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フランスで一番寒い場所で映画の撮影がスタート!

日本でも2007年に公開された『アヴリルの恋』のジェラール・ユスターシュ=マチュー監督が、新作”Poupoupidou”の撮影に入りました。

前作とは変わって推理映画となる今作は人気作家が主人公。ここ数年インスピレーション不足に悩む彼は、遺産を受け取るためにある田舎に行きますが、その金額に少し落胆。しかしそこで起きた地方テレビ局の人気お天気お姉さんの自殺に疑問の感じた彼は、憲兵隊員の若者と共に独自の捜査を始め、彼女が心理カウンセラーから催眠術をかけられ、マリリン・モンローであった(!)前世を再体験していたことを発見する、という、ちょっと変わった物語です。主演はジャン=ポール・ルーヴ(『エディット・ピアフ 愛の讃歌』)、お天気お姉さん役にはマチュー監督のお気に入りのソフィー・カントン、憲兵隊員の若者には『いのちの戦場 アルジェリア1959』に出演していたギョーム・グイがキャスティングされています。

撮影場所であるフランシュ・コンテ地方のムートは『小さなシベリア』と言われるほど、フランスで最も寒い場所だそうで、1月から2月の平均気温は約ー2°Cから0°C 、1985年にはー41°C を記録したことがあるそうです。出演者及び撮影スタッフの皆さん、風邪を引かない様に注意して下さい…(こちらは暑そうです…)
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by berceau-du-cinema | 2010-01-27 10:02 | CINEMA/PROJET | Comments(0)

シャルロット・ゲンズブールがNYでライブ!

新譜の『IRM』が日本でも明日発売になるシャルロット・ゲンズブールがなんとニューヨークを中心にアメリカで4回もコンサートを行っていました!

Brooklyn, NY Tuesday, Jan 19th at Bell House

Brooklyn, NY Wednesday, Jan 20th at Bell House

Philadelphia, PA Friday, Jan 22nd at Theater of Living Arts

New York, NY Saturday, Jan 23rd at Hiro Ballroom

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フェスティヴァルやテレビで歌声を披露したことはありますが、ソロでのコンサートでは初めてなのでは?(間違っていたらごめんなさい…)しかしなぜパリではなくNY???Bell Houseでは父親のセルジュ・ゲンズブールの曲”Sorry Angel”を歌ったそうです。このコンサートの模様はフランスの有料テレビ局CANAL+で1月23日の深夜にロスでの録音中に作られたドキュメンタリーと共に放送されたそうです…アメリカではテレビ出演も精力的にこなしており、myspaceでは"David Letterman Late Show"で歌った際の映像がアップされています。4月にはCoachellaという音楽フェスにも出演する模様ですが、パリでのコンサートはまだ発表されていません…日本には来るのでしょうか?

また1月24日に放送された仏独テレビ局ARTEの番組METROPOLISでインタビューに答えていますが、ゆっくりとしたフランス語で話しているので是非ヒアリングしてみて下さい!
by berceau-du-cinema | 2010-01-26 23:15 | MUSIQUE | Comments(0)

エマニュエル・べアールがベアトリス・ダルに恋をする?

2000年に公開されて物議を醸し出した『ベーゼ・モア』の監督の一人で作家のヴィルジニー・デパントが、またもや自身の小説を映画化、しかもベアトリス・ダルとエマニュエル・べアールがレズビアン役を演じることになりました。

2004年に発表された“BYE BYE BLONDIE”は、グロリアという住所不定のアル中の女性の物語。パンク少女であった彼女は両親によって強制的に精神病院に入院させられ、そこで出会った金持ちの娘と恋に落ちます。そして20年後、グロリアはテレビの人気司会者になった娘と再会し、生きる活力を見出して自分の人生を映画化することを決意する、という物語。実はこの作品の企画は2008年から上がっていました。なんとエマニュエル・べアールの演じるテレビ司会者は原作では男性でした。撮影は今年の6月にスタートの予定です。
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さてそのエマニュエル・べアールですが、やはり俳優である夫のミカエル・コーエンと養子を迎えたことが明らかになりました。シラフェル君というエチオピア出身の男の子だそうです。エマニュエル・べアールには既にネリー(17才)とヨアン(13才)という二人の子供がいます。
by berceau-du-cinema | 2010-01-25 18:34 | CINEMA/PROJET | Comments(0)

第35回セザール賞プレジデント&ノミネーション発表

2月27日に開催される第35回セザール賞のノミネート作品が発表になりました。まず今年のプレジデントはマリオン・コティヤールに!国際的な活躍ぶりの目覚ましい彼女ですが、意外にもプレジデントは初めて。スターダムに上り詰めたスピードがあまりにも急激だったために追いつく方も必至、といったところでしょうか。また司会はギャド・エルマレとヴァレリー・ルメルシエがダブルで務めます。

さてノミネーションの方は予想通りジャック・オディアール監督の"Un Prophète" が13部門の最多ノミネートに。これは『シラノ・ド・ベルジュラック』と並ぶ記録だそうです。その後を11部門のグザヴィエ・ジャノリ監督の"A L'origine"と10部門のフィリップ・リオレ監督の『ウェルカム』が追いかけています。主演男優にはベテランのフランソワ・クリュゼがダブルノミネート、また"Un Prophète"に主演した新星タハール・ラヒム君も新人男優賞の2部門に入りました。

個人的に気になるのは助演男優賞にノミネートされたベアトリス・ダルの元彼のラップ・ミュージシャン、ジョイ・スター。彼がセザール賞の壇上に上がる所を見てみたい気がします。また『ココ・アヴァン・シャネル』と『シャネル&ストラヴィンスキー』の衣装対決も見物ですね(でも全然違う作品が賞をとったりして)。また最優秀外国映画賞は作品間の製作費の差が激しすぎます。
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今年のセザール賞ではハリソン・フォードが名誉賞を受賞することになりました。プレゼンテーターはシガニー・ウィーバーです。そして先日他界したエリック・ロメール監督にオマージュが捧げられることになりましたが、ロメール監督の作品は一度もセザール賞を受賞したことがなかったそうです…

最優秀作品賞

"A l'origine"(グサヴィエ・ジャノリ監督)
『オーケストラ!』(ラデュ・ミヘイレアニュ監督)
『風にそよぐ草』(アラン・レネ監督)
"La journée de la jupe"(ジャン=ポール・リレンフェルド監督)
"Rapt"(リュカ・ベルヴォー監督)
"Un Prophète" (ジャック・オディアール監督)
『ウェルカム』(フィリップ・リオレ監督)

最優秀監督賞

ジャック・オディアール("Un Prophète" )
リュカ・ベルヴォー("Rapt")
グサヴィエ・ジャノリ("A L'origine")
フィリップ・リオレ(『ウェルカム』)
ラデュ・ミヘイレアニュ(『オーケストラ!』)

最優秀男優賞

イヴァン・アタル("Rapt")
フランソワ・クリュゼ("A l'origine")
フランソワ・クリュゼ("Le Dernier Pour La Route")
ヴァンサン・ランドン(『ウェルカム』)
タハール・ラヒム("Un Prophète" )

最優秀女優賞

イザベル・アジャーニ("La journée de la jupe")
ドミニク・ブラン("L'Autre")
サンドリーヌ・キベルラン("Mademoiselle Chambon")
クリスティン・スコット・トーマス("Partir")
オドレイ・トトゥ(『ココ・アヴァン・シャネル』)

最優秀助演男優賞

ジャン=ユーグ・アングラード(“Persécution”)
ニエル・アレストラップ("Un Prophète" )
ジョイ・スター("Le bal des actrices ")
ブノワ・ボールヴールド(『ココ・アヴァン・シャネル』)
ミシェル・ヴュイエルモーズ(“Le Dernier Pour La Route”)

最優秀助演女優賞

オーレ・アッティカ("Mademoiselle Chambon")
アンヌ・コンシニ("Rapt")
オードレイ・ダナ(『ウェルカム』)
エマニュエル・ドゥヴォス("A L'origine")
ノエミ・ルヴォウスキー("Les beaux gosses")

最優秀初監督作品賞

"Les beaux gosses"(Riad Sattouf監督)
"Le dernier pour la route"(フィリップ・ゴドー監督) - Philippe Godeau
"Espion(s)"(ニコラ・サーダ監督)
"La première étoile"(リュシアン・ジャン=バプティスト監督)
"Qu’un seul tienne et les autres suivront"(Léa Fehner監督)

最優秀新人男優賞

フィラット・アイヴェルディ(『ウェルカム』)
アデル・ベンシュリフ ("Un Prophète" )
ヴァンサン・ラコスト(""Les beaux gosses")
タハール・ラヒム("Un Prophète" )
ヴァンサン・ロッティエ(”Je suis heureux que ma mère soit vivante”)

最優秀新人女優賞

ポーリーヌ・エティエンヌ("Qu’un seul tienne et les autres suivront")
フロランス・ロワレ・カイユ("Je l’aimais ")
ソコ("A L'origine")
クリスタ・テレ("LOL (laughing out loud)")
メラニー・ティエリー("Le dernier pour la route")

最優秀オリジナル脚本賞

ジャック・オーディアール、トーマス・ビドゲン、アブデル・ラウフ・ダフリ、ニコラ・プファイリ("Un Prophète" )
グザヴィエ・ジャノリ("A L'origine")
フィリップ・リオレ、エマニュエル・クルコル、オリヴィエ・アダム(『ウェルカム』)
ラデュ・ミヘイレアニュ、アラン=ミシェル・ブラン(『オーケストラ!』)

最優秀脚色賞

ステファン・ブリゼ、フロランス・ヴィニョン("Mademoiselle Chambon")
アンヌ・フォンテーヌ、カミーユ・フォンテーヌ(『ココ・アヴァン・シャネル』)
フィリップ・ゴドー、アニエス・ドゥ・サシー("Le dernier pour la route")
ロラン・ティラール、グレゴワール・ヴィニュロン("Le petit Nicolas")
アレックス・レヴァル、ロラン・エルビエ(『風にそよぐ草』)

最優秀撮影賞

クリストフ・ボーカルヌ(『ココ・アヴァン・シャネル』)
ローラン・ダイヤン(『ウェルカム』)
ステファン・フォンテーヌ("Un Prophète" )
エリック・ゴーティエ(『風にそよぐ草』)
グリン・スピーカート("A L'origine")

最優秀美術賞

ミシェル・バーテルミー("Un Prophète" )
アリーヌ・ボネット("Micmacs À Tire-Larigot")
マーマル・エシュ・シェイク("OSS 117, Rio ne répond plus…")
フランソワ・ルノー・ラバルト("A L'origine")
オリヴィエ・ラド(『ココ・アヴァン・シャネル』)

最優秀衣装賞

シャトゥンヌ&ファブ(『シャネル&ストラヴィンスキー』)
シャルロット・ダヴィッド("OSS 117, Rio ne répond plus…")
マドリーヌ・フォンテーヌ("Micmacs À Tire-Larigot")
カトリーヌ・ルトリエ(『ココ・アヴァン・シャネル』)
ヴィルジニー・モンテル("Un Prophète" )

最優秀編集賞

セリア・ラフィトゥデュポン("A L'origine")
エルヴェ・ドゥ・ルズ(『風にそよぐ草』)
アンドレア・セドラツコヴァ(『ウェルカム』)
リュド・トロシュ『オーケストラ!』
ジュリエット・ウェルフリング("Un Prophète" )

最優秀録音賞

ピエール・エクスコフィエ、ブリュノ・タリエール、セリム・アザジ(『オーケストラ!』)
ピエール・メルテン、ロラン・クゥアグリオ、エリック・ティセラン("Un Prophète" )
フランソワ・ミュジー、ガブリエル・ガブリエル・ハフナー("A L'origine")
ブリジット・テイランディエ、フランシス・ヴァルニエ、ジャン=ポール・ユリエ("Un Prophète" )
ジャン・ウマンスキー、ジェラール・アルディ、ヴァンサン・アルナルディ("Micmacs À Tire-Larigot")

最優秀オリジナル音楽賞

アルマンド・アマール(『オーケストラ!』)
アレックス・ボーパン("Non ma fille tu n’iras pas danser ")
アレクサンドル・デスプラ("Un Prophète" )
クリフ・マルティネス("A L'origine")
ニコラ・ピオヴァーニ(『ウェルカム』)

最優秀ドキュメンタリー作品賞

"L'Enfer d'Henri-Georges Clouzot"( セルジュ・ブロムベルグ、ルクサンドラ・メドレア監督)
『パリ・オペラ座のすべて』(フレデリック・ワイズマン監督)
"Himalaya, le chemin du ciel"(マリアンヌ・ショウ監督)
『HOME 空から見た地球』(ヤン・アルテュス=ベルトラン監督)
"Ne me libérez pas, je m'en charge"(ファビエンヌ・ゴデ監督)

最優秀外国映画賞

『アバター』(ジェームズ・キャメロン監督)
『グラン・トリノ』(クリント・イーストウッド監督)
『ミルク』(ガス・ヴァン・サント監督)
"J’ai tué ma mère"(グザヴィエ・ドラン監督)
"Panique au village"(ステファン・オビエ、ヴァンサン・パタール監督)
"The White Ribbon" ミヒャエル・ハネケ監督
『スラムドッグ$ミリオネア』(ダニー・ボイル監督)

最優秀短編作品賞

"C'est gratuit pour les filles"(クレール・ビュルジェ、マリー・アマシュケリ監督)
"Donde esta Kim Basinger?"(エドゥアルド・デリュック監督)
"La raison de l'autre"( フエド・マンスール監督)
"Séance familiale"(Cheng-Chui Kuo監督)
"Les Williams"( アルバン・メンシュ監督)
by berceau-du-cinema | 2010-01-22 23:21 | CINEMA/PRIX | Comments(0)

ギョーム・ニクルー 監督の新作はコメディ

『ストーン・カウンシル』のギョーム・ニクルー 監督が1月末より新作”Holiday”の撮影に入ります。

ハードボイルドなスリラー作品の監督として知られるニクルー監督。今回も推理ものですが作品のスタイルはコメディ。田舎の小さな町で歯医者として働くミシェルは、ある日、薬局の中でひどい状態で目を覚まします。この二日間に起こったことを思い出すと…関係が悪化している妻と仲直りするために週末旅行に出かけるミシェルですが、ちょっと変わった人たちがひっきりなしに介入してきて自体は思うように進まず。そして翌朝、ミシェルが目を覚ますと、妻は姿を消し、自分はホテルのオーナーで有名なオペラ歌手の殺人者の汚名をきせられてしまう、というストーリーです。

出演はニクルー監督作品の常連ジャン=ピエール・ダルッサン(『画家と庭師とカンパーニュ』)とジョジアーヌ・バラスコ(『マダムと奇人と殺人と』)、そしてジュディット・ゴドレーシュ(『スパニッシュ・アパートメント』)がキャスティングされています。また音楽は人気ミュージシャンのジュリアン・ドレが担当する模様。これはちょっと驚きですね。
by berceau-du-cinema | 2010-01-18 19:07 | CINEMA/PROJET | Comments(0)

第15回リュミエール賞 発表

フランス在住の外国人映画ジャーナリストによって選ばれるリュミエール賞の第15回授賞式がパリ市役所にて開催されました。

2ヶ月前に交通事故で亡くなったジョスリン・キヴランと、今週頭にこの世を去ったエリック・ロメール監督にオマージュが捧げられた今年のリュミエール賞。強敵”Un prophète”を破って最優秀作品賞に選ばれたのは、フィリップ・リオレ監督の”Welcome”。しかしジャック・オディアール監督は最優秀監督賞を射止めました。そして最優秀脚本賞にはこれが長編2作目となるミア・ハンセン・ロヴ監督の”Le Père de mes enfants”。最優秀女優賞には今までとは打って変わった教師という役にチャレンジしたイザベル・アジャーニ、そして最優秀新人男優賞には”Beaux gosses”に出演している二人が仲良く受賞しました。

最優秀作品賞
"Welcome" フィリップ・リオレ監督

最優秀監督賞
ジャック・オディアール監督(”Un Prophète”)

最優秀脚本賞
ミア・ハンセン・ロヴ(”Le père de mes enfants”)

最優秀男優賞
Tahar Rahim "Un Prohète"

最優秀女優賞
イザベル・アジャーニ(”La Journée de la jupe”)

最優秀新人男優賞
ヴァンサン・ラコスト、アントニー・ソニゴ(”Beaux gosses ”)

最優秀新人女優賞
ポーリーヌ・エティエンヌ(”Qu'un seul tienne et les autres suivront”)

最優秀フランス語作品賞
”J'ai tué ma mère”(グザヴィエ・ドラン監督)

TV 5 monde最優秀フランス語作品観客賞
”Où est la main de l'homme sans tête”

社会的な問題を扱った作品が注目された結果になりましたが、これは来週のセザール賞のノミネートにも影響があるのでしょうか?
by berceau-du-cinema | 2010-01-15 20:51 | CINEMA/PRIX | Comments(0)

2009年 海外におけるフランス映画

フランス映画の振興団体ユニフランスが2009年の海外におけるフランス映画の結果を発表しました。

まず動員総数は6600万人でこれは2008年の8420万人から22%もダウン。興行売上も4210万ユーロから3500万ユーロと17%ダウンしています。しかしここ10年間の平均動員数は6200万人で今年の結果は4番目、2007年の結果とほぼ同じものになっています。

ヨーロッパ・コープ製作の『96時間』、『トランスポーター3 アンリミテッド』など英語作品が58%を占めていますが、フランス語の作品で最も動員の多かったのは『ココ・アヴァン・シャネル』(2008年の60万人を加算して530万人)、アニメーションの”La Véritable Histoire du Chat Botté”(117万人)、ダニエル・コーエン監督の”Les Deux mondes ”(100万人)、”暗闇の女たち”(90万人)、現在日本でも公開中の『ずっとあなたを愛してる』(56万人)、『夏時間の庭』(52万人)など。

また最も動員の多かった国は2400万人動員のアメリカですが、これは『96時間』だけで2000万人を集めているので…しかし『ココ・アヴァン・シャネル』はもちろん『パリ20区、僕たちのクラス』や『夏時間の庭』も健闘しました。。また急成長しているのは418%アップ(!)中国、そして後退が見られたのはロシア、イタリア、ブラジルの3カ国でした。

さて日本ですが、2008年度から較べて90%アップの200万人を動員しました!2010年度はフランス映画の日本での公開本数が増える模様、とうれしいニュースも入ってきています。嬉しい1年になりそうですね。

ちなみに昨年製作されたフランス映画の本数は230作品。そのうち182本がフランスが製作主要国で平均の製作費は510万ユーロとなっています。
by berceau-du-cinema | 2010-01-14 18:49 | CINEMA/BUSINESS | Comments(0)

女優のエステール・ゴランタンさん 逝去

昨日に引き続いて悲しいニュースとなってしまいました。『めざめ』や『優しい嘘』に出演していた女優のエステール・ゴランタンさんが96歳で亡くなりました。

1913年にポーランドに生まれたユダヤ人のエステール・ゴランタンさんは、1930年代にフランスに移住。歯科医として働いていました。その後、85歳だった1999年にエマニュエル・フィンキエル監督の”Voyages”に出演。その存在感は圧倒的に素晴らしく多くの映画監督の心を捉えたのでしょう、2007年までに10本以上の作品に出演しました。

ロシア人監督のパヴェル・ルンギンは、2005年の作品”Familles à vendre(英語タイトル:Roots)”で彼女を起用しましたが、公開の際のインタビューでこう語っています。「エステール・ゴランタンに出会ったのでこの作品を作りました。愛情に溢れた彼女の顔と眼差し、自分を表現する方法、そして彼女の人生自身に本当に心を揺さぶられました。彼女からが素晴らしい優しさが溢れ出ており、彼女が生きる意欲を失うことはできないと感じるのです。」

心からのご冥福をお祈りいたします。
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by berceau-du-cinema | 2010-01-13 20:45 | CINEMA/CELEBRITE | Comments(0)

エリック・ロメール監督 逝去

1月11日月曜日の朝、映画監督のエリック・ロメール氏が亡くなりました。89歳でした。

ロメール監督については日本でもとても良く知られているので、ここでは映画関係者のお悔やみの言葉を翻訳して掲載したいと思います。

ファブリス・ルキーニ(俳優)
「本当に何もかも彼のおかげです。私がそれほど悪くない状態にあるとしたら、それはただ単に彼のおかげなんです。(…)ロメールとは20歳の時に知り合いました。(…)彼は私に扉を開いてくれました。誰も採用しようとしなかった私を、です。(…)ロメールの才能はダイアローグをエロチックにするところでした。彼は文学は映画の逆をいくものではないと考えた文学の人でした。彼は全くスノッブではありませんでした。彼は本当に自由でした。文学に感銘を受け、非常に教養がありました。彼はある一つの映画を発明したのです。」

パスカル・グレゴリー(俳優)
「精神的な父親のようなものでした。(…)何よりも自由な人で、唯一無二の映画的冒険を造り出しました。(…)彼は映画の世界において、決して妥協をしませんでした。(…)」

ピエール・アルディティ(俳優)
「(ロメール)は非常にパーソナルな世界を持っていました。類い稀な、映画史に残る一つの世界を造り出しました。ロメールはマリヴォーの遠い従兄弟であり、マリヴォーが押し殺した残酷さを持ち合わせていました。」

アリエル・ドンバール(女優)
「(彼には)啓蒙の世紀の偉人のイメージを感じていました。初めて私のマリヴォーを朗読させてくれ、テキストの持つ古典的な美しさとは何かを教え、映画とは、映画のエクリチュールとは、そしれ本物の作家のエクリチュールとは何かを理解させてくれました。(…)映画を発見させてくれたのです。」

ティエリー・フレモー(カンヌ映画祭ディレクター)
「流行の映画監督ではありませんでしたが、私たちがどのような年代にあっても彼の作品は私たちに話しかけてくれていたと思います。(…)わずかな資金でも偉大な作品を作ることができると証明することを知っていました。これは現代の情勢において思い出すに値することです。」

セルジュ・トゥビアナ(シネマテーク館長)
「彼の死は重要な喪失です。(…)彼はとてもエレガンスに、フランス語に対する愛情を持って、映画における一つの考えに彼自身の独立したものを築きあげました。(…)彼の作品にはとても感動的な次元があったのです。」

ロメール監督の遺作となってしまった最後の作品が『我が至上の愛〜アストレとセラドン』という、とても瑞々しい作品であったことがとても心に残ります。

心からのご冥福をお祈りいたします。
by berceau-du-cinema | 2010-01-12 00:33 | CINEMA/CELEBRITE | Comments(0)

ペドロ・コスタ回顧上映@シネマテーク・フランセーズ

1月27日にフランスで公開される”Ne Change rien”に先駆けて、シネマテーク・フランセーズにてペドロ・コスタ監督の回顧特集が組まれています。
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”Ne Change rien”はコスタ監督が歌手としてのジャンヌ・バリバール(『恋ごころ』『ランジェ公爵夫人』)を追ったドキュメンタリー。二人の出会いは2003年、南仏マルセイユの国際ドキュメンタリー映画祭の会場。映画や音楽に共通の好みを持っていることを知ったコスタ監督は、録音技師のフィリップ・モレル氏の薦めで彼女を撮影することを決意し、フランスや日本でのコンサートや彼女の2作目にあたるアルバムの録音風景を追います。この期間中にモレル氏が亡くなってしまうという悲しい出来事がありましたが、監督が言う「友だち同士」のコラボレーションから生まれた作品は、今年のカンヌ映画祭の監督週間部門で上映されました。

1月24日まで開催される回顧特集では7本の長編、3本の短編、そして『コロッサル・ユース』の製作過程を捉えたドキュメンタリーなどが上映されますが、オープニングの本日はこの”Ne Change rien”が特別上映。ペドロ・コスタ監督とジャンヌ・バリバール、そしてミュージシャンのロドルフ・バーガーが舞台挨拶で登場します。また1月13日水曜日には座談会が予定されています。
by berceau-du-cinema | 2010-01-11 19:33 | Comments(0)