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カテゴリ:TV( 6 )

クオリティの高さと魅力的なキャストで話題のTVドラマ"Les Revenants"

2004年に劇場公開された"Les Revenants(英語タイトル"They Come Back")"(ロバン・カンピロ監督)。
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日本語で「幽霊」「久しぶりに帰って来た人」という意味のこの作品は、愛する人たちの死を悲しむ人達の元に死んだ人たちが蘇る心理ドラマで、ヴェネチア映画祭オリゾッティ部門など多くの映画祭でも上映された作品ですが、そのリメイク版となるTVドラマが11月26日から放送、大きな話題となっています。

物語はスイスの国境に近い山間部の小さな街。学校のバスの交通事故にあった娘、結婚式の当日に志望した花婿、数十年以上前に死んだ妻、恐ろしい殺人事件の犯人たちが蘇り、それぞれの家族の元に戻ってきます。それと同時に湖の水位が下がり、下水道に異常が生じる…という物語。
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出演者はクロティルド・エスム、セリーヌ・サレット、アンヌ・コシニー、アナ・ジラルド、サミール・ゲスミ、コメディ・フランセーズ団員のグレゴリー・ガドボワ、映画版にも出演していたフレデリック・ピエロなど、とても魅力的な俳優達が集まっています。
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今回のリメイクはファブリス・ゴベール監督(『消えたシモーヌ・ヴェルネール』)の発案。映画版も製作したHaut et court(カンヌ映画祭でパルム・ドールを受賞した『パリ20区、僕たちのクラス』など)のTVドラマ部門と有料TVチャンネルのカナル+が製作、放映をします。8話の構成になっており、前半4回はゴベール監督、後半4回はフレデリック・メルムー監督(『共犯者』)が担当、脚本には作家で映画監督としてもデビューしているエマニュエル・キャレールが参加、音楽はスコトッランド出身のモグワイが書き下ろしています。
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第1話と第2話をスクリーン上映で見る機会があったのですが、アメリカ映画やTVドラマの映像の美しさとフランスらしい登場人物の心理状態の繊細な掘り下げ方、1話ごとに一人の「幽霊」に焦点をあげながらも、他の「幽霊」たちの謎を同時に掘り下げて行く構成の面白さなど、作品の完成度の高さにフランスでは放映前から大きな注目を集めており、リベラシオン、ル・モンド、カイエ・ドゥ・シネマ、プルミエール、レザンロッキュプティブル、テレラマ、テレシネオブ、エル、グラムールなど、様々なタイプの多くのメディアで取り上げられています。
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是非、日本でも放映(劇場公開も!)して欲しい作品です。公式サイトはこちらから。
by berceau-du-cinema | 2012-11-24 09:28 | TV | Comments(0)

ソフィー・マルソーがイングマール・ベルイマン監督の一人芝居に挑戦

昨年、イングマール・ベルイマン監督が脚本を執筆した一人芝居”Une histoire d'âme”でソフィー・マルソーが18年ぶりに舞台に復帰したことで話題になりましたが、その舞台がテレビドラマとして製作されることになりました。
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1972年に執筆された”Une histoire d'âme”の脚本は、夫の浮気に苦しむ43歳の女性ヴィクトリアの独白によって物語が進行します。主役に抜擢された女優の降板でベルイマン監督による映画化は実現しませんでしたが、アンドレイ・タルコフスキー監督の『サクリフィス』に声の出演をしているジェーン・フリードマンによってラジオドラマが製作、放送されている他、様々な国で舞台などで演じられています。フランスではカイエ・デュ・シネマ誌がテキストをフランス語に翻訳、出版をしています。
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この作品を製作する仏独のテレビ局アルテは、舞台をドラマ化するシリーズを予定しており、その中の1本となります。”Une histoire d'âme”の放送日は現在の時点で未定です。
by berceau-du-cinema | 2012-09-18 08:17 | TV | Comments(0)

リュック・ベッソン、マレーネ・ディートリッヒの伝記作品にも!

リュック・ベッソンの製作会社ヨーロッパ・コープがアメリカのHBC、イギリスのBBCが共同製作するマレーネ・ディートリッヒの伝記ドラマに参与することが明らかになりました。ディートリッヒの娘マリア・リバが執筆した伝記をベースにした今作の主演はグウィネス・パルトロウ。物語はディートリッヒがデビューしたドイツ時代からハリウッドでの成功、戦後の赤狩りの時代までを描くそうです。彼女の恋人の一人であったジャン・ギャバン役はフランスの「とても有名な」俳優が選ばれているそうですが、まだその名前は明らかにされていません。早く知りたい!ですが、ちょっと怖い気も…ドラマは90分X2話構成になり、撮影は数週間後にスタートする模様です。

6年以上前の2004年6月に、ドリームワークスが製作、パルトロウ主演で企画が進行していました。どういった経緯で今日に至ったのかは不明ですが、劇場版は作られないのでしょうか?

私も大好きなディートリッヒの写真を…
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by berceau-du-cinema | 2010-12-29 10:51 | TV | Comments(0)

オリヴィエ・マーシャル監督がハードボイルド小説の権利を取得

昨年秋に放送されたテレビドラマ”Braquo”が大成功を収めたオリヴィエ・マーシャル監督が、オーギュスト・ル・ブルトンの小説”Les Pégriots”の権利を取得しました。1999年に亡くなったオーギュスト・ル・ブルトンは『シシリアン』などの多くの作品が既に映画化、自らが脚色を担当しています。ハードボイルドな作品を作り続けるマーシャル監督がル・ブルトン作品にチャレンジすることは長年の夢だったのでしょうか?原作本の画像を二つネットで見つけましたが…正反対なイメージの表紙です。
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1973年に発表されたこの小説は戦前のパリに実際に存在したギャングスターの物語。この作品は映画ではなく52分が10〜12話のテレビドラマになる模様で、ブエノスアイレス、スペイン、カナダ、ロンドンと世界各地を飛び回るスケールの大きいシリーズになりそうです。”Braquo”ではジャン=ユーグ・アングラードやニコラ・デュヴォシェルが出演していましたが、この作品では誰が主人公を演じるのかとても楽しみです。

さてオリヴィエ・マーシャル監督の映画作品ですが、アラン・ドロンに出演をオファーした”Le Gang des Lyonnais”は、現在もまだ脚本執筆の段階だそうです。こちらも早く見たいですね。
by berceau-du-cinema | 2010-02-09 08:02 | TV | Comments(0)

ボリス・ヴィアンの人生がTVドラマに

戦後のパリで作家、ミュージシャン、ジャズの批評家、歌手として活躍したボリス・ヴィアンの人生がTVドラマ化されることになりました。
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タイトルは”V comme Vian”。物語は『墓に唾をかけろ』を発表し、スキャンダルを巻き起こした1946年から突然の心臓発作によって亡くなった1959年までを描く模様です。主演は『ポーラX』、『ハリー、見知らぬ友人』そして『変態村』などに出演しているローラン・リュカ。このキャスティングはなかなか似ている」と好評のようです。そしてヴィアンとの間に二人の子供をもうけた妻ミシェルを演じるのは先日、東京国際映画祭で主演女優賞を獲得したジュリー・ガイエ。ヴィアンはサルトルに妻を寝取られてしまったそうなので、その辺りも描かれるのか、そしてサルトルとボーヴォワールを誰が演じるのかも気になります。ちなみにこのカップルの伝記も2006年に既にTVドラマ化されており、その際にはロラン・ドイチュとアンナ・ムグナリスが演じていました。
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監督はフィリップ・グエ、撮影は11月16日にスタートし、12月17日まで行われます。オンエアが待ち遠しいですね。
by berceau-du-cinema | 2009-11-10 19:31 | TV | Comments(0)

サルコジ大統領の妻はモニカ・ベルッチ?

現在、フランスではサルコジ大統領とカルラ・ブルーニの物語のTVドラマの準備が進められていますが、カルラ・ブルーニ役のオファーを受けたモニカ・ベルッチが断った、というニュースが流れました。このオファーはイタリア女性でモデル出身、二人とも力(?)を持った男性と結婚しているという共通点があるから?と言われていますが、ちょっと違うような…このニュースを流した週刊誌LE POINTには、モニカは即座にノーの返事を出した、と書かれています。

このテレビドラマは、前夫人のセシリアさんとの関係を描いたミカエル・ダルモン&イヴ・ドレ著の"Ruptures(直訳:断絶)"とヴァレリー・ベナイム&イヴ・アゼルア著の"Carla et Nicolas, la véritable histoire(直訳:カルラとニコラ、真の物語)"をベースにしており、製作会社はリアリティ番組を専門とするEndemol。放送されるチャンネルが見つかったかどうかも明らかにされていません。

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サルコジ大統領は、就任後の2007年秋、ヌイイー市長時代に起きた幼稚園の立てこもり事件を描いたドラマ”H.B.Humain Bomb(直訳:H.B.人間爆弾)”で描かれたことがあり、その時は『オリヴィエ、オリヴィエ』などに出演しているフレデリック・キランが演じていました。

しかしエリゼ宮はこのドラマ化を容認しているのでしょうか?
by berceau-du-cinema | 2009-03-06 01:39 | TV | Comments(0)