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トロント映画祭&サン・セバスチャン映画祭2011/1

9月に開催される二つの映画祭も出品作品の一部が既に発表になっています。

まずヴェネチア映画祭とほぼ同時期に開催されるトロント映画祭。北米では秋の映画シーズンの幕開けとなる重要な映画祭で、カンヌの話題作はもちろん、ヴェネチアのコンペの作品も多く出品されます。特に今回発表になった特別上映部門には商業的な作品にも重点を置いているので、三大映画祭に出ていなくても、ビジネスのポテンシャルのある作品も選ばれます。

フランス映画では、今のところカンヌ組は"The Artiste"のみ。ヴェネチア組からはマルジャン・サトラピ&ヴァンサン・パロノー監督の”Poulet aux prunes”が入りました。
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その他の作品は…

"Americano" マチュー・ドゥミ監督
出演:マチュー・ドゥミ、サルマ・ハエック、ジェラルディーヌ・チャップリン、キアラ・マストロヤンニ
シノプシス:こちらから…
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"Une Vie Meilleure" セドリック・カーン監督
出演:ギョーム・カネ、レイラ・ベクティ
シノプシス:料理人のヤンと9歳の息子を持つウェイトレスのナディアは、一緒にレストランをオープンするが、やがて借金に追われるようになる。
*フランス公開:2012年1月4日
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Un Heureux Evenement レミ・ブザンソン監督
出演:ルイーズ・ブルゴワン、ピオ・マルマイ、ジョジアーヌ・バラスコ
シノプシス:初めての赤ちゃんを授かったカップルに起こる変化を描く物語。
*フランス公開:9月28日
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またフランスで製作したポーランド人の監督の作品が2本あります。しかも、Joanna Kuligという同じ女優が出演!

"La femme du 5è" パヴェル・パヴリコフスキー監督
出演:クリスティン・スコット・トーマス、イーサン・ホーク、Joanna Kulig、Samir Guesmi
シノプシス:娘との関係を修復するためにパリにやってきたアメリカ人の小説家トム。しかし思ったように事は進まず、彼は夜警の仕事しながら小説を執筆することに。そんな時、彼は秘密めいたイギリス女性と出会う。
*フランス公開:11月23日
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"Elles" Malgoska Szumowska監督
出演:ジュリエット・ビノシュ、Joanna Kulig、アナイス・ドゥムスティエ
シノプシス
シノプシス:女性誌に掲載する記事のために学生による売春のリサーチをしていたジャーナリストのアンヌは、ポーランド人とフランス人の二人の娘に出会う。彼女たちの話を聞くにつれて、アンヌは自分自身の人生や家族についても考え始める。
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ガラ上映はリュック・ベッソン監督によるアウンサンスーチーの伝記映画"The Lady"が。この作品はヴェネチアで招待上映されるかな?と思っていたのですが、トロントだけのようです。
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また9月16日から開催されるスペインのサン・セバスチャン映画祭の公式上映にも、マチュー・ドゥミ監督の"Americano"が選ばれています。そして…

"Le Skylab" ジュリー・デルピー監督
出演:ジュリー・デルピー、エリック・エルモスニーノ、オーレ・アッティカ
シノプシス:1979年7月のある週末。祖母の誕生日のためにブルターニュの田舎の家に集まった家族の物語。製作発表時の情報はこちらから。
*写真を見ているだけで楽しそう!フランス公開:10月5日
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by berceau-du-cinema | 2011-07-29 01:00 | CINEMA/FESTIVAL | Comments(0)

ヴェネチア映画祭2011 公式コンペ&招待上映&オリゾッティ部門

今年のヴェネチア映画祭の公式部門の出品作品が発表になりました!公式コンペのラインナップもアベル・フェラーラなどかなりすごいのですが、招待上映もマルコ・ベロッキオ、エルマンノ・オルミの新作など注目作品がたくさんあります!

フランス映画ですが、公式コンペ部門はで取り上げた作品(+ポランスキーの新作)が入ったので、ここではノーマークだった招待上映の作品を紹介します。

”LA FOLIE ALMAYER” シャンタル・アケルマン監督 *ベルギー合作
出演:スタニスラス・メラール、オーロラ・マリオン、マルク・バルベ
シノプシス:東南アジアを舞台にしたジョセフ・コンラッドの1985年発表の小説の映画化。オランダ人の商人アルマイヤーは裕福なリンガードの後押しを受けるようになり、彼の養女と愛のない結婚をする。しかしリンガードは金塊を探すために財産の殆どを失い、失踪してしまう。アルマイヤーと妻の娘の間に生まれた娘ニーナは美しい娘に成長し…
*フランス公開は9月28日
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”LA DÉSINTÉGRATION” フィリップ・フォコン監督
出演:achid Debbouze, Yassine Azzouz, Perset Ymanol, Mohamed Nachit
シノプシス:フランス北部の街リールの郊外。貧困に苦しう3人の青年がカリスマ性のある年上のジャメルに出会い、過激な思想に感化されて行く。
*フォコン監督は移民問題など社会的なテーマを扱う職人気質の監督。前作"Dans la vie"も素晴らしい作品でした。フランス公開は来年の3月7日。写真は撮影現場から。
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"LA CLÉ DES CHAMPS" クロード・ニュリザニー&マリー・プレンヌー監督
出演:Simon Delagnes, Lindsey Henocque, Jean-Claude Ayrinhac
シノプシス:子供の視点で捉えた沼地の生態系のドキュメンタリー
*「ミクロコスモス」など自然をテーマにした作品で知られるニュリザリー&プレンヌー監督の新作。フランス公開はクリスマスシーズンにぶつけた12月21日です。
小さい画像ですが、ポスター?インターナショナル版とフランス版があります。
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並行上映のオリゾッティ部門は…

”L'OISEAU” イヴ・コーモン監督
出演:サンドリーヌ・キベルラン、クレモン・シボニー、ブリュノ・トデスキーニ
シノプシス:アンヌには友達も子供も恋人もいない。彼女は生きる事を諦めている。もしくはその振りをしている。ある日、一羽の鳥が彼女のアパルトマンの中に入ってくる…
*フランスの国立映画学校フェミス出身のイヴ・コーモン監督は2000年に短編でジャン・ヴィゴ賞を獲得、その後発表した2本の長編は共にカンヌ映画祭(ある視点部門と監督週間部門)に出品されています。今作は6年ぶりの新作。写真もいい感じ。楽しみです。フランス公開は11月2日。
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”LE PETIT POUCET” マリナ・デ・ヴァン監督
出演:ドニ・ラヴァン、アドリアン・デ・ヴァン、ラシェル・アルディティ
シノプシス:シャルル・ペローの「親指小僧」の映画化。
*TV局アルテが製作した童話シリーズの1本。既にカトリーヌ・ブレイア監督の「青髭」と「眠りの森の美女」が発表されていますが、それぞれベルリン映画祭とヴェネチア映画祭に出品と高く評価されているシリーズ。特に「青髭」は今をときめくローラ・クルトンを発掘した作品です。ちなみに「親指小僧」は2001年にオリヴィエ・ダアン監督によって映画化され、日本では「リトル・トム」の名前で公開されていますね。
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”WOULD YOU HAVE SEX WITH AN ARAB?” ヨランド・ゾーベルマン監督
シノプシス:テル・アヴィヴにあるセックス・バーに集まる人たちを捉えたドキュメンタリー。ジャファに住むサミーはイスラエルのアラブ人でDJやインターネットのサイトのコンセプトを作っている。テル・アヴィヴに夜遊びをするハンサムな彼に対するお店の客たちの反応は…
*ヨランド・ゾーベルマンはドキュメンタリーとフィクションを行き来している女性監督。1996年に発表したフィクション”CLUBBED TO DEATH”が「L.S.D. LOVE,SEX&DRUG」のタイトルで日本でDVD発売されています。

またアメリカ在住のイラン人監督がアミール・ナデリが西島秀俊や常盤貴子を迎えた『CUT』がオープニング上映される他、ヴェネチアの常連である塚本晋也監督の名前も。また俳優のジェームス・フランコの監督作品も。とうとう長編デビューですね!個人的にはポルトガルの女性監督テレーザ・ヴィラヴェルデの新作が気になります。
by berceau-du-cinema | 2011-07-28 19:58 | CINEMA/FESTIVAL | Comments(0)

ヴェネチア映画祭2011 VENICE DAY&批評家週間

8月31日から開催されるヴェネチア映画祭。明日の公式コンペ作品の発表を前にして、並行上映されるVENICE DAYと批評家週間の2部門の上映作品が決定しました。

まずはVENICE DAYから…

”TOUTES NOS ENVIES” フィリップ・リオレ監督
出演:ヴァンサン・ランドン、マリー・ジラン、ヤニック・レニエ
シノプシス:リオンの裁判所で判事として働くクレールは、経験豊かな判事ステファンを銀行の貸し付けの事件に巻き込んで行く。やがて二人の間に特別な感情が生まれて行き…
*企画があがった際の情報はこちらから。フランス公開は11月9日
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”PRESUME COUPABLE” ヴァンサン・ガレンク監督
出演:フィリップ・トレトン、ノエミ・ルヴォウスキー、ウラディミール・ヨルダノフ
シノプシス:2001年に子供への性的虐待で捕まったアラン・マレコー氏とその妻の冤罪事件を追う。
*フランスではウトロー事件 (l'affaire d'Outreau) という名前でとても有名な集団児童性的虐待事件。フランス公開は9月7日。
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"LOVE AND BRUISES" ロウ・イエ監督
出演:タハール・ラヒム、Corinne Yam、ジャリル・レスペール、源 利華
シノプシス:パリに亡命した中国人女性の研究者とフランス人の肉体労働者との間の「愛の幻想」を描いたラブストーリー。
*企画があがった際の情報はこちらから。2008年に公開されたバーベット・シュローダー監督の『INJU』の主役に抜擢された源 利華さんが出ていますね。
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"HIVER DERNIER" ジョン・シャンク監督 *ベルギー合作
出演:ヴァンサン・ロティエ、アナイス・ドゥムスティエ、フロランス・ロワレ・カイユ、ミシェル・シュボー、オーロール・クレモン
シノプシス:アルデンヌ地方で家業の牛の放牧をする青年ヨアン。最初は嫌がっていた仕事であったが、グローバリゼーションの中で失われつつ職業にやがて愛着を抱いて行く。
*監督はヨーロッパ在住のアメリカ人。しかし素晴らしいキャスティング!
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"CAFE DE FLORE" ジャン=マルク・ヴァレ監督 *カナダ合作
出演:ヴァネッサ・パラディ、Kevin Parent、エレーヌ・フロラン
シノプシス:1960年代のパリと現代のモントリオールを舞台にした物語。ダウン症の一人息子を育てるパリジェンヌのジャクリーヌと離婚したばかりのモントリオールのDJアントワーヌの運命が交差する物語。
*共演のKevin Parentという人はカナダのミュージシャン。ポスターは2種類あります。
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そして楽しみなのは特別上映されるフレデリック・ワイズマンの新作"CRAZY HORSE"!パリの有名なキャバレーの裏側が舞台です。コメディ・フランセーズ、パリのオペラ座と合わせて、「パリの3部作」になるそうです。
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そして新人監督が対象の批評家週間部門からは…

"LOUISE WIMMER" シリル・メヌガン監督
出演:コリーヌ・マシエロ、ジャン=マルク・ルロ
まもなく50歳を迎えるルイーズは車上生活を続けている。住まいを見つけ、ゼロから出発することを望む彼女だが、ポールは愛する彼女の心を取り戻そうとし、ルイーズはとまどう。
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by berceau-du-cinema | 2011-07-26 01:07 | CINEMA/FESTIVAL | Comments(0)

カンヌ映画祭監督週間の次期トップが決定!

前任者フレデリック・ボワイエの更迭劇が話題となったカンヌ映画祭の監督週間のトップが決定しました。26年間に渡って日刊紙リベラシヨン紙の映画批評を執筆し、その後、スイスのフリブール国際映画祭の芸術ディレクターを4年間務め、現在は同紙でブログ”le Cinoque”を担当しながらジュネーヴの映画館のディレクターでもあるエドゥアード・ウェイントロープ氏です。
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批評家出身で国際映画祭(と言っても規模は全く違いますが)の経験者…やはりこう来ましたか、という選択。これでリベラシヨン紙と他の数メディア(ここで書くと問題が起こりそうなので、控えます…(笑))のバックアップは得たも同然ですが、ウェイントロープ氏は2009年にカンヌ映画祭カメラドールの審査委員も努めています。しかもその時のメンバーには現批評家週間のトップ、シャルル・テッソンの名前は。この選出でカンヌ映画祭自体との関係性はどのようになるのでしょうか。ともかく結果は来年のカンヌを待つしかありませんが…
by berceau-du-cinema | 2011-07-23 21:04 | CINEMA/FESTIVAL | Comments(0)

シャルロット・ゲンズブールに第3子誕生!

7月16日、シャルロット・ゲンズブールがパリの16区にあるクリニック・ド・ラ・ミュエットで第3子になる女の子、ジョーを出産したことが本日彼女のアタッシェ・ド・プレスから発表されました。彼女の公式サイトでは予定は8月になっていたので、ちょっと早め?長男のベンは14歳、長女のアリスは9歳なので、頼もしいお兄さん、お姉さんになってくれる?(アリスは去年のカンヌではシャルロットに抱っこされていたけど…)


ちなみに昨日はシャルロットの40歳の誕生日!それまで発表を控えていたようです。フランスが20歳、30歳、40歳と大きな節目になる誕生日に大きなお祝いをするのが習慣ですが、シャルロットは新しい家族とどのような誕生日を迎えたのでしょうか?

この写真はシャルロットが1歳の時!こうして見ると、今の彼女はお母さんに似てますね!
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by berceau-du-cinema | 2011-07-22 13:36 | CINEMA/CELEBRITE | Comments(0)

2011年上半期ベスト10!

明日より日本に一時帰国します。でもフランス映画の新作情報がすごく一杯ストックしてあるので、日本から少しずつアップいたします!そして…突然ですが、2011年上半期(1〜6月)のベストを発表(順不同)!選考基準は、見てるうちからもう見ていること自体に感動してしまう作品です。

”HA HA HA”(ホン・サンスー監督)
2010年カンヌ映画祭ある視点部門出品

「トゥルー・グリット」(ジョエル&イーサン・コーエン兄弟)
2011年ベルリン映画祭オープニング上映

”DRIVE”(ニコラス・ウィンディング・レフン監督)
2011年カンヌ映画祭公式コンペ出品

"SUR LA PLANCHE"(レイラ・キラニ監督)
2011年カンヌ映画祭監督週間部門出品。実はカンヌで一番衝撃を受けた作品。この絵を見てもらえば、すごさがわかる!
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”海炭市叙景”(熊切和嘉監督)
2010年東京国際映画祭公式コンペ出品。世界トップクラスの映画祭に出品されるべき作品だと思う。

”冷たい熱帯魚”(園子温監督)
2011年ベルリン映画祭フォーラム部門出品。

”ROAD TO NOWHERE”(モンテ・ヘルマン監督)
2010年ヴェネチア映画祭公式コンペ出品。

"TOMBOY"(セリーヌ・シアマ監督)
2011年ベルリン映画祭パノラマ部門出品

"MEEK'S CUTOFF"(ケリー・ライヒャルト監督)
2010年ヴェネチア映画祭公式コンペ出品。監督、ミシェル・ウィリアム、ポール・ダノ、ウエスタン…もうそれだけで見なくても素晴らしいと思ってしまうが、まさにその通り!しかし、今日までこの監督を男性だと思っていました…(恥)。

"JODAEIYE NADER AZ SIMIN(ナデルとシミンの離婚)"(アスガー・ファルハディ監督)
2011年ベルリン映画祭金熊賞。この監督の作品構成、脚本は本当にすごい、の一言。ギジェルモ・アリエガどころではない、と思う。

次点:
"ETERNITY"(Sivaroj Kongsakul監督)
2011年ロッテルダム映画祭公式コンペ出品。この作品がタイガーアワードを獲って。本当に嬉しかった!
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特別賞:
"MAFROUZA"(エマニュエル・ドゥモリス監督)
2008年FID、2010年ロカルノ映画祭、2011年山形国際ドキュメンタリー映画祭出品
"LA GUERRE EST DÉCLARÉE"(ヴァレリー・ドンゼッリ監督)
2011年カンヌ映画祭批評家週間部門出品。

結局、みんな大きい映画祭に出た作品ばかりで、我ながらつまらない結果に。日本映画は見れている絶対数が少ないので…そしてフランス映画が少なくアメリカ寄り、ウエスタンが2本も!私としたことが、テレンス・マリックが入っていない!しかしそれは個人的に彼の旧作の方が数倍好きなので…同じ事が言えるのが、現在公開中のミア・ハンセン・ラブ監督の"UN AMOUR DE JEUNESSE"。デビュー作"TOUT EST PARDONÉ"の衝撃が大きすぎたせいかもしれませんが。しかしこの作品とギイ・ジル作品の類似性の指摘に賛同して頂ける方を募集中。
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by berceau-du-cinema | 2011-07-18 23:20 | CINEMA/ETC. | Comments(0)

ヴェネチア映画祭2011: フランス映画の噂

8月31日から開催される第68回ヴェネチア映画祭。出品が確実視されているフランス映画の情報です。

2年前のカンヌの酷評が答えたフィリップ・ガレル監督は新作”Un été brûlant”は常連のヴェネチアを選んだことは既にお伝えしており、何とカンヌで日本へセールスされましたが、その他にもロマン・ポランスキー監督の”Carnage”(英語劇、キャストも国際的ですが、フランス製作)も既に決定している模様です。

その他、有力視されているのがマルジャン・サトラピ&ヴァンサン・パロノー監督の”Poulet aux prunes”。今作はアニメではなく実写。写真が出てきましたが…主役のマチュー・アマルリックは写っていない…もう少しの我慢でしょうか。
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また大好きなフィリプンの映画作家ブリランテ・メンドーザ監督も、新作”Captured”はフランスが主要な製作国。主役はイザベル・ユペールです。
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ユペールはホン・サンスー監督の次回作にも出演するようですが、それは、ホン・サンスーの世界がどうなるかちょっと不安…

スウェーデンのトーマス・アルフレッドソン監督(「ぼくのエリ 200歳の少女」)の新作英語劇「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」もフランスが製作に入っていますが、これも既に決まっていると噂になっています。ゲイリー様出演。
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by berceau-du-cinema | 2011-07-15 08:38 | CINEMA/FESTIVAL | Comments(0)

ロカルノ映画祭 作品発表!

8月にスイスで開催されるロカルノ映画祭の作品が発表になりました。日本映画がコンペに2本、招待上映に1本と、松本人志監督の3本と加えると6本も!

フランスは前述の3本に加え、レバノンと共同製作となるダニエル・アルビッド監督の"Beirut Hotel"も。レバノン人の女性歌手と仕事でベイルートを訪れたフランスの弁護士との恋の物語です。弁護士役はシャルル・ベルリングが演じています。
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やはり監督週間出身の監督なので、あまりびっくりはしないのですが…他にもフランス映画が1本!

”Dérnière séance(最終上映)” ロラン・アシャール監督
シノプシス:閉館の危機に襲われている映画館を救おうとしているシルヴァンは、プログラム担当、上映技師、切符売りを一人でこなしている。幼い頃に母親が目の前で自殺したことにトラウマを抱える彼は、夜の街に出て殺人を繰り返している。しかし映画を見に来た娘に恋をし、彼の「習慣」は崩されていく…
*ロラン・アシャール監督は1999年に発表した”Plus qu'hier, moins que demain”がロッテルダム映画祭でグランプリ、ロカルノ映画祭で監督賞を受賞。2本めの”Le Dernier des fous”はジャン・ヴィゴ賞を獲得しています。3本めの今作も前作に出演したパスカル・セルヴォが主役。製作はモーリス・ピアラ監督の最後のパートナーだったシルヴィー・ピアラです。
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招待上映も大変なことに…ラヤ・マーティン、アルベルト・セラ(2本も!彼のプロデューサーはセレクションメンバーの一人)、クリストフ・ホーホホイスラー、リサンドロ・アロンソ、そして全州デジタル・プロジェクトからジャン=マリー・ストローブ、ホセ・ルイス・ゲリン、クレール・ドニ…しかしジャン・ウェン監督 X チョウ・ユンファの『譲子弾飛』が一番オリヴィエ・ペールらしいかも。短編映画部門の特別上映にはホアン・ペドロ・ロドリゲスと審査委員のルイ・ガレルの新作も。ラヤ・マーティンはこちらにも入っています。一時、製作意欲を失っている、と聞いていましたが、元気に勢力的になったようですね!
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BUENAS NOCHES, ESPAÑA by Raya Martin
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MEMORIES OF A MORNING by José Luís Guerín

もう写真だけで見たくてたまらなくなる!昨年に引き続き、ディレクターの友達監督大集合映画祭(笑)、だけど新人監督コンペ部門も含めて新しい出会いもあるかも…ああ、行きたい…でもカンヌよりも滞在費にお金がかかると言われている映画祭なので、招待でもされない限り無理…
by berceau-du-cinema | 2011-07-13 19:21 | CINEMA/FESTIVAL | Comments(2)

FID マルセイユ 2011 PART 2

マルセイユのドキュメンタリー映画祭FIDが終了しました。しかしインターナショナル・コンペティション、フレンチ・・コンペティション共にグランプリ作品を未見…なので何も書けません。残念。アタッシェ・ド・プレスからDVD、手に入れて見ます…

ですが東美恵子監督の"AUGUST"が、ジョルジュ・ド・ボールガール賞の特別賞を受賞しました!発表は審査委員として参加した、プロデューサーの吉武美知子さんから。残念ながら東監督はミュンヘンに戻ってしまっていたので、代わりにマルセイユ領事館の領事が。個人的には東監督の言葉が聞きたかったのですが、「広島と震災という惨事を結びつけたスピーチがよかった!」と好評でした。
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今年のFIDでは、二人の女優が監督デビューを飾りました。一人はインターナショナル・コンペティションに出品された”SIBERIE”のジョアンナ・プライス(本人より「プレイスではなくプライス」とのこと)。「不完全なふたり」などに出演していますが、ファッション・アイコンとしても有名な彼女。今作はブリュノ・デュモン監督(映画にされて怒っているらしい)と交際していた時期、シベリア鉄道で旅をしながらお互いを撮影しあう、という状況の中で生まれた作品。彼女のアティチュードには一人の女性なのか、一人の女優なのか、という区別が欠如。上映後のパーティで質問をする機会があったのですが、「カメラが存在するという時点で状況は変わる」という説明を。そしてもう1本は『ママと娼婦』の娼婦役だったフランソワーズ・ルブランの”CRAZY QUILT”。思春期の頃に過ごしたイギリスを再訪し、その土地と文化への憧れをキルトのように綴った、本人同様に愛らしい作品でした。

そして3月にパリで開催されたシネマ・デュ・レアルで見逃したジョナス・メカスの”SLEEPLESS NIGHTS STORIES”をとうとう見る事ができました。ここ最近のメカス作品の中では最高の出来では。私にとってガールズ・ムービーの元祖そして骨頂であるマリー・メンケンへのオマージュにはとても感動。ハーモニー・コリンの赤ちゃんも登場!そしてルイ・ガレル(と高校時代の彼女)、ビョークも…。

また閉幕式で上映されたのは、ジョナサン・カウエット監督の”WALK AWAY RENEE”。この作品もカンヌの批評家週間部門での特別上映を見逃していたのですが、(スパイク・ジョーンズの短編とプログラミングされていたせいか)入れない観客が溢れていた上映では、途中退場者が続出して監督がショックを受けていた、と聞いていたので、ちょっと複雑な気持ちで観賞スタート…確かに「ターネーション」に較べると色々な事をやろうとし過ぎて散漫さが出ている感は否めませんが、しかしだからこそこの監督の自分と病を患う母親をさらけ出しながらも真摯な姿勢を失わない姿に感動を誘われました。カンヌでも(上映の前に)ちょっと話す機会があった時にも感じたのですが、本当に素直でいい人なんだな…と。ナン・ゴールディンの"Sisters, Saints and Sibyls"と対で見たい作品。頑張れ、カウエット!
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by berceau-du-cinema | 2011-07-11 07:12 | CINEMA/FESTIVAL | Comments(0)

FID マルセイユ 2011

全然更新できなくて、ごめんなさい…7月頭は映画に全然関係のない世界に没入させられ、その後、マルセイユで開催されている映画祭FIDに来ています。
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実は諸々の事情であまり映画を見れていないのですが…インターナショナル・コンペティション部門に出ているミュンヘン在住の日本人監督東美恵子の”AUGUST”に感動!台詞、演出、構図、編集…全てが緻密に計算されながらも人間的、モラル的な距離感を忘れず、知的でありながらも感情を観客に沸き起こさせ、現実とフィクションの融合のバランスがすばらしく、そこに映画的な偶然の贈り物までが訪れる作品。既に2回見てしまったのですが、ああ、もう一度見たい!と思わせます。特に最後、11分のロングシークエンス、そしてエンディングに繋がれていく過程は圧巻です!
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そしてホセ・ルイス・ゲリンとジョナス・メカスの往復書簡という夢のようなタッグによる”CORRESPONDANCE JONAS MEKAS”で至福の時間を味わい、キートンの”THE CAMERAMAN”のシネ・コンサート付きの野外上映で地元の人たち、その他、アニエス・ベーによる私日記”UNE SORTE DE JOURNAL VIDEO”や、フランス人監督による足立正生監督に関するドキュメンタリーが2本も。終盤戦にも何に出会えるかに期待!

ちなみに製作段階の作品を助成するFIDlabはジャンヌ・バリバールの”ELECTRE”が入賞。先日、パンタンで見た作品"PAR EXEMPLE, ELECTRE”はピエール・レオンとの共同監督でしたが、次回の作品が彼女一人で監督、今後作られるシリーズの"THEATRE A EMPORTER(持ち帰り用の演劇)"の第1弾作品になります。
by berceau-du-cinema | 2011-07-09 18:56 | CINEMA/FESTIVAL | Comments(0)