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マリオン・コティヤールの夢は?

ジョニー・デップと共演したマイケル・マン監督の新作”Public Enemies”のプレミアで大忙しのマリオン・コティヤール。『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』の成功以来、ハリウッドでのキャリアも順調な彼女が、6月27日に発売されたフランスのマダム・フィガロ誌のインタビューである二つの夢を語っています。

まずはプロフェッショナルとして。音楽が自分を喜びで満たしてくれるという彼女は歌手としてアルバムを発表したい、と思っているそうです。この夢は次回公開作となるロブ・マーシャル監督の”Nine”で歌を披露した経験が大きく働いているとのこと。そしてプライベートでは「子供が欲しい」と発言。芸能界で妊娠・出産がキャリアの妨げになったのは昔の話。パートナーのギョーム・カネとの仲も順調で、今年のカンヌ映画祭では初の公式ツーショットを披露したばかり。現在彼女は33歳なので、出産を考えるのはごく当たり前のことでは?ただ二人は8月にギョーム・カネの監督第3作目にあたる”Les Petits Mouchoirs”の撮影に入る予定。この作品は大西洋側のフェレ岬に毎年集まる旧友たちを描いた群像劇ですが、共演にはフランソワ・クルゼ、ブノワ・マジメル、ジル・ルルーシュ、ジャン・デュジャルダンと、とても豪華なキャストになっています。また環境問題に関心の深いことで知られるマリオン・コティヤールですが、自分にとってのお手本であり英雄としてアウン・サン・スーチーの名前を挙げています。

さてこちらは”Public Enemies”のマリオン版ポスター。ちょっとヴァネッサ・パラディに似ている?撮影中にはヴァネッサが同じフランス人のマリオンに嫉妬している、という噂も流れてきていましたが、この作品の宣伝のためのインタビューでマリオンは「ジョニー・デップはキスがとても上手だったわ」と更なる挑発発言(?)をしています。
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by berceau-du-cinema | 2009-06-30 20:34 | CINEMA/CELEBRITE | Comments(0)

来秋の芸術シーズン、話題の舞台は?

フランスでは映画と舞台を両立しているの俳優/女優が多いのですが、2010年秋からスタートする新しい芸術シーズンで話題になっているいくつかの舞台を。

まずナタリー・バイが10月15日から25日までパリのモンマルトル地区にあるアトリエ劇場でノルウェーの劇作家Jon Fosseの”Hiver(直訳:冬)”に出演します。ある冬の間に起こる男と女の出会いと別れ、再会を描いた作品で、共演は『13/ザメッティ』などに出演しているパスカル・ボンガール 、演出はジェレミー・リップマンです。ナタリー・バイにとっては2006年以来、3年ぶりの舞台となります。

またイザベル・ユペールが出演するのは『欲望という名の電車』。テネシー・ウィリアムの名作に新たにチャレンジするのは1962年のポーランドの演出家 Krzysztof Warlikowski。翻訳はレバノン出身のWajdi Mouawadは担当氏、共演は『もうギターは聞こえない』『バンカーパレス・ホテル』のヤン・コレットと『カティンの森』のAndrzej Chyraの予定です。上演はオデオン劇場で2010年2月4日から4月3日まで。

また同劇場ではイスラエルのアモス・ギタイ監督が演出、舞台装飾した帝政ローマ期の著述家フラウィウス・ヨセフスの『ユダヤ戦記』の舞台も2010年1月に上演します。

しかし何といっても今シーズンの目玉はオードリィ・トウツの舞台デビューでしょう!2001年にジョン・マルコビッチ演出の舞台に出演する予定があったものの、企画が流れてしまっていました。それからもことあるごとに舞台出演の意欲を見せていた彼女が選んだのは、イプセンの『人形の家』!演出家や共演者の名前はまだ挙っていませんが、マドレーヌ劇場で2010年1月上演が予定されています。特筆すべきは来シーズンはこれ以外にも2つの『人形の家』がパリで上演されること。一つは2009年11~12月と翌年1月にラ・コリンヌ国立劇場、もう一つは2010年3月〜4月にナンテール・アマンディエ劇場です。オードレイはシャネルの伝記映画も3作競作となりましたが、舞台でも同じようにライバルと演技較べをすることになりますね。

最後に2008/2009のシーズンで話題を読んだマルグリット・デュラス原作、パトリス・シェロー演出、ドミニク・ブランの一人舞台”La Douleur(苦悩)”が2009年9月から10月にかけてアトリエ劇場で再演されます。見逃した人は是非この機会に。
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by berceau-du-cinema | 2009-06-29 22:12 | THEATRE | Comments(0)

ウォッカのブランドが豪華な映像キャンペーンを展開!

オードリー・トウツ X ジャン=ピエール・ジュネのシャネル、マリオン・コティアール X オリヴィエ・ダアンのデフィオールとフランスの女優と監督がタッグを組んだ高級ブランドのCMが話題になっていますが、ニュージーランドのウォッカのメーカー42belowが面白いキャンペーンを展開しています。題して”OneDreamRush”。
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このウォッカの名前にある数字42にちなんで、世界のフィルムメーカー42人の夢にちなんだ42秒のスポットを監督してもらおう、というもの。そのメンバーがとても豪華!

フランスからはレオス・カラックスとギャスパー・ノエが参加。その他、デヴィッド・リンチ、マイク・フィギス、アベル・フェラーラ、ラリー・クラーク、ハーモニー・コリン、チャールズ・バーネット、ニキ・カロ、カルロス・レイダガス、アーシア・アルジェント、ロウ・イエ、セルゲイ・ボドロフと蒼々たるメンバーが名前を連ねています。実験映画界からもケネス・アンガーとジョナス・メカス、ミュージシャンのショーン・レノン、デザイナーのマット・パイク、CMディレクターのクリス・ミルク、 画家ジュリアン・ シュナーベルの娘でヴィゴ・モーテンセンの元彼女であるアーティスト、ローラ・シュナーベルも参加しています。そして日本からは2人の俳優、浅野忠信と菊池凛子。彼女はこれが監督デビューとなるのでは。同じ俳優仲間としてはジェームス・フランコの名前もあります。またこの企画はBEIJING INTERNATIONAL FILM FORUMとコラボレートしているので、中国のアーティストの名前も多く見られます。
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公式サイトではまた一部の作品しか見れませんが、今後、完成ごとにどんどんアップされていくはず。また全作が揃った段階でDVDとアートブックも発売予定。アメリカ、オーストラリア、ニュー時ランド、そして中国のミュージアム・ショップやアート専門のブック・ストアで限定販売されるそうです。

42below 公式サイト:www.42below.com
by berceau-du-cinema | 2009-06-26 19:34 | CINEMA/ETC. | Comments(0)

ジェーン・バーキンがロード・ムービーに出演

ジェーン・バーキンがロード・ムービー”Thelma, Louise et Chantal(直訳:セルマ、ルイーズそしてシャンタル)”の撮影に入っています。
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リドリー・スコット監督の『テルマ&ルイーズ』をもじったタイトルのこの作品ですが、内容はコメディなので雰囲気はがらりと違います(もちろんブラピも出てきません…)。50歳を過ぎた女友達3人組がそれぞれとつき合っていた男の結婚式に参加するために南仏に向かう物語で、毎日の生活から離れた旅をしながら、想い出、ノスタルジーを語るにつれて、3人は様々な事に気づき、今後の生き方を答えを垣間みる忘れられない体験をすることになります。女友だちを演じるのはカトリーヌ・ジャコブとカロリーヌ・セリエ、そして3人共通の元彼はティエリー・レルミット。監督はこれが初長編となるブノワ・ペトレ。本人自身も小さな役で出演しているそうです。

またラース・フォン・トリアー監督の問題作”Antichrist”でカンヌ、そしてその直後のフランス公開で大きな注目を浴びた娘のシャルロット・ゲンズブールは、11月に発売予定の3rdアルバム製作の最終段階に入っています。3年前に発売され、世界中で50万枚を売った”5:55”と同じ系譜になるこのニューアルバムは、前作にに参加できなかったBECKがプロデュース。タイトルはまだ決定していないようですが、11曲中、ほとんどが英語で歌われているそう。彼女の公式サイトにこんな写真が。
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ジェーン・バーキンが主役を演じているジャック・リヴェットの新作”36 vues du Pic Saint-Loup(直訳:ピク・サン・ルーから見た36の眺め)”は、フランス公開が9月9日決定しました。この作品もヴェネチア映画祭を狙っているとしたら…シャルロット主演の”Persécution”(パトリス・シェロー監督)と共に出品になる可能性あり!親子で女優賞を争うことになるのでしょうか?
by berceau-du-cinema | 2009-06-25 19:29 | CINEMA/PROJET | Comments(0)

ルイ・ガレルとブリジット・シー

ルイ・ガレルに新作のニュース、アメリカで撮影したミステリー”Electric Mist"が批評家、観客共から高い評価を得たベルトラン・タベルニエ監督のコスチューム劇”La Princesse De Montpensier (『モンパンシエ公爵夫人』)”に出演しています。1662年に発表されたラ・ファイエット夫人の小説の映画化となる本作は、モンパンシエ公爵と結婚することを余儀なくされたメジエール嬢とギーズ公の愛の物語。ルイ・ガレルは『美しい人』に続く2本目のラ・ファイエット夫人原作本の映画出演になりますが、前作が現代を舞台に翻案されているのに比べ、本作は彼にとって初めてのコスチューム劇になります。共演にはメラニー・ティエリー、ギャスパー・ウリエル、そしてやはり『美しい人』に出演していたグレゴワール・ルプランス=ランゲ、脚本はジャン・コスモとフランソワ=オリヴィエ・ルソーと共同執筆されています。5月4日にスタートした撮影はサントル地方とオーヴェルニュ地方で行われ、まもなく終了の予定です。
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ルイ・ガレルは引き続いて7月から父親のフィリップ・ガレルの同胞とも言えるジャック・ドワイヨン監督の新作の撮影に入ります。”Aux Quatre Vents(直訳:四方八方に)”というタイトルのこの作品は舞台演出家と元彼女との微妙な関係を描いた心理劇で、パスカル・グレゴリーとジュリー・ドパルデューと共演。当初、この企画にはルイ・ガレルの年上の彼女ヴァレリア・ブルーニ=テドスキーニが出演するとの情報が上がっていました。うーん、ちょっと残念。

さてルイ・ガレルといえば、作品に続けて出演している父親のフィリップ・ガレル監督がすぐ連想されますが、母親のブリジット・シーも忘れてはなりません。子供の頃に父親の監督した『救いの接吻』で両親と共演していますが、女優としても大先輩であるだけではなく彼の彫刻のような顔が母親の血筋も色濃く受けていることは一目瞭然。その昔、2001年の”Ceci est mon corps”(ロドルフ・マルコーニ監督)の舞台挨拶には、息子の応援にも来ていました。『ベルサイユの子』で短いシーンですが強い印象も残していた彼女が監督デビューします。
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その”Les Mains libres”の舞台は刑務所。新作の脚本準備のために1週間に2度刑務所を訪れて受刑者たちにインタビューをしている女性監督が、受刑者の一人に恋をしてしまうという物語ですが…これってどこかで聞いた事が…そう、女優のベアトリス・ダルが、刑務所の中で撮影された受刑者と共演し、本当に受刑者と恋に落ちて結婚してしまったのです!ブリジット・シーはまず同じ内容の短編を完成させており、それを長編に膨らませています。出演者はイスラエルの女優ロニ・エルカベッツ、スイス出身のカルロ・ブラント。撮影は既に始まっており間もなく終了予定、2010年1月の公開を目標にしています。
by berceau-du-cinema | 2009-06-24 22:57 | CINEMA/PROJET | Comments(0)

3人の巨匠たちのニュース

フランス人ではないのですが、世界的に有名な3人の監督のニュースを。

まずデヴィッド・リンチ監督。前作の『インランド・エンパイア』はフランスが主要製作国、そして2007年にはパリのカルティエ現代美術財団で展覧会を開催するなど、何かとフランスとの縁が深いリンチ監督ですが、パリの百貨店ギャルリー・ラファイエットの秋のウィンドウ・ディスプレイを担当することになりました。11のショーウィンドウを使った”Femmes d'influence(影響力のある女性たち)”というテーマのこのディスプレイは、歴史上に跡を残す3人の女性のワードロープを想像したもので、リンチ監督の選んだ女性はジョセフィン・ベーカー(「非常識な女性」)、オードリー・ヘップバーン(「審美家の女性」)、そしてマドンナ(「「開放的な女性」)!ディスプレイ期間は9月2日から10月3日まで。また同百貨店の2階でもリンチ監督による写真とリトグラフも展示される他、3人の女性たちに関連する40点以上の商品も限定販売される模様です。

次はペドロ・アルモドバル監督。フランスではカンヌ映画祭に出品された"Los abrazos rotos (英語題:Broken Embraces)"が4週間で70万人以上を動員して大ヒット中ですが、ル・モンド紙によるとアルモドバル監督が自身のブログ内でスペインの主要日刊紙El Paisの映画ジャーナリストCarlos Boyeroと文化面の編集責任者Borja Hermosoを批判しました。"Los abrazos rotos"はスペインでの公開時にEl Pais紙に酷評されたのですが、カンヌでの上映時にもCarlos Boyero氏が監督を嘲笑する記事を掲載したことから、アルモドバル監督が「El Pais紙はカンヌ映画祭に派遣するもっといい人材を見つけることができなかったのか?」と反応したのです。ここでアルモドバル監督が批判しているのはCarlos Boyero氏の表現方法。同氏は2007年よりEl Paisに批評を執筆していますが、2008年のヴェネチア映画祭でもアッバス・キアロスタミ監督の作品の上映中に退場し、スペインの配給会社に対してこの映画祭に出品されている作品は買わないように、という記事を書いたことが論争となり、ビクトル・エリセ、ホセ・ルイス・ガリン、アルベルト・セラら監督や映画関係者300人の署名の入った陳情書を提出されています。

最後に2007年7月に他界したイングマール・ベルイマン監督。故人の遺言により同監督が生前に住んでいたバルト海に浮かぶフォーレ島にある家と幾つかの個人財産が競売に出されています。1960年に撮影のためにこの島を訪れて気に入ったベルイマン監督は1967年に自宅を建て、幾つかの作品の中でも撮影に使用。また全てで4つある建物の一つは監督の個人上映室として使われていました。既に家の競売はスタートしており8月20日まで続けられますが、少なくとも400万ユーロ以上の価値があるとのこと。また個人財産は9月28日に競売が開催されますが、ベルイマン監督が映画監督になりたいと思ったきっかけとなる幻灯機や『ペルソナ』に出てくる頭部の置物、1965年にアービング・ペンが撮影した同監督のポートレイト、脚本などを執筆した机などが含まれています。今回の競売に関して、スェーデンの政界、芸術界の著名人たちはベルイマンの遺産を保存するために政府が手だてを打っていないことを批判しています。またベルイマン財団はこの家を美術館にするための基金を集めています。
by berceau-du-cinema | 2009-06-23 21:37 | CINEMA/ETC. | Comments(0)

ロマン・デュリスとヴァネッサ・パラディが共演!

ロマン・デュリスとヴァネッサ・パラディに共演のニュースです!しかもコメディ、タイトルはずばり”Heartbreaker”!

ロマン・デュリス演じるダニエルはプロの”愛情破壊者”。姉と義兄と共にこのビジネスをしているが、原則は不幸な結婚生活を送っており、周囲の人たちがそれを気づかせてあげたいと思っている女性だけを相手にすること。しかしお金が目がくらみ、結婚1週間前の幸せの絶頂期にある娘(パラディ)の婚約者を忌み嫌う父親からの依頼を引き受けてしまう。更にダニエルはこの娘に恋してしまい…というコメディです。

監督のパスカル・ショメイユは『レオン』や『ジャンヌ・ダルク』『フィフス・エレメント』などで長くリュック・ベッソンの元で助監督などを勤めた後、2000年以降は数々の人気テレビドラマの監督を担当。満を期しての劇場長編デビューですね。撮影は6月5日にモロッコでスタート、1週間後にモナコに入り、その後パリで8月5日に終了する予定で、公開は来年春になる模様です。

ジョニー・デップとの子供が生まれて以来、私生活を優先しマイペースで仕事をするヴァネッサ・パラディにとっては2年ぶりの映画出演。またロマン・デュリスも今年の2月に女優のオリヴィエ・ボナミーとの間に男が生まれたばかり。浮気の心配はなさそうですね。

さてそのロマン・デュリスですが、シャルロット・ゲンズブールとジャン=ユーグ・アングラードと共演しているパトリス・シェロー監督の新作”Persécution”が、完成に向けての作業を急ピッチで進めている模様。フランス公開は今年の12月になっていますが、ヴェネチア映画祭出品を狙っているのではないでしょうか?この作品は”Heartbreaker”とは180%趣きの違う心理ドラマ。楽しみです!海外セールス用のポスターはこんな感じです。
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by berceau-du-cinema | 2009-06-22 22:49 | CINEMA/PROJET | Comments(0)

フェット・ド・ラ・ミュージック 2009

今日は夏至、街中に音楽が響き渡るフェット・ド・ラ・ミュージックの日でした。フランスだけではなく世界でも広がっているイベント、今年は日本でも開催されましたね。
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私もプログラムを見てみたのですが、今年は残念ながら「どうしてもここに行きたい!」というようなイベントが見当たらず。目玉の一つ、ピート・ドハーティは直前の不祥事でドタキャンしてしまいました。とりあえず夜に友だちと待ち合わせをすることにして、昼間はウォーミングアップをすることに。

まずケ・ブランリー美術館で開催されている”Le Siècle du Jazz”展。「行かなくちゃ」と思っている間に月日は経ち、28日終了ぎりぎりになってしまいました。展示数は確かになかなかのボリューム。しかしちょっと残念なのがジャズと黒人社会の問題の位置づけがきちんとなされていなかったこと。いきなり黒人がリンチされる写真が説明もなく展示されていて、隣で子供がお母さんに「これ何〜」…。個人的にはモダンジャズとフリージャズのコーナーが時代的にも好みなので気に入りました。そして「このレコード・ジャケットのシリーズ、素敵…」と思ったらアンディ・ウォーホル!恥ずかしながらブルーノートのジャケットを手がけていたとは知りませんでした…ああ、本物のレコードが欲しくなってしまう!最後にちょっと考えたのは「ACID JAZZとNU JAZZは仲間入りできないのね…」。売店で初期ヴァーヴのレコード・ジャケットを数多く手掛けたデヴィッド・ストーン・マーチンのポストカードを手に入れました!(画像はウォーホルのジャケットから…)
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そして夕方に音楽ドキュメンタリー”Soul Power”(ジェフリー・レヴィ・ヒント監督)。この作品は後に「キンシャサの奇跡」と呼ばれるようになる、ザイール(現コンゴ民主共和国)で行われたモハメッド・アリの世界ヘビー級王座獲得戦の際に行われたコンサート”Zaire 74”の模様を追ったもの。数ヶ月前に念願の『モハメド・アリ/ザ・グレーテスト 1964-74』を見たばかり(しかもウィリアム・クラインの舞台挨拶つき!)だったので、それを思い起こしながら鑑賞。前半の準備期間からミュージシャンたちの到着、舞台裏、そしてコンサート本番へと、アリの試合とコンサートという世界的な2大イベントを迎える人たちの高揚が伝わってきました。ジェームス・ブラウンやB.B.キングといった大御所はもちろんですが、南部アフリカのミュージシャンたちの音楽やダンスもすごい!とても貴重な発見をした作品でした。映画サイトALLOCINEによると、3日間12時間に渡ったコンサートの未発表映像はまだまだがいっぱいあり、監督はDVDのボーナスかインターネット上で公開する、もしくは別の編集バージョンを作るかなどのアイデアを練っているそうです。
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それから友だちと合流してマレの街をぶらぶら…ロック、ジャズ、アフリカ系が多いかなあ。年々アマチュアの人が増えている気がします。また今年は日曜日に当たったせいか、昼間の方が盛り上がっていたのかな?夜は人は出ているものの音楽的にはちょっと少なめな感じがしました。
by berceau-du-cinema | 2009-06-22 08:08 | MUSIQUE | Comments(0)

エルジェ美術館 オープン!

フランス語圏を代表する漫画キャラクターといえば、私にとってはタンタン!スピルバーグ監督による実写版の製作もちゃくちゃくと進んでいるこの世界の人気者を生んだ作者のエルジェ(本名:ジョルジュ・レミ)の美術館がベルギーに誕生しました。
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ブリュッセルから電車で1時間弱のところにある町ルーヴァン・ラ・ヌーヴ。美術館はこの町にあるルーヴァン・カトリック大学の敷地内に立っているのですが、その住所は”26, rue du Labrador”。タンタンが『燃える水の国』で住んでいた住所からとっているそうです。フランスの建築家クリスチャン・ド・ポルザンパルクによる2000m2 の美術館は3階にまたがる8つの展示室が設けられています。常設スペースにはエルジェ氏の80枚の原画を見ることができますが、これは定期的に入れ変えられるとのこと。その他、約800点の写真や資料などを見ることができます。その他にもエルジェ氏の作品に登場する様々なオブジェの模型が至るところに。また企画展スペースもありますが、現在はこの建物の建築過程についての展示になっています。

オープンは6月2日だったのですが、その前にちょっとした論争が。5月25日にメディア向けの内覧会があったそうですが、その際に展示物を写真とカメラによる撮影を禁止する通達が美術館から出たため、怒ったジャーナリストたちが取材をせずに帰っていてしまったそうです。しかし既にオープン後の週末までに、ベルギー国内だけではなく、フランス、イギリス、スイス、スペイン、ドイツ、北欧などヨーロッパの国から多くの来館者を集め、またアメリカ人や中国人、日本人の姿を見られたそうです。美術館側は年間で20万人の入場者を見込んでいます。

実は私、タンタンがあの出で立ちでいつも愛犬ミルーといることから、何も疑問を感じずにずーっと小学生高学年か中学生ぐらいの子供だと思っていました。それが覆させられたのが「タンタン同性愛説」。「彼女がいないから」というのがその理由ですが、「子供だから当たり前でしょ」と返したところ、「いや、子供だったらあんなに世界中を飛び回れないでしょ…」と言われ、「でも日本にはコナン(高校生だけど)がいるし…」。そしてちょっと前にイギリスの同性愛のジャーナリストが「タンタン同性愛説」を立証する文章を新聞に寄稿した、と聞きました。それによるとあのファッションも愛犬も「その証拠」だそうです。まあ確かに…でも私はタンタンがゲイでも大好きです!

エルジェ美術館 Musée Hergé
公式サイト:www.museeherge.com
26, rue du Labrador, Louvain-la-Neuve, B-1348, Belgium
電話 : 00 32 10 488 421
料金:一般9,5€、子供(7~14才)5€
開館日:火曜日〜日曜日 10時〜18時 (最終入場17時)
閉館日:月、1/1、5/1、11/1、11/11、12/25
アクセス:ブリュッセル中央駅からベルギー国鉄を利用、
ルーヴァン・ラ・ヌーヴ大学Louvain-la-Neuve Univ駅にて下車。
by berceau-du-cinema | 2009-06-20 19:24 | ART | Comments(0)

ボリス・ヴィアンにオマージュを…

作家、詩人、トランペット奏者など、マルチな才能を発揮したボリス・ヴィアン。6月23日は没後50周年にあたります。6月18日夜にはテレビ局アルテの特別番組が放送されましたが、命日には彼にオマージュを捧げた2枚組のコンピレーション・アルバム”On n'est pas là pour se faire engueuler”が発売、そしてコンサートがSalle Preyelで開催されます。
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このコンピレーション・アルバムには彼の亡くなった年齢と同じ39曲が収録。まず1枚目の”Chansons probables”ではヴィアンの代表作20曲を現代風にアレンジ。そして2枚目の”Chansons improbables”はヴィアンの詩に新たに音楽をつけた曲もしくは朗読で構成されています。ジュリエット・グレコ、セルジュ・レジアニ、モラーヌ、フィリップ・カトリーヌ、オリヴィア・ルイズらの歌手からジャン=ルイ・トランティニャン、ジェーン・バーキン、ランベール・ウィルソン、キャロル・ブーケ、アニエス・ジャウイ、アリエル・ドンバールらの俳優人、そして現大統領夫人のカルラ・ブルーニも参加している豪華なもの。そしてこのアルバムは、参加をする予定だったものの故人となってしまったアンリ・サルバトールとアラン・バッシュンにも捧げられています。

また23日のコンサートにはアニエス・ヴァルダ、ジャン=ルイ・トランティニャン(見たい〜)、トマ・フェルセン、アルチュール・アッシュ、ダニエル・ダルク、バルバラ・カルロッティらが参加します。

最後にヴィアンと映画について…。昔、ヴァーノン・サリヴァンの名前で執筆した『墓に唾をかけろ』を読んだ時、その暴力シーンを自分の頭の中で描いてしまい、想像力の凶暴性、そして言葉の持つ暴力への影響力について考えさせられたことがあります。1959年、この作品は映画化されましたが、ヴィアンは解釈に違いにより批判、この作品の試写中に心臓発作で息を引き取りました。そして1968年、『うたかたの日々』がシャルル・ベルモン監督により映画化されていますが、出版から20年の歳月を経、この時代らしいとてもポップな作品に仕上がっています。しかし私がいつも思うのは、俳優として映画にも関わっていたヴィアン自身がもしメガホンを取っていたら、一体どんな作品を撮っただろう、と…

テレビ局アルテのボリス・ヴィアン特集ページ:http://www.arte.tv/fr/2614678.html
by berceau-du-cinema | 2009-06-19 07:58 | MUSIQUE | Comments(0)