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映画監督を刺激する男優コンビ誕生?!

日本でも公開された『ブルー・レクイエム』に出演していたアルベール・デュポンテルとジャン・デュジャルダンが、ベルトラン・ブリエ監督の新作"Le Bruit des glaçons"で共演することになりました。

『ブルー・レクイエム』はハードボイルドなスリラーでしたが、"Le Bruit des glaçons"は打って変わってブラックなコメディ。ジャン・デュジャルダン演じるアルコール中毒の作家が、自分の災いの元である男(アルベール・デュポンテル)に家に住みつかれてしまう物語です。デュポンテルとデュジャルダンは共に様々まジャンルの作品でも対応できるタイプの俳優。以前にもマフィア映画での共演が噂されていました。これは残念ながら企画自体が流れてしまった模様ですが、このコンビは映画監督を刺激する何かを持っているようですね。『ブルー・レクイエム』の一場面の写真から…
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ベルトラン・ブリエ監督にとっては『ダニエラとう女』以来、5年ぶりの新作に。そして共演者には『ジャック・メスリーヌ』や『愛を弾く女』のミリアム・ボワイエとスペイン出身ながらもアルモドバル作品からフランス映画(『めざめ』)イタリア映画(『題名のない子守唄』)までヨーロッパ中の国で活躍するアンヘラ・モリーナと、なかなか渋い女優陣が入っています。撮影は間もなくスタート、2010年1月までにニーム市周辺で行われます。
by berceau-du-cinema | 2009-11-24 22:23 | CINEMA/PROJET | Comments(0)

伝説のボクサーの人生が映画化

1931年にフライ級チャンピオンになって栄光を手にしたものの、1945にアウシュヴィッツ収容所で亡くなったボクサー、ビクトル・ヤング・ペレスの人生が映画化されることになりました。

映画”Victor Young Perez” の主人公、1911年チュニジア生まれのユダヤ人ビクトル・ヤング・ペレスは、21歳で強敵のアメリカ人ボクサー、フランキー・ジェナロを倒してチュニジアの英雄になり、生活は派手になるばかり。そして女優のミレーユ・バランと出会って恋に落ちます。しかし彼女との交際は決して順調ではなく、ヤング・ペレスはボクシングの試合でも勝ち負けを繰り返すことに。女優として人気の出てきた彼女は俳優のティノ・ロッシの元に去って行きます。忍び寄るナチスの影にも関わらず、パリに残ったヤング・ペレズは1943年に収容所に送られてしまいます。そこでナチスの愉しみのために試合をさせられた後、1945年1月22日に銃殺されてその命を閉じました。

監督はこれが長編4作目となるスティーヴ・スイサ。ヤング・ペレスを演じるのは『サン・ジャックへの道』『食料品屋の息子』のニコラ・カザレ。そして日に『望郷』などに出演したミレーユ・バランはローラ・スメに。スイサ監督はニコラ・カザレにそうとう入れ込んでいるのか、”Victor Young Perez”よりも後に企画が挙ったものの、先に製作が進みフランスで12月に封切られることになった” Mensch”でも主役に。”Victor Young Perez”の撮影は2010年中になる予定ですが、既に2種類の宣伝用のポスターが出来ています。グローブがハート形!
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by berceau-du-cinema | 2009-11-23 22:35 | CINEMA/PROJET | Comments(0)

オスカー、ルイ・ドゥリュック、そしてセザール

年末から翌年2月までは世界中で様々な賞レースがスタートします。

世界的な注目を一番集めるのは、やはりオスカー。フランス映画からの候補はジャック・オディアール監督の”Un prophète”。カンヌ映画祭でグランプリを受賞、8月末にフランス公開された際もスター俳優なしの2時間35分という長尺である職人気質な作品ながらも120万人を動員する大ヒットを記録しただけに、この決定は納得。日本でも公開される予定になってます。
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そして日本で公開中のアニエス・ヴァルダ監督の『アニエスの浜辺』がドキュメンタリー作品の候補になりました。こちらはアメリカ製作がほとんど、そしてマイケル・ムーア監督の『キャピタリズム~マネーは踊る~』、今年の東京国際映画祭で上映されて話題を呼んだ『ザ・コーブ』などの強敵はいますが、頑張って欲しいです!最終選考は共に来年の2月5日、3月7日が授賞式になっています。
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そしてセザール賞と並んで(もしくはそれ以上?)権威のあるルイ・ドゥリュック賞の候補作品も発表になりました。長編作品は以下の作品が選出されています。

"A l'origine" グザヴィエ・ジャノリ監督
"Hadewijch" ブリュノ・デュモン監督 
"Les herbes folles" アラン・レネ監督
"Irène" アラン・カヴァリエ監督
"Je suis heureux que ma mère soit vivante" クロード&ナタン・ミレール監督
"Non ma fille, tu n'iras pas danser" クリストフ・オノレ監督
"Un prophète" ジャック・オディアール監督
"Welcome" フィリップ・リオレ監督

なんとカンヌ映画祭公式コンペ作品が3本、ある視点部門出品作が1本もあります。そして初長編作品賞には…

"Adieu Gary" Nassim Amaouche監督
"Les beaux gosses" Riad Sattouf監督
"Espion(s)" ニコラ・サーダ監督
"Rien de personnel" Mathias Gokalp監督

こちらはカンヌ組が3本(監督週間部門1本、批評家週間部門2本)…(笑)。受賞作品は12月11日に決定します。

そして最後にセザール賞の話題を…2008年に2000万人動員という爆発的な大ヒットをしたダニー・ブーン監督・出演の”Bienvenue chez les Ch'tis”ですが、セザール賞では脚本賞にしかノミネートされなかったことから、ダニー・ブーン自身が主催者側に「セザール最優秀コメディ作品賞」を設けることを正式に要請していました。主催者側はそれを受けて「商業的な成功を収めた作品」に与える賞を新設するかどうかの協議を11月6日に行ったのですが、最終的な決定は「NO」。確かにフランスで大ヒットするフランス映画はコメディが圧倒的に強いのは事実。ダニー・ブーンは「ゴールデングローブ賞にもコメディ部門があるのに…インターネットを使った観客賞でもできないのかな…」とインタビューで遺憾の意を表明していました。
by berceau-du-cinema | 2009-11-20 22:27 | CINEMA/PRIX | Comments(0)

注目監督フレデリック・カヴァイエが新作の準備に着手!

日本でも来年公開が決まっているダイアン・クルーガーとヴァンサン・ランドン主演の”Pour elle”。昨年のフランス公開の際には60万人の観客を動員するヒットとない、セザール賞新人監督作品賞にノミネート。そしてアメリカではリメイク版が”The Next Three Days”というタイトルでポール・ハギス監督、ラッセル・クロウ、エリザベス・バンクスそしてリーアム・ニーソン出演で現在撮影が進行中と、初長編作品として華々しいスタートを切ったフレデリック・カヴァイエ監督が次回作”A bout portant”を準備中です。

次回作も”Pour elle”同様にスリラー。看護士である主人公が事故に遭ったマフィアのボスの協力者を演じることを汚職刑事から強いられる24時間を描いたストーリーだそうです。主役を演じるのは『ナルコ』や『ジャック・メスリーヌ』などに出演しているジル・ルルーシュ。相手役には『あるいは裏切りという名の犬』『約束の旅路』のロシュディ・ゼムがキャスティングされています。撮影は来年1月にスタートの予定です。前作よりも男性的なハードボイルド感が増しそうですね。
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by berceau-du-cinema | 2009-11-20 20:10 | CINEMA/PROJET | Comments(0)

エマニュエル・べアールが舞台に復帰!

来年はフランスの作家アルベール・カミュの没後50周年にあたりますが、その3月にパリ20区にあるラ・コリンヌ国立劇場で戯曲『正義の人々』が上演、エマニュエル・べアールが15年ぶりに舞台に立つ事になりました。
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帝政ロシアのテロリストの実話を題材としたこの戯曲は5幕で構成。演出は映画監督ジャン=ピエール・モッキーのを父親に持つスタニスラス・ノルデ。べアール以外の出演者は演劇界のメンバーで固められていますが、2009年度のアヴィニヨン演劇祭共同芸術監督で10月に来日したレバノン出身のワジディ・ムアワッドも登場するのがとても興味深いですね。 この戯曲は共同製作しているレンヌのブルターニュ国立劇場でまず3月2日から13日まで上演、3月19日から4月23日までがパリで、その後、4月にモンペリエでも再演されます。

さてそのエマニュエル・べアールのプライベートの近況ですが、1ヶ月前に母親が再婚、そして最近18区にあるアパートに泥棒に入られてしまったそうです。
by berceau-du-cinema | 2009-11-18 20:02 | THEATRE | Comments(0)

イヴァン・アタルの新作が始動!主役はもちろん…

先日パリのプロモーションフィルムを監督したニュースをお伝えしたイヴァン・アタル。3本目の長編がとうとう始動する模様です。

ロバート・キャパの自伝や『太陽が知っている』の英語版リメイクなど様々な企画を抱えているイヴァン・アタルですが、やはり数年前から暖めていたマルセル・エイメの短編『サビーヌたち』の資金調達の目処がやっとつきはじめたそうです。この物語、数カ所に同時存在することができる才能を持った女性が主人公。(脱線しますが、大統領になる前のサルコジ氏があまりにもいろんな所に出没するので、同時存在の才能もしくはクローンがたくさんいるという噂を聞いたことがあります…)彼女にはまじめな会社員の妻、画家の愛人、イギリス貴族の妻など自分の望む通りの人物になることもできるそう。1943年に発表されたこの小説は短編集『壁抜け男』の中に収録されています。
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主役はもちろん奥様のシャルロット・ゲンズブール!イヴァン・アタルも出演しますが、実生活を彷彿させた前2作とは違った雰囲気の作品になりそうですね。また『ココ・アヴァン・シャネル』など俳優としての評価がすっかり固まったブノワ・プールボルドも出演することが明らかになりました。

さてそのシャルロット・ゲンズブールですが、11月23日月曜日18時に行われるシャンゼリゼのイルミネーションの点灯式に登場することになりました!生シャルロットを見たい方は是非集合して下さい!
by berceau-du-cinema | 2009-11-17 20:16 | CINEMA/PROJET | Comments(0)

ジョスラン・キヴラン 死去

『エンパイア・オブ・ザ・ウルフ』や『我が至上の愛〜アストレとセラドン』などに出演していた俳優のジョスラン・キヴランが、11月15日日曜日の夜、交通事故で亡くなりました。スポーツカーのアリエル・アトムでパリ郊外の高速道路を走行中でハンドルをあやまりトンネルに激突、車両は炎上してしまった模様です。30歳の若さでした。

13歳で俳優としてのキャリアをスタートさせたジョスラン・キヴランは、コメデフィを中心に、スリラー、コスチューム劇など様々なジャンルの作品に出演、また20本ほどのテレビドラマにも登場していました。また『我が至上の愛〜アストレとセラドン』で作家性のある作品にもチャレンジし、カンヌ映画祭監督週間で上映された”La Famille Wolberg”にも小さな役ながらも出演して驚きを与えていました。

遺作は来年2月に公開予定のコメディでナタリー・バイやピエール・アルディティと共演した” L'Ile aux parents”になりますが、実は日本のある有名なファッションモデル兼女優と共演する企画もあり、また監督デビューのために脚本を執筆中でした。彼の5年来のパートナーは女優のアリス・タグリオーニで共演も何度かしていましたが、二人とも金髪で長身の美男美女カップル。今年の3月に待望の赤ちゃんが生まれたばかりでした。心からのご冥福をお祈り申し上げます。
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by berceau-du-cinema | 2009-11-16 19:46 | CINEMA/CELEBRITE | Comments(0)

ミッシェル・クワレーズ展

パリ4区にあるフォルネ図書館でイラストレーターのミッシェル・クアレズの展覧会”Quarez affiches”が開催されています。
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1938年生まれ、現在71歳のクアレズはボルドーの美術学校、そして国立高等装飾美術学校を卒業した後、2年間、ワルシャワやNYに滞在。1970年後半からポスターの仕事をスタートします。公共団体の依頼が多かったのですが、信奉する共産主義団体とも多くの仕事をしています。作品に赤が効果的に使われているのはそのせいでしょうか。こちらはパリ郊外のボビニー市の映画祭のためのポスター。
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今回のフォルネ図書館での展覧会に合わせ、パリのサンマルタン運河からヴィレット、そしてボビニー市のウルク運河を結ぶ10キロ上でもインスタレーションが行われています。また3区にあるギャラリーSit Downでもオートポートレイトや絵画を中心にした展覧会が開催されています。

フォルネ図書館はデザインや建築、現代美術関連の所蔵で有名だそうですが、2001年には日本での人気の高いサヴィニャック展も開催していました。その際も素晴らしいカタログが発売されていましたが、クアレス展でも232ページに380ものイラストが掲載されたカタログが発売になっています。
by berceau-du-cinema | 2009-11-13 22:16 | ART | Comments(0)

モニカ・ベルッチのお値段?

さる4月8日、ウズベキスタンで行われたパーティにモニカ・ベルッチが190,000ユーロの報償で出席していた、というニュースが週刊誌”Bakchich”に掲載されました。

このパーティの主催者はユネスコの親善大使を勤める大統領イスラム・カリモフの娘ローラさん。パリにある近代美術館で開催された慈善団体'Uzbekistan 2020' の発足記念パーティでした。モニカは「プレスとのコンタクトは一切なし」と明記された契約書にサインしたと言われていますが、写真エージェントのゲッティ・イメージズの所有する写真にはローラさんとモニカに挟まれたアラン・ドロンの姿が…彼もギャラを受け取ったのでしょうか?
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数年前、世界の富豪の開催する誕生日などの個人的なパーティで国際的な知名度のある歌手たちが歌を披露し高額のギャラと受け取るニュースはよく耳にしましたが、今回は「慈善団体」のパーティ。この週刊誌によるとイザベル・アジャーニはこのパーティへの出席のオファーを受けたそうですが断ったそうです。

モニカ・ベルッチと旦那様のヴァンサン・カッセルはここ数年、少し仕事をセーブしていた感がありましたが、モニカはこれからアメリカ映画への出演が続くようです。フィリップ・ガレル監督の新作に出演する、というニュースが少し前にありましたが、これは進行しているのでしょうか?またヴァンサン・カッセルもダーレン・アロノフスキーの新作『ブラック・スワン』に出演が決定しましたね。彼はフランス映画とアメリカ映画をバランスよく掛け持っているようです。
by berceau-du-cinema | 2009-11-12 21:50 | CINEMA/CELEBRITE | Comments(0)

イヴァン・アタルが描くパリ

俳優であると同時に監督としての活動も盛んなイヴァン・アタルがパリ−イル・ド・フランス地方観光局の依頼でパリをテーマにした短編”Kisses from Paris”を監督しました。

”Kisses from Paris”はNYのシンガーソングライター、ルーファス・ウェインライトの音楽をバックに、ある若いカップルがパリの様々な場所をデートしながらキスを繰り返す、というシンプルながらとてもロマンチックな作品。選ばれている場所も観光客に人気のスポットからパリジャンの生活に密着した界隈まで様々ですが、いわゆる観光促進のための映像とは違って二人の姿が風景にとけ込んでいます。最後のテロップで撮影された場所が列記されていますが、ここには記載されていない場所でイヴァン・アタルが個人的に思い入れのある場所が出てきます。答えはインタビュー映像の中で語られているので、是非フランス語のわかる方は聞いてみて下さい!

パリ−イル・ド・フランス地方観光局 公式サイト
by berceau-du-cinema | 2009-11-11 20:15 | CINEMA/ETC. | Comments(0)