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ロッテルダム映画祭 4

今日もコンペの作品を5本!と思っていたのですが、朝一番のプロフェショナル用の試写が中止になってしまい、残念…早起きしたのに。代わりに見た、死の病に冒された姉と彼女の夢を叶えようとする妹、そして彼女たちを取り巻く人々を描いたアルゼンチン映画がまずますよかったので、救われましたが…。

その後で見たコンペの作品"FINISTERRAE"が、かなりのビックリ大賞!カタログに「フィリップ・ガレルの『内なる傷痕』にインスパイア」「ユニークなユーモアのセンス」と書かれていたので、気になって見に行ったのですが…人によっては間違いなく最初の10分で憤慨で退場、かもしれませんが、なぜか笑えたので見続けていると…かなり変で面白い。同じスペインのAlbert Serra監督の作品を更にパロディ化したというか…恐るべし珍物(褒め言葉として!)でした。ただ万人にはお薦めできませんが…次の上映があったので、最後の20分が見れなかったのですが、後からすごく後悔…その後、映画祭のセレクションメンバーに会ったので、「結末を教えて!」と頼んだのですが、「言葉では表現できない」とのこと…ああ、フラストレーションが!ちなみにこの作品がコンペの選出に最後まで悩んだ作品だそうです。納得。

夜は日本からコンペに選ばれた『ふゆの獣』を。フィルメックスで最優秀作品賞を獲得している作品ですが、即興演技が素晴らしく成功しており、かなり感情移入してしまいました。残念だったのは、上映スケジュールの関係で、Q&Aの時間がかなり短くなってしまったこと。(私の中で)悪役を演じた俳優の佐藤博行さんも見えていたので、是非、監督と俳優の役作りについて、もう少し詳しく聞きたかった…

その後は、韓国映画の”THE JOURNAL OF MUSAN”。昨日の”BLEAK NIGHT"と共に、2本とも釜山映画祭で賞を得ているのですね。一つだけひっかかることがあったのですが、Q&Aでも誰も質問せず。しかしその後に会ったロカルノ映画祭のディレクターも同じところを突いていたので、「ああ、仲間がいた」とちょっと安心。ただ彼とはシニカルな感覚が近いだけなのかもしれませんが…

最後の晩だったのでメイン会場のバーに顔を出すことに。ここでは映画祭にやってきた人たちが集まるので、監督や関係者の方たちとも和んだ雰囲気の中で話すことができます。こんなアットホームな雰囲気がロッテルダム映画祭の魅力の一つ。
by berceau-du-cinema | 2011-01-31 20:31 | CINEMA/FESTIVAL | Comments(0)

ロッテルダム映画祭 3

今日はがんばって5本のコンペティション作品を観賞。その中で2本の作品が気に入りました。

まず韓国映画の"Bleak Night"。韓国の映画学校KAFAの卒業制作として取られた作品だそうですが、素晴らしい力量!現在と複数の過去が入り混じるのですが、脚本と編集によるその構築がとても見事で、また語りすぎない、しかしリアリティの溢れる演出や台詞も秀逸。思春期の少年たちの虚勢と脆さがとてもうまく現れていました。今後に期待したい監督ですね。

そしてタイ映画の”Eternity”。こちらも過去と現実が行き来する作品ですが、手法はまったく違った形に。自然と霊の関わり、前世代への思慕など、アピチャートポン・ウィーラセータクン監督の作品に通じるタイらしいテーマがとてもゆっくりした時間軸の中で描かれています。あまり色々と書いてしまうと、この作品の魅力が損なわれてしまうのですが、特に過去から現実に戻るシークエンスの流れには、とても心が震えました。

夕方に時間がちょっと空いたので、今年から新しい施設に引っ越した会場の一つ、LANTARENVENSTERを見に行くことに。ロッテルダム映画祭発祥の地であった元の場所はとてもアンダーグランドな感じがして好きでしたが、新しいスペースはとてもモダン。でも映画を見る環境の良さはぐっとあがり、イベントスペースもあります。期間中にはここでソニック・ユースのメンバー、リー・ラナルドのパフォーマンスもあるそう。上映プログラムはショート&実験映画が中心。こちらの会場も賑わってはいるのですが、メイン会場から離れている(地下鉄で4駅)ので、何しろ移動が大変。…。ここで上映されたペーター・チェルカススキーやローズ・ローダー、ピップ・ショドーロフの新作が見たかったのですが…映画祭側が用意した2日分のレンタル・サイクルはあるのですが、予約制だった1時間1便の移動用ミニバンをもっと使いやすくしてくれた方がよかったような…帰りは(きれいだったけど)極限の寒さの中で橋を渡り、30分かけてメイン会場に戻りました。

最後の上映を12時半に見終わった後、メイン会場のバーで映画祭関係者と話をした後、映画祭主催のパーティに。昨年から場所が変わったのですが普通のクラブを使っているので、音がうるさすぎて話ができない!前の会場の方がよかったなあ…しかも音楽もメイン会場でかかっていた方がSO BRITISH!でよかった…ちょっと寄るだけのつもりが、いろいろと知り合いに会ってしまったので結局3時半就寝になってしまう…
by berceau-du-cinema | 2011-01-30 19:38 | CINEMA/FESTIVAL | Comments(0)

ロッテルダム映画祭 2

昨日の朝、ちょっと調子が悪かったのが、昨晩から本格化。生姜湯を飲んで就寝し、今日の第一回めの上映、食指が動く作品が他になくて選んだダニ・タノヴィック監督の新作を見始めると、なんと英語字幕なし…これはいつか他の場所で見る機会があるだろうと退場。

ホテルに戻って少し休み、それからチャレンジしたのは、アニエス.bの"Une sorte de journal vidéo" 。今年のロッテルダムは"Out of Fashion" という特集があり、その一環。アニエスさんも登場し、上映スタート。2000年から撮りためた映像で、3分の2は見たことがある作品でした…2011年製作という言葉に騙されました…

会場のカフェでマスタードの効いた美味しいスープとホットサンドを食べて、ピュ~ぴるさんの作品が展示してあるボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館へ。ピュ~ぴるさんは木曜の夜にパフォーマンスがあったのですが、そちらが見れなくて残念。いつか全作品をまとめた形で見てみたいです。ちなみにこの美術館は映画祭関係者によるとオランダで一番の所蔵作品を誇るそう。今回は駆け足で企画展Collection H+F Fashion on the Edgeを見ただけですが、一度きちんと見てみたい。ちなみに入り口にあるクロークにびっくり!最初見た時はこれもファッション関連のインスタレーションかと思ったくらい。服が空中にぶらさがっています。

それから映画祭会場に戻り、あるコンペの作品を見に行ったのですが、うーん…爆睡タイムにすることに決定(笑)。

うまく次回が空いたので、やはり"Out of Fashion"関連イベントのインスタレーションを見に近くのギャラリーへ。マルジェラやBLESSE、アニエス.bら6つのブランドが参加。特にマルジェラは今までのコレクションを見ることが出来るのですが、映像的にもかなりおもしろく、ブランドをトータルイメージでクリエイトする力量にあらためて敬意を。

映画祭スタッフの食堂にこっそりお邪魔して夕食の後、今回、回顧特集に選ばれているフランスのパンク監督F.J.オッサンのBIG TALK&新作上映に。私はちょっと苦手な作風なんですが、周りには様々なかたちで監督に関わっている人がたくさんいます。26年で4作め、今日の上映は昨日のアルマリックを大幅に上回る動員数。よかったですね!

そして最後に昨日逃した「冷たい熱帯魚」でアドレナリン全開になって2時に就寝。しかし映画祭としては、かなり消化不良なので、明日から頑張ってコンペティション作品を見ます!
by berceau-du-cinema | 2011-01-29 18:01 | CINEMA/FESTIVAL | Comments(0)

ロッテルダム映画祭 1

今日からロッテルダム映画祭に来ています!
今年はコンペティションにフランス映画がなくて残念ですが、別部門で招待されているマチュー・アマルリック監督に遭遇できてラッキー!

作品はまずKelly Reichardt監督の新作(かなり異質なウエスタン。でも不思議な魅力がありました。ワイエスの絵を想起させる映像美。ミッシェル・ウィリアムスやポール・ダノが出ています。)からスタート。日本人アーティストのピュ~ぴるさん(キュート!)のドキュメンタリー、もう全然ダメだったコンペティションの1本の後、楽しみにしていた園子温監督の「冷たい熱帯魚」を見に行ったら、音の問題でキャンセル…でも音無しで見た冒頭5分だけで、入りこんでしまったので、どうしても見たい!

これで明日からの予定もなし崩しに崩れて行くのでしょう…
by berceau-du-cinema | 2011-01-28 23:49 | CINEMA/FESTIVAL | Comments(0)

カトリーヌ・ブレイアの体験談が豪華キャストで映画化!

2009年9月、カトリーヌ・ブレイア監督が手記”Abus de faiblesse”を発表しました。フランスとアメリカをまたにかけた詐欺師クリストフ・ロカンクールに85万ユーロを騙しとられた体験を語ったものです。この手記の映画化にイザベル・ユペール、ロマン・デュリスの名前が上がっています。
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ブレイア監督は2005年に脳内出血で倒れますが、その後にクリストフ・ロカンクールとナオミ・キャンベル主演で"Bad love"の映画化に着手。結局、この企画は暗礁に乗り上げますが、その間にロカンクールから詐欺にあっていたというものの。作品のタイトルは「弱さの悪用」という意味ですが、法律用語として使われており、昨年フランスを騒がせたロレアル・グループの筆頭株主リリアンヌ・ベタンクール女史の事件でも出てきました。

クリストフ・ロカンクールはハリウッド中を騙したことで有名で数回に渡る刑務所生活を送り、自伝も出しています。ソフィア・ローレンの息子だと偽っていたこともあり、ジャン=クロード・ヴァン・ダムやミシェル・ポルナレフも餌食になったそう…ブレイアも詐欺師だと分っていたのに騙されてしまったのですね…下はロカンクールの自伝の1冊。ロマン・デュリスに似ているでしょうか?
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by berceau-du-cinema | 2011-01-27 23:28 | CINEMA/PROJET | Comments(0)

マチュー・ドゥミが初監督作品の撮影を終了!

故ジャック・ドゥミ監督とアニエス・ヴァルダ監督の息子で俳優のマチュー・ドゥミが、監督業に挑戦!その作品”Americano”の撮影が先週終了しました。

子供時代と喪の仕事をテーマにしたロード・ムービーである今作は、幼少期をロス・アンジェルスで過ごし、その後、パリで成長した青年マルタンチの物語。カルフォルニアに残った母の訃報を知りロスに戻ったものの、母親の死を受け入れることができず、母の近親者だったメキシコ人のダンサーの女性を追って、母親の過去を再訪する物語です。『アニエスの浜辺』にも出て来るノワールムティエ島でも、もちろん撮影されました。

出演はマチュー自身が主人公を演じる他、サルマ・ハエック、キアラ・マストロヤンニ、そして父親の友人だったジャン=ピエール・モッキー監督ととても豪華。当初はジェーン・バーキンの名前も上がっていたようですが、ジェラルディーヌ・チャップリンに変わってしまったようです。『カンフー・マスター』以来の共演、見たかったかも…

facebookにアップされていた場面写真。キアラの眠る姿。きれいですね。
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撮影中の一コマ、モッキー監督とマチューです。
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by berceau-du-cinema | 2011-01-26 09:24 | CINEMA/PROJET | Comments(0)

ベルリン映画祭2011:フランス映画

2月10日から開催される第61回ベルリン映画祭に出品されるフランス映画の紹介です。

*公式コンペティション

”Les contes de la nuit(直訳:夜の寓話)” ミシェル・オスロ監督
この作品は昨年10月に放送された”Dragons et princesses”の10話の劇場用別バージョンのようで、3Dアニメになっています。TV版では1話ごとに監督らしき老人が廃墟となった映画館で二人の子供に物語を語るスタイルを取っています。スタイルは影絵だったので、日本でも放送された旧作『プリンス&プリンセス』と同じ系統ですね。
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*ガラ上映

"Late Bloomer" ジュリー・ガブラス監督
出演:イザベラ・ロッセリーニ、ウィリアム・ハート
『みんなフィデルのせい』の監督の新作は今年の審査委員長を勤めるイザベル・ロッセリーニが主演のラブコメ。別れと復縁を繰り返す60代のカップルの悲喜こもごもを描いています。フランス製作ですが、残念ながら英語劇フランス公開は5月です。

*招待上映

”Les Femmes du 6ème étage(直訳:6階の女たち)” フィリップ・ル・ゲイ監督
出演:ファブリス・ルキーニ、サンドリーヌ・キベルラン、カルメン・マウラ
1960年代のパリ。40代の真面目な男性が同じ建物の6階に住む陽気なスペイン女性たちによって変化をしていくコメディ。フランス公開は2月16日。
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*パノラマ部門

"Tomboy" セリーヌ・シアマ監督
出演:ゾエ・エラン、マロン・ルヴァナ、ジャンヌ・ディソン、マチュー・ドゥミ、ソフィー・カターニ
『水の中のつぼみ』の監督の長編第2作目。男の子のように元気な10才のローラは、引っ越して来た街の新しい友人たちに自分が男の子ミカエルだと思わせてしまいます。その中の一人、リザはミカエルを好きになってしまい…フランス公開は4月20日。
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"Dernier étage gauche gauche(直訳:最上階の左、左)" アンジェロ・シアンチ監督
出演:イポリット・ジラルド、モハメット・フェラグ、エイメン.サイディ
普通の執達史がひょんなことから仕事で回っていた郊外の低所得者住宅に住む親子に拉致されてしまうコメディ。フランスでは昨年11月に既に公開済みです。
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*フォーラム部門

”E-Love” アンヌ・ヴィラセック監督
出演:アンヌ・コシニー、アントワーヌ・シャピー、カルロ・ブラント、キャロル・フランク
インターネットでパートナーを探す女性の物語。元々、TV用に作られた作品のようですが、とても魅力的なキャスティング!是非、フランスでも劇場公開して欲しいですね。

"Les Mains libres(直訳:自由)" ブリジット・シー監督
出演:ロニ・エルカベッツ、カルロ・ブラント、ノエミ・ルヴォウスキー
刑務所で映画を作るワークショップを行っている女性監督が、受刑者の一人と恋に落ちてしまう物語。監督はフィリップ・ガレルの元パートナー、ルイ・ガレルの母親の女優で、これが初長編作品になります。フランスでは昨年6月に公開。
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by berceau-du-cinema | 2011-01-24 20:37 | CINEMA/FESTIVAL | Comments(0)

第36回セザール賞ノミネート作品 発表!

2月25日に開催されるセザール賞のノミネート作品が発表になりました。11部門で最多ノミネートとなったのはグザヴィエ・ボーヴォワ監督の『神々と男たち』。フランスで300万人を動員した実績もある今作ですが、オスカーのノミネートでまさかの落選をした後なので、ほんの少し気持ちが救われました。その後をロマン・ポランスキー監督の"The Ghost-Writer"、日本でも今春に公開される『ゲンズブールと女たち』が8部門で追っています。しかし500万人を動員したギョーム・カネ監督の"Les Petits Mouchoirs"は2部門のみのノミネートでした。前2作がセザール賞で評価されていただけに、これは意外な結果でした。

最優秀作品賞
"L’Arnacoeur" - パスカル・ショメイユ監督
『神々と男たち』-グザヴィエ・ボーヴォワ監督
『ゲンズブールと女たち』- ジョアン・スファール監督
"Mammuth" - ブノワ・デルピンヌ&ギュスタ―ヴ・ケルヴェン監督
"Le Nom des gens" - ミシェル・ルクレルク監督
"The Ghost Writer " - ロマン・ポランスキー監督
"Tournée" - マチュー・アマルリック監督

最優秀監督賞
マチュー・アマルリック - "Tournée"
オリヴィエ・アサヤス - 『コードネーム:カルロス 戦慄のテロリスト | Carlos』
グザヴィエ・ボーヴォワ - 『神々と男たち』
ベルトラン・ブリエ - "Le bruit des glaçon"
ロマン・ポランスキー - "The Ghost Writer"

最優秀主演女優賞
イザベル・カレ - "Les Emotifs anonymes"
カトリーヌ・ドヌーヴ - 『しあわせの雨傘』Potiche
サラ・フォレスティエ - "Le Nom des gens"
シャルロット・ゲンズブール - "L’arbre"
クリスティン・スコット・トーマス -『サラの鍵』

最優秀主演男優賞
ジェラール・ドパルデュー - "Mammuth"
ロマン・デュリス - "L’Arnacoeur"
エリック・エルモスニーノ - 『ゲンズブールと女たち』
ジャック・ガンブラン - "Le Nom des gens"
ランベール・ウィルソン - 『神々と男たち』

最優秀オリジナル脚本賞
マチュー・アマルリック, フィリップ・ディ・フォルコ, マルセロ・ノヴェ・テレス,ラファエル・ヴァルブリュンヌ - "Tournée"
ベルトラン・ブリエ - "Le bruit des glaçon"
ブノワ・デルピンヌ&ギュスタ―ヴ・ケルヴェン - "Mammuth"
ミシェル・ルクレルク&バヤ・カスミ - "Le Nom des gens"
エテフィエンヌ・コマール & グザヴィエ・ボーヴォワ 『神々と男たち』

最優秀脚色賞
ジュリー・ベルトゥチェリ - "L’arbre"
ジャン・コスモ, フランソワ=オリヴィエ・ルソー, ベルトラン・タヴェルニエ - "La Princesse de Montpensier"
ロバート・ハリス & ロマン・ポランスキー - "The Ghost Writer"
エリック・ラルティゴー &ロラン・ド・バルティラ - "L’Homme qui voulait vivre sa vie"
フランソワ・オゾン - 『しあわせの雨傘』

最優秀ドキュメンタリー賞
『スタッフ・ベンダ・ビリリ 車椅子のストリートロッカーズ』 - ルノー・バレ&フローラン・ドラテュライ監督
“Cleveland Contre Wall Street" - ジャン=ステファン・ブロン監督
"Entre nos mains" マリアンヌ・オテロ監督
『オーシャンズ』 - ジャック・ペラン & ジャック・クルーゾー監督
『イヴ・サンローラン』ピエール・トレットン監督

最優秀初監督作品賞
"L’Arnacoeur" - パスカル・ショメイユ監督
『ゲンズブールと女たち』- ジョアン・スファール監督
"Simon Werner a Disparu" - ファブリス・ゴベール監督
『トルコ人の頭』 - パスカル・エルベ監督
『きらきらしている』 - ジェラルディーヌ・ナカシュ& エルヴェ・ミルマン監督

最優秀アニメーション賞
『アーサーと魔王マルタザールの逆襲』 - リュック・ベッソン監督
『青いゴルディーニの男』 - ジャン=クリストフ・リー監督
『イリュージョニスト』- シルヴァン・ショメ監督
"Logoroma - H5" フランソワ・アロー, エルヴェ・ド・クレシー, リュドヴィック・ユープラン監督
"Une Vie de chat" - ジャン=ルイ・フェリシオーリ & アラン・ガニョール監督

最優秀助演女優賞
アンヌ・アルヴァロ - "Le bruit des glaçons"
ヴァレリー・ボントンヌ- "Les Petits Mouchoirs"
レティティア・カスタ - 『ゲンズブールと女たち』
ジュリー・フェリエ - "L’arnacoeur"
カリン・ヴィラール - 『しあわせの雨傘』

最優秀助演男優賞
ニエル・アレストリュプ - "L'homme qui voulait vivre sa vie"
フランソワ・ダミアン - "L’arnacoeur"
ジル・ルルーシュ - "Les petits mouchoirs"
ミシェル・ロンズデール - 『神々と男たち』
オリヴィエ・ラブルダン - 『神々と男たち』

最優新人女優賞
レイラ・ベクティ - 『きらきらひかる』
アナイス・ドゥムスティエ - "D'amour et d'eau fraiche"
オードレイ・ラミー - "Tout ce qui brille"
レア・セイドゥ - "Belle Epine"
ヤヒマ・トレス - "Vénus noire"

最優秀新人男優賞
アルチュール・デュポン - 『バス・パラディアム』
グレゴワール・ルプランス・ランゲ - "La Princesse de Montpensier"
ピオ・マルマイ -" D'amour et d'eau fraiche"
ラファエル・ペルソナーズ - "La Princesse de Montpensier"
エドガー・ラミレス - 『コードネーム:カルロス 戦慄のテロリスト | Carlos』

最優秀撮影賞
クリストフ・ボーカルヌ - "Tournée"
カロリーヌ・シャンプティエ- 『神々と男たち』
パヴェル・エデルマン - "The Ghost Writer"
ブリュノ・ド・カイザー - "La Princesse de Montpensier"
ギョーム・シフマン - 『ゲンズブールと女たち』

最優秀編集賞
リュック・バルニエール - 『コードネーム:カルロス 戦慄のテロリスト | Carlos』
アネット・デュテルトル - "Tournée"
エルヴェ・ド・ルーズ - "The Ghost Writer"
マリー・ジュリー・マイユ - 『神々と男たち』
マリリン・モンシュー - 『ゲンズブールと女たち』

最優秀衣装賞
オリヴィエ・ベリヨ - 『アデル』
パスカリーヌ・ショヴァンヌ - 『しあわせの雨傘』
アレクシア・クリスプ=ジョーンズ - "Tournée"
マリエル・ラヴォー - 『神々と男たち』
キャロリーヌ・ド・ヴィヴェイズ - "La Princesse de Montpensier"

最優秀美術賞
ミシェル・バルテレミー - 『神々と男たち』
ギー=クロード・フランソワ - "La Princesse de Montpensier"
アルブレヒト・コンラート - "The Ghost Writer"
クリスチャン・マルティ - 『ゲンズブールと女たち』
ユーグ・ティサンディエ - 『アデル』

最優秀録音賞
フィリップ・バルボー, ジェローム・ヴィシアック, フロラン・ラヴァレ - 『オーシャンズ』
ジャン=マリー・ブロンデル, トマ・デジョンケール, ディーン・ハンフレー - "The Ghost Writer"
ジャン=ジャック・フェラン, ヴァンサン・ギヨン, エリック・ボナール - 『神々と男たち』
オリヴィエ・モヴザン, セヴラン・ファヴリオー, ステファン・ティエボー - "Tournée"
ダニエル・ソブリノ, ジャン・グディエ, シリル・ホルツ - 『ゲンズブールと女たち』

最優秀音楽賞
ブリュノ・クレ - 『オーシャンズ』
アレクサンドル・デプラ - "The Ghost Writer"
グレゴワール・エッツェル - "L’arbre"
デルフィーヌ・マントゥレ & トニー・ガトリフ - "Liberté"
ヤロル・プポー - 『バス・パラディアム』
フィリップ・サルド- "La Princesse de Montpensier"

最優秀短編賞
"Logoroma - H5" フランソワ・アロー, エルヴェ・ド・クレシー, リュドヴィック・ユープラン監督
"Petit tailleur" - ルイ・ガレル監督
"Un transport en commun" - ディャナ・ゲイ監督
"Un pute et un poussin" - クレモン・ミシェル監督

最優秀外国映画賞
"Les amours imaginaires" - グザヴィエ・ドラン監督
『ブライト・スター~いちばん美しい恋の詩(うた)~』 - ジェーン・カンピオン監督
『瞳の奥の秘密』- フアン・ホセ・カンパネラ監督
"Illégal" - オリヴィエ・マセ=ドゥパス監督
『インセプション』 - クリストファー・ノーラン監督
『インビクタス』 - クリント・イーストウッド監督
『ソーシャル・ネットワーク』- デヴィッド・フィンチャー監督
by berceau-du-cinema | 2011-01-21 19:45 | CINEMA/PRIX | Comments(0)

2010年のフランス映画は?

国立映画センター(CNC)が2010年のフランス映画の製作状況を発表しました。

製作本数は261本。これは世界的な経済不況の打撃を受けた2009年から31本増えた数字になっており、2008年の実績に近いものになっています。これに比例して、製作費も同様に前年より31%のアップとなりました。また他国との共同製作された作品が28%アップの118本(2009年は93本)、100%が自国で製作された作品数は4.4%のみの上昇にとどまっています。また製作費が400万〜700万ユーロの中堅の作品の製作本数が19本あがっており、近年の問題なっていた大作と小規模の製作費の作品の2極化に少し歯止めがかかっているようです。

またフランス映画の海外での振興をサポートするユニフランスによると、海外でのフランス映画の動員数は5720万人で2009年より17.9%のダウン。アメリカで45%ダウンした影響を受けています。2008年が8420万人という記録を樹立しているので、これから較べるとかなり落ちてしまいました。

最も集客した作品はロマン・ポランスキーの"The Ghost Writer"(国際的キャストによる英語劇…)、ベッソン製作の『パリより愛をこめて』(同様…)と製作費以外の面ではフランス映画とは言えない作品ばかり!しかもアメリカではフランス語の作品の公開本数も動員数も増えているので、ダウンの原因は純粋なフランス映画にはないような…例えば日本でも大ヒットしたジャック・ペラン監督のドキュメンタリー『オーシャンズ』がこの2作と同じぐらいの動員数を記録。またフランス語のフィクションとしては、『アデル/ファラオと復活の秘薬』『オーケストラ!』も健闘しました。
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また国別では長年に渡ってフランス映画の動員がよかったものの2009年は振るわなかったイタリア、スペイン、イギリスがアップを記録。その他、ロシアでも動員数が上がりました。2010年は日本でも公開作品が増えましたが、2009年に大躍進した中国とお隣のドイツでは動員数がダウンしています。
by berceau-du-cinema | 2011-01-14 12:23 | CINEMA/BUSINESS | Comments(0)

シルヴィー・テスチュが監督に挑戦!しかも主役は…

演技派として知られる女優のシルヴィー・テスチュ。既に文壇デビューも果たし、そちらでも評価を得ている彼女が、監督業にも挑戦することが明らかになりました。

ジャーナリスト出身の女性作家フレデリック・デゲルトの"La Vie d'une autre"を原作とするこの作品は、マリーという名の一人の女性の二つのピリオドを描いています。まず25才の時、彼女はあるパーティの夜に一目惚れを体験。そして翌朝、物語は12年後に。その夜に知り合った男性ペドロと結婚した彼女は複数の子供たちを授かりますが、記憶に障害が発生してしまいます。しかしマリーはそのことを誰にも打ち明けずに、他人の人生のような自分の人生を続けて行く物語です。
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シルヴィー・テスチュがこの物語の主役に選んだのはジュリエット・ビノシュ!そしてマチュー・カソヴィッツも出演します。彼女は今年公開予定のカソヴィッツの新作”L’Odre et la morale”に出演しているので、お互いに認め合っているわけですね。撮影は4月にスタート、パリ、ブルターニュ地方、リュクサンブルグで撮影が行われます。
by berceau-du-cinema | 2011-01-13 18:58 | CINEMA/PROJET | Comments(0)