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カテゴリ:DANCE( 3 )

CRAZY HORSE!

まもなくフランスで公開されるフレデリック・ワイズマン監督の新作「クレイジー・ホース」。日本でも東京国際映画祭で上映、劇場公開も決定したようですね。作品を見たら絶対本物のショーを見たくなるだろうな…と思っていたら、先にそのチャンスに恵まれました!
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現在上演されているのは、2009年秋に製作されたプログラム"Desir"。フランス革命200周年記念やアルベールヴィル・オリンピックを担当したフィリップ・ドゥクフレが振り付けを担当。しかも最後の曲はフィリップ・カトリーヌの手によるものです。そして靴はクリスチャン・ルブタン、衣装にはフィフィ・シャシュニルも参加。いわゆるラインダンス的なものは最初だけで、本当に独創的で神秘的な世界が繰り広げられ、そのクオリティーの高さと美しさに本当に驚き、興奮させられます!余興(?)の方も私が見た晩はタップダンスではなく二人組のジャグラーでしたが、彼らの技も見事!今までにもディータ・ヴォン・ティースやアリエル・ドンバールを迎えてきたクレイジー・ホースは、数あるキャバレーの中でも別格な印象があったのですが、実際に見てみて納得!この舞台に立つ事が、どれだけステイタスがあるのかが伺えます。
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今年で60周年を迎えたクレージーホース。度は行ってみたいと思っているなら、これが絶好のチャンス。もちろんワイズマン作品とセットでどうぞ!
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by berceau-du-cinema | 2011-09-27 08:14 | DANCE | Comments(0)

ピナ・バウシュの遺作 "…como el musguito en la piedra, ay si, si, si…"

2年前にこの世を去ったピナ・バウシュの最後のクリエーションとなった"…como el musguito en la piedra, ay si, si, si…(石の上の苔のように)"が、現在パリで上演されています。
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恥ずかしながら全く知らなかったのですが、ピナ・バウシュはヴッパタール舞踊団のメンバーと一つの国に長期滞在し、新しいクリエーションを創作していたそうです。今回のモチーフとなったのはチリ。”Nostalgia for the rights”(山形国際ドキュメンタリー映画祭での上映タイトルは「光、ノスタルジア」)の舞台にもなったアタカマ砂漠をイメージさせるひび割れた舞台の上を、ビクトル・ハラやビオレータ・パラらの音楽に乗ってダンサーたちが踊り続けます。しかしこのクリエーションにはチリの歴史を傷む悲壮感だけではなく、生へのダイナミックな活力はもちろんのこと、状況を笑いに変えたコミカルな描写が多く、それが晩年のピナ・バウシュの姿勢と繋がって見えて、少し感傷的に。また後半の音楽の選曲の広がりもからも、世界に開かれた彼女の感受性の豊かさを感じます。
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ダンスにすごく詳しい訳ではないのですが、ピナ・バウシュのダンスを見ていると、ダンサーたちの踊りたい欲求というものが体中から発散されているのを感じます。今回のダンスは若手を中心に構成されていますが、これもチリの悲しい歴史をオーバーラップするような…2000年から同劇団で活躍している日本人ダンサーの瀬山亜津咲さんの表現力は本当に圧倒的。彼らのダンスからピナ・バウシュの精神がきちんと引き継がれているのが感じ取れ、とても心に残る体験でした。
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by berceau-du-cinema | 2011-06-30 23:59 | DANCE | Comments(0)

ピナ・バウシュ&マース・カニンガム in VIDEODANSE

10月21日から11月23日まで、パリのポンピドー・センターで開催されているイベント”VIDEODANSE”。1982年にスタートしたこのダンス映像祭ですが、今年のテーマは”Quand le réel entre dans la danse(現実がダンスの中に入り込む時)”。入場料は無料で、200本の長短編、100人のコレグラファーの作品を鑑賞する事ができます。
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しかし今年最大の目玉は、6月に逝去したピナ・バウシュとその後を追うようにして7月に亡くなったマース・カニンガムという2大コンテンポラリー・ダンスの巨匠の追悼上映でしょう。長年に渡って彼らの舞台の映像は製作されるごとにこのイベントで紹介されてきましたが、今年はそれらをまとめて一挙に上映。ピナ・バウシュは10月31日土曜日15時から6本と11月1日日曜日15時より6本、マース・カニンガムは11月23日土曜日15時から8本と11月24日日曜日15時から12本が連続上映されます。これらの作品の中には本人が監督したものも含まれています。

こちらは10月21日水曜日の行われたオープニング・イベントから。フランスの振付師クリスチャン・リゾーをフューチャー。彼のインタビュー映像と共に、舞台”Mon amour”の稽古風景を映し撮り、今年のロカルノ映画祭で公式上映されたアーノルド・パスキエ監督の”Notre amour”が上映。その後、場所を移して、2005年に発表された”Comme crâne comme culte”が特別上演されました。
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by berceau-du-cinema | 2009-10-28 18:32 | DANCE | Comments(0)