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第35回セザール賞発表!

第35回セザール賞の授賞式がパリのシャトレ劇場でした。結果は予想通り『アンプロフェット』(映画祭タイトル)が9部門で受賞という快挙を成し遂げました。主要賞は納得ながらも、美術賞まで取ってしまったのはびっくり!刑務所という舞台をリアリズムを持ってみせてくれたからでしょう。また主演のタハール・ラヒムは主演男優賞と新人男優賞をダブル受賞しました。そしてイザベル・アジャーニの久々の受賞…また授賞式ではプレゼンターを勤めたレティシア・カスタのシースルードレスやジャンヌ・バリバールの歌なども話題を集めました!
赤絨毯から授賞式、その後のパーティでのインタビューなどはこのサイト(フランス語)から。
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最優秀作品賞
"Un Prophète" (ジャック・オディアール監督)

最優秀監督賞
ジャック・オディアール("Un Prophète" )

最優秀男優賞
タハール・ラヒム("Un Prophète" )

最優秀女優賞
イザベル・アジャーニ("La journée de la jupe")

最優秀助演男優賞
ニエル・アレストラップ("Un Prophète" )

最優秀助演女優賞
エマニュエル・ドゥヴォス("A L'origine")

最優秀初監督作品賞
"Les beaux gosses"(Riad Sattouf監督)

最優秀新人男優賞
タハール・ラヒム("Un Prophète" )

最優秀新人女優賞
メラニー・ティエリー("Le dernier pour la route")

最優秀オリジナル脚本賞
ジャック・オーディアール、トーマス・ビドゲン、アブデル・ラウフ・ダフリ、ニコラ・プファイリ("Un Prophète" )

最優秀脚色賞
ステファン・ブリゼ、フロランス・ヴィニョン("Mademoiselle Chambon")

最優秀撮影賞
ステファン・フォンテーヌ("Un Prophète" )

最優秀美術賞
ミシェル・バーテルミー("Un Prophète" )

最優秀衣装賞
カトリーヌ・ルトリエ(『ココ・アヴァン・シャネル』)

最優秀編集賞
ジュリエット・ウェルフリング("Un Prophète" )

最優秀録音賞
ピエール・エスコフィエ、ブリュノ・タリエール、セリム・アザジ(『オーケストラ!』)

最優秀オリジナル音楽賞
アルマンド・アマール(『オーケストラ!』)

最優秀ドキュメンタリー作品賞
"L'Enfer d'Henri-Georges Clouzot"( セルジュ・ブロムベルグ、ルクサンドラ・メドレア監督)

最優秀外国映画賞
『グラン・トリノ』(クリント・イーストウッド監督)

最優秀短編作品賞
"C'est gratuit pour les filles"(クレール・ビュルジェ、マリー・アマシュケリ監督)
by berceau-du-cinema | 2010-02-27 20:19 | CINEMA/PRIX | Comments(0)

新星スター、タハール・ラヒムに新作が2本!

明日はセザール賞の受賞式ですが、下馬評が最も高いのはジャック・オディアール監督の『アンプロフェット』。そして主演男優賞と新人男優賞にダブル・ノミネートされているタハール・ラヒムが明日の夜のスターになる、と言われています。その予想を裏付けるように、新たに2本の出演作が明らかになりました。

まず3月から撮影に入るのは中国の監督ロウ・イエのドラマ”Chienne”。若き中国人の女性教師とフランス人の労働者の破壊的な愛の物語です。ロウ・イエ監督は5年前から自国での撮影が政府当局から禁止されているのですが、フランスのパリ郊外と中国(つまりゲリラ撮影ですね)で撮影されるそうです。原作はJie Liu-Falinの自伝的小説”Bitch”。この本も本国では発禁処分になっています。かなりの話題作になりそうですね。

そして2本目は『アンプロフェット』の脚本を担当したアブデル・ラウフ・ダブリが現在執筆中のスリラーです。実話をベースにした犯罪ドラマで、その内容はパリ郊外オーベルヴィリエのギャング集団と日本のヤクザが起こした名画盗難事件!撮影はフランスだけではなく日本、タイ、シンガポール、メキシコでも行われる模様です!アブデル・ラウフ・ダブリはタハール・ラヒムが出演していた2007年製作のテレビドラマ”La Commune”の脚本も担当。このドラマを見たオディアール監督がタハール君の起用を決めたという逸話もあります。この新作スリラーはまだタイトルも監督も決まっていませんが、コスタ・ガブラス監督も息子でロマン・ガブラスの名前があがっています。
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『アンプロフェット』はフランス映画祭でも上映されますね!この作品のラスト近くにあるアクション・シーンの最後のカットで、タハール・ラヒムが見せる表情は鳥肌ものです!
by berceau-du-cinema | 2010-02-27 07:24 | CINEMA/PROJET | Comments(0)

ヴァンサン・カッセルがゴシックな修道士に!

『ハリー、見知らぬ友人』のドミニク・モル監督が1796年にマシュー・グレゴリー・ルイスによって書かれたイギリスのゴシック小説『モンク』を映画化することになりました。主役の修道士はヴァンサン・カッセルです!
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発表後に発禁処分を受けたこの小説の主人公は孤児から修道士になったアンブロシオ。徳の高さで皆から尊敬され、修道院での重要な地位を占めることになった彼の堕落を描いています。共演者にはデボラ・フランソワ、セルジ・ロペス、ジェラルディーヌ・チャップリンが名前を連ねています。脚本はパトリス・シェロー監督作品への参加で知られるアンヌ・ルイーズ・トリヴィディックと共同執筆、撮影は4月にスペインのマドリッドでスタートし、7月中旬まで続けられます。

さて、この『モンク』ですが、残酷劇を提唱したアントナン・アルトーが映画化を準備した他、ルイス・ブニュエル監督が脚本家のジャン=クロード・カリエールと脚本を執筆したことも。この脚本は『映画のシュルレアリズム』を執筆した批評家アド・キルーの手で1972年に映画化されており、日本語タイトルは『フランコ・ネロとナタリー・ドロンの サタンの誘惑 』! ゴシックとシュルレアリズムが対決した(?)この作品が俄然見たくなってきました!1999年にはやはりスペインの監督Francisco Lara Polopも映画化しています。
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by berceau-du-cinema | 2010-02-25 18:38 | CINEMA/PROJET | Comments(0)

サンドリーヌ・ボネールが自らを語った本を発売

女優のサンドリーヌ・ボネールが自らのことを語った本”Le soleil me trace la route”(Editions Stock)を発売しました。
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現在42歳の彼女、この本は伝記や回想録というスタイルではなく、友人でもある二人のジャーナリストのインタビューに答え、女優という仕事についての想い出や逸話を語る形式になっています。パリ郊外の子だくさんの労働者階級の家庭で育った子供時代、人生を一転することになったモーリス・ピアラ監督との出会い、ドパルデュー、そして後にパートナーとなったウィリアム・ハート、そしてドキュメンタリーを撮った姉のことが語られていますが、決して幸せな話だけではなく中絶や街で暴行にあった体験など辛い思い出も綴られています。

16歳でデビューした彼女は既に25年のキャリアがありますが、現在、初のフィクション監督作品を準備中です。
by berceau-du-cinema | 2010-02-25 08:12 | CINEMA/LIVRE | Comments(0)

『テルマ、ルイーズとシャンタル』のサウンド・トラックが発売!

今年のフランス映画祭で上映される『テルマ、ルイーズとシャンタル』。フランスでは3月5日に公開されますが、このサウンド・トラックがなかなか豪華です。
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1. Vous Les Copains, Je Ne Vous Oublierai Jamais - Vanessa Paradis
2. Nelly, Sacha & Jeremiah - B.O.F
3. S- Chris Garneau
4. Hoping For Sunshine, Preparing For Rain - Keren Ann
5. Trouble Maker - Benoît Pétré
6. La Question - Doriand & Keren Ann
7. Nelly & Sacha - B.O.F Écouter
8. L'Idole Des Jeunes - Benjamin Biolay & Keren Ann
9. Nothing Moves Her Anymore 1 - Keren Ann
10. Ding Dong - B.O.F
11. Les Vacances Au Bord De La Mer - Brigitte
12. Nehama 7 - B.O.F
13. Ivan, Boris Et Moi - Mélanie Laurent
14. Nothing Moves Her Anymore 2 - B.O.F
15. Les Filles N'Ont Aucun Dégoût - Catherine Jacob & Jane Birkin
16. End Tlc - B.O.F

この作品のために書き下ろされた曲(B.O.Fと記載)とシルヴィー・バルタンの『アイドルを探せ』など既存のヒット曲がミックスされていますが、やはり気になるのは参加ミュージシャン。プロデュースは人気ミュージシャンのケレン・アンですが、彼女は元彼のバンジャマン・ビオレとデュエット(ちなみにバンジャマン・ビオレは元義理の母のカトリーヌ・ドヌーブとも仲良し)。そしてヴァネッサ・パラディは妹のアリソンが出演している縁からでしょうか?メラニー・ロランの名前もありますが、なんと監督のブノワ・ペトレも参加しています。監督はインタビューで「脚本を執筆していた時点から音楽のことを考えていた」と答えているほど特別な思い入れがあったようですが、女性が主役の作品なので、音楽も女性に託した、とのこと。昔のヒットパレードを現代的にアレンジしたそうです。
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by berceau-du-cinema | 2010-02-23 22:21 | Comments(0)

ジェラール・ドパルデューがアルツハイマーに

先週ベルリン映画祭に登場したジェラール・ドパルデューが、今週早々、新作の撮影に入りました。2006年のフランス映画祭でも上映された『HELL―私の名前はヘル』の監督ブリュノ・シッシュの新作”Small World”です。
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原作はスイスの作家マルティン・ズーターによる同名小説。日本でもランダムハウス講談社から『縮みゆく記憶』のタイトルで発売されています。ドパルデュー演じる主人公のコンラッドは60歳。アルツハイマーを患い、幼少時代の想い出の中に生きるようになった彼は、心の奥底に眠っていた自分が最初の被害者となった家族のある秘密を思い出す、という物語です。フランスとドイツの共同製作となる今作、他の出演者には『愛を読む人』や『コントロール』などの英語劇にも出演しているアレクサンドラ・マリア・ララ、今年のフランス映画祭での上映が待ち遠しい『案プロフェット』のニエル・アレストラップ、ナタリー・バイ、フランソワーズ・ファビアン、ジュレミー・レニエととても豪華です。

原作者のマルティン・ズーターはダニエル・シュミット監督と3作に渡りコラボレーションした経験もありますが、今作はシッシュ監督が脚本を執筆しています。撮影は4月21日まで8週間に渡ってパリ近辺とフランス北部ピカデリー地方の街アブヴィルで行われます。
by berceau-du-cinema | 2010-02-22 18:15 | CINEMA/PROJET | Comments(0)

ジュリー・デルピーが2本の監督作品を準備中!?

ジュリー・デルピーが6月より新作”Skylab”の撮影に入ります。1979年を舞台にブルターニュで週末を過ごすちょっと風変わりな家族を描きます。今までの作品同様に監督と主演女優を兼任。その他には”Gainsbourg vie héroïque”でタイトル・ロールを演じて話題になったエリック・エルモスニノ、オーレ・アッティカ、やはり監督兼女優のノエミ・ルヴォフスキー、ベルナデット・ラフォンらが出演します。タイトルのSkylabはNASAによって作られた宇宙ステーションの名前。物語の舞台となる1979年にSkylabは大気圏に再突入して墜落しています。ジュリー・デルピーは当時10歳。やはり彼女の想い出がベースになっているのでしょうか?ちなみにこの映画のタイトルは当初”Skylab with diamonds”だったそう。

しかしこの新作の撮影直後に、ジュリー・デルピーは他の作品の撮影にも入る模様です。こちらがなんと『パリ、恋人たちの2日間』の続編”2 Days In New York ”!マンハッタンを舞台にした今作では、彼女はマリオン役をもちろん続投。『パリ…』での恋人とは別れていますが、彼との間に子供ができており、そしてしっかり新しい彼も。まだ配役は決まっていませんが、恋人役には有名なアメリカ人俳優が選ばれるそうです。そして前作同様に実の父親であるアルベール・デルピーも出演!脚本は既に書き終わっており、撮影は10月にスタート、2011年のカンヌ映画祭出品を目指しているそうですが…となると”Skylab”はどうなるんでしょうか?ベルリン映画祭?

そして昨年完成したコスチューム劇”The Countess”は、4月21日にフランス公開。こちらももちろんプロモーションするんですよね?ともかくすごいハードスケジュールです。
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by berceau-du-cinema | 2010-02-19 19:40 | CINEMA/PROJET | Comments(0)

マルジャン・サトラピとヴァンサン・パロノーの次回作は実写!

『ペルセポリス』の監督コンビ、マルジャン・サトラピとヴァンサン・パロノーの新作が発表になりました。マルジャン・サトラピのBD”Poulet aux prunes”の映画化ですが、今度はアニメではなく実写になります!

”Poulet aux prunes”の主人公は音楽家の男性。妻に愛用していた大事な楽器を壊されてしまった主人公は死を決意。断食して死を待ちながら過ごす8日間に、家族や妻、本当に愛した女性など人生の様々な出来事を回想する物語です。”Poulet aux prunes”とは鶏のプラム煮のこと。母の得意料理で大好物だったというエピソードで語られます。この作品のモデルはマルジャン・サトラピの叔父。彼女はこの作品で2005年のアングレーム国際漫画祭で最優秀作品賞を受賞しています。主人公役に白羽の矢が当たったのはマチュー・アマルリック!撮影は今年の夏でドイツのスタジオで行われます。
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by berceau-du-cinema | 2010-02-19 05:56 | CINEMA/PROJET | Comments(0)

フレンチ・エレクトロのスターが大集合の”Rubber”

Mr. Oizoことクオンタン・ドュピュー監督が映画長編2作目にあたる”Rubber”を編集中です!物語の舞台は砂漠。ある”作品”の見せかけの上映会に観客グループが集められ、目の前で同時進行で繰り広げられる”作品”のコメントを始めます。その作品とは…砂漠に捨てられたタイヤが突然動き出し、昆虫や落とし物を破壊し始めます。やがてタイヤはテレパシーの能力も持ち始め、動かなくても壊したいものを壊すことができるようになる、という物語。
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…訳していても全く内容が意味不明ですが、ジャンルはホラーと作家のあるコメディの衝突したものになるそうです。今作はロスで撮影された英語劇。プロの俳優ではスティーヴン・スピネラやロキサーヌ・メスキダらが出演しているのですが、ジャスティスの片割れギャスパール・オジェやそのマネージャーでフレンチ・エレクトロシーンの立役者ペドロ・ウィンターも登場するそうです。もちろん音楽もジャスティス、Mr. Oizo、セバスチャン・テリエらが参加しています!
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ドュピュー監督の前作”Steak”もシュールでなかなか面白かったのですが、フランスでもあっと言う間に公開が終わってしまったので見逃した人も多く、既にカルト作品の域に入っています。新作はカンヌの監督週間あたりに出て欲しい!
by berceau-du-cinema | 2010-02-17 18:21 | CINEMA/PROJET | Comments(0)

ギャスパー・ウリエルがスコセッシ監督とタッグ!

しかし映画ではなくCMで、でした…何とシャネルの新しい香水のCMを数週間前にNYで極秘撮影したそうです。シャネル・フレグランス&ボーテのアンドレア・アヴァック社長がファッション雑誌のWWDに語ったところによると「彼が最高の監督でなくても(!!!)と、素晴らしい監督の一人であるスコセッシの仕事ができることはシャネルにとってとても恵まれたことです。(…)マーティン・スコセッシ監督の世界と香水の持つアイデンティティは明らかに関連性があり、このパートナーシップは自然に生じたこと。」だそうです…ともかくCMは今秋9月にOA予定です。ディカプリオさんが嫉妬しないといいんですが…

さてモードと映画と言えば、今年の4月にアテネで開催されるフランス語映画祭で、ジャン=ポール・ゴルティエが主賓に選ばれました。ゴルティエは既にアルモドバル監督の『キカ』やベッソン監督の『フィフス・エレメント』、ジュネ&キャロ監督の『ロスト・チルドレン』などで衣装を担当して映画とは馴染みの深い間柄ですね。
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by berceau-du-cinema | 2010-02-16 18:21 | CINEMA/CELEBRITE | Comments(0)