤独で寡黙な 50歳のアルベールは12歳の少女ミアの世話をする仕事をしている。彼の日課はミアの氷の入れ歯を毎日数回変えることだ。彼らの住む大きなアパルトマンの鎧戸は常に閉められ、ミアは決して外に出ることがなく、完璧なリズムで毎日が進んでいた。1週間に一度だけ男性の声で電話がかかってきて、アルベールにミアの状態を尋ねてきた。しかしある日、ミアを電車でパリに連れて行くという命令が来たことで、このハーモニーが崩されることになる。旅が近づくにつれ、アルベールの過去が彼を悩ませ始める。

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キャストはイギリス人を中心に構成されており、アルベール役は当初『ハッピー・ゴー・ラッキー』『おみおくりの作法』のエディ・マーサンが演じる予定でしたが、『レディ・マクベス』のポール・ヒルトンに変更。その他、『博士と狂人』のナタリー・ドーマーや『エンジェル』のロモーラ・ガライらが出演しています。


英語劇となる今作の撮影は今年の11月にブリュッセルで4週間にわたって行われました。フランスの公開は来年6月を目指しています。

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by berceau-du-cinema | 2020-12-09 02:48 | CINEMA/PROJET | Comments(0)
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