人気ブログランキング |

<   2013年 09月 ( 5 )   > この月の画像一覧

アブデラティフ・ケシシュ監督が見いだした2人の女優がタッグ!

2013年のカンヌ映画祭でパルム・ドールに輝いたアブデラティフ・ケシシュ監督の『アデル、ブルーは熱い色』でタイトルロールを演じたアデル・エグザルコプロスが、やはりケシシュ監督が2003年に発表した『身をかわして』で世に送り出した女優サラ・フォレスティエ(『恋は足手まとい』『ゲンスブールと女たち』)の監督デビュー作"M"で主役を演じることが明らかになりました。
b0163829_9431327.jpg

b0163829_9431712.jpg

サラ・フォレスティエが7年前から企画を暖め、数ヶ月前から主演女優探しに入っていた"M"は、話す時にどもってしまうリラの物語。コンプレックスを抱いて自分の殻に閉じこもっていたリラは、不法のカーレースのパイロットをしているモーと出会い、恋に落ちて人生が一変することに。彼に危険なレースを止めさせようとしますが、危険の味を覚えてしまったモーはなかなか断ち切ることができず…。撮影は2014年の春にスタートする予定です。

ケシシュ監督が役名に本名を使うほど惚れ込んだアデル・エグザルコプロスは、現在20才のギリシャ系フランス人です。『アデル、ブルーは熱い色』での熱演で今後の活躍に注目が集まっていますが、実はカンヌ映画祭の前後は新人女性監督マリアンヌ・タルデューの"Qui vive"の撮影に参加していました。主演は『預言者』や『愛について、ある土曜日の面会室』そして『ゼロ・ダーク・シティ』にも出演していたレダ・カティブです。
by berceau-du-cinema | 2013-09-30 09:42 | CINEMA/PROJET | Comments(0)

ジャン・デュジャルダン x ジル・ルルーシュ=フレンチ・コネクション

プライベートでも仲の良いジャン・デュジャルダン(『アーティスト』)とジル・ルルーシュ(『この愛のために撃て』)。その2人がコラボレーションした作品にはオムニバス『プレイヤー』がありますが、新作"La French"で新たに共演を果たしています。

1970年代にマルセイユで起きた実話をベースにしたこの作品の主人公は、ミシェル判事と犯罪グループの親分ガエタン・ザンパ。「フレンチ・コネクション」と言われたマルセイユの麻薬組織を壊滅させようとしていたミシェル判事は、7年の間に6カ所のヘロイン工場を解体、70人の麻薬でフィーラーを逮捕。しかし1981年10月にバイクに乗った2人組の男に発砲され即死しています。事件に絡んでいたと疑われていたザンパは、後に刑務所内で自殺を図っています。この事件は1984年に既に映画化されたことがあり、その際はジャック・ペランが判事役を演じています。
b0163829_6172180.jpg

今作ではデュジャルダンがミシェル判事、ルルーシュがザンパに。その他、ジル・ルルーシュの実生活のパートナーであるメラニー・ドゥティ、セリーヌ・サレット、ブノワ・マジメル、ブリュノ・トデスキーニと豪華なメンバーが出演しています。役作りのため、俳優たちはミシェル判事の近親者、元同僚、家族などに会ったとのこと。監督はこれが長編2本目となる若手のセドリック・ヒメネス。撮影は作品のもう1つの主人公と言えるマルセイユで今年の8月26日から14週間に渡って行なわれていますが、監督自身も同地の出身なので街は知り尽くしているのでは?フランスでの公開は2014年10月を目指しています。
by berceau-du-cinema | 2013-09-27 06:13 | CINEMA/PROJET | Comments(0)

エリック・ロメールとジョスラン・キヴランにオマージュに捧げる映画

2010年に亡くなったヌーヴェルヴァーグを代表する映画監督のエリック・ロメール。遺作は2006年に発表した『我が至上の愛〜アストレとセラドン〜』となりました。その作品に出演していた俳優のジョスラン・キヴランは、2009年11月に不慮の交通事故に遭い、30才の若さで他界。しかし、ロメール監督との撮影の体験にインスパイアを受けた脚本を残しており、この度、映画化されることになりました。
b0163829_1826201.jpg

"Maestro"とタイトルがついた今作の主人公はアクション映画に出演することを夢見る俳優のアンリ。しかし作家性の強い監督セドリック・ロヴェールの作品にキャスティングされ、その撮影の経験により考え方が全く変わってしまう、という物語です。

アンリを演じるのはピオ・マルマイ、共演者の女優役の一人に『タイピスト!』のデボラ・フランソワ。そしてロヴェール監督役は名優マイケル・ロンズデールが演じます。メガホンを握るのは生前にジョスラン・キヴランと何度もコラボレーションをし、今作の脚本も共同執筆している女性監督のレア・ファゼール。作品は今年の夏、フランスとイタリアで撮影されました。その模様の写真の右下にマイケル・ロンズデールが写っています。
b0163829_18262782.jpg

by berceau-du-cinema | 2013-09-25 18:29 | CINEMA/PROJET | Comments(0)

ルイ・ガレルが初長編作品を監督!

既に監督として3本の短編作品を発表し、評価を得ている俳優のルイ・ガレルが"Les Deux amis"で長編デビューをします。

1833年に発表されたアルフレッド・ド・ミュッセの戯曲「マリアンヌの気まぐれ」の映画化となる今作は、俳優として『ジョルジュ・バタイユ ママン』から5作の作品に出演しているクリストフ・オノレ監督と共同執筆されています。原作のあらすじは司法長官の妻マリアンヌに恋をしたセリオが友人オクターヴに仲立ちを頼んで逢い引きの画策をする。貞淑なマリアンヌは最初は断っていたものの、少しずつオクターヴに惹かれて行き、彼への鞘当てのためにセリオとの面会を承諾する。しかし夫が妻に疑いを持ち、逢い引きの現場に殺し屋を送り込んでいた…というもの。
今回の映画化は自由翻案ということですが、オノレ監督は既に『美しいひと』でラファイエット夫人の「クレーヴの奥方」を現代に置き換えて映画化しているので、共同脚本家として最適なパートナーだったはず。撮影は来年初頭にスタートします。

出演はルイ・ガレル自身にゴルシフテ・ファラハニ(『彼女が消えた浜辺』『チキンとプラム』)、ヴァンサン・マケーニュ(『遭難者』『女っ気なし』)。実はこの3人、2011年に発表された短編" La Règle de trois"で既に共演しています。今回の長編作品はこの短編を発展させたものなのでしょうか?
b0163829_744416.jpg

b0163829_741391.jpg

by berceau-du-cinema | 2013-09-23 07:01 | CINEMA/PROJET | Comments(0)

第61回サン・セバスチャン映画祭:フランス映画

9月20日より開催されるサン・セバスチャン映画祭に出品されるフランス映画の紹介です。今年で61回を迎える歴史の古い同映画祭は、世界5大映画祭の1つ。今年の1月に亡くなった大島渚監督の特集が組まれています。

*公式セレクション/コンペティション

QUAI D'ORSAY(外務省)”(2013年/フランス/113分)
監督:ベルトラン・タヴェルニエ
出演:ティエリー・レルミット、ラファエル・ペルソナーズ、ニエル・アレストリュプ
シノプシス:コメディ。外務大臣のアレクサンドル・タイヤール・ド・ヴォームは背が高く、ハンサムで、華やかさも兼ね揃えた女性にもてる男である。国立行政学院を卒業したばかりの若きエリート、アルチュール・ヴラミンクは大臣のスピーチの執筆係として採用されるが…
*人気バンド・デシネ(漫画家)。大臣のモデルはサルコジ元大統領の政敵であったドミニク・ド・ヴィルパンで、原作者は彼の側近だった人物。トロント映画祭にも出品。フランス公開は11月6日。
b0163829_7331749.jpg

b0163829_7331710.jpg

b0163829_7332147.jpg

『魂を治す男(MON AME PAR TOI GUERIE)』(2013年/フランス/124分)
監督:フランソワ・デュペイロン
出演:グレゴリー・ガドゥボワ、セリーヌ・サレット、ジャン=ピエール・ダルッサン
シノプシス:母親を亡くしたばかりのフレディは不思議な能力を受け継いだことに気付く。彼の手は人を「治す」ことができるのだ。最初はとまどいながらも、彼はこの能力を受け入れて行く。
*『イブラヒムおじさんとコーランの花たち』のフランソワ・デュペイロン監督が2009年に発表した小説""Chacun pour soi, Dieu s’en fout"を自ら映画化、資金難を乗り越えて完成させた新作。主演のグレゴリー・ガドゥボワはコメデフィ・フランセーズの団員でもある演技派です。東京国際映画祭ワールド・フォーカス部門にも出品。フランス公開は9月25日。
b0163829_734138.jpg

b0163829_734264.jpg

b0163829_734860.jpg

*公式セレクション/閉幕上映

"The Young and Prodigious T.S. Spivet"(2013年/フランス&カナダ合作/105分)
監督:ジャン=ピエール・ジュネ
出演:カイル・・キャトレット、ヘレナ・ボナム・カーター、カラム・キース・レニー、ジュディ・デイヴィス、ドミニク・ピノン
シノプシス:モンタナにある牧場で両親や兄弟と暮らすT・S・スピヴェットは、科学が得意な天才少年。ワシントンにあるスミソニアン博物館から1本の電話を受け取った彼は、自分が権威ある賞を受賞することになったと知り、家族に内緒で一人で旅に出て、貨物列車に乗ってアメリカを横断する。しかし美術館のスタッフは彼がまだ10才であることを知らなかった。
*ライフ・ラーソンの小説『T・S・スピヴェット君 傑作集』の3Dによる映画化。フランスとカナダの合作ですが、舞台がアメリカなので英語劇になります。ジュネ監督の長編第1作目『デリカテッセン』(1991年)から、ずっと出演を続けているドミニク・ピノンが今作でも登場!フランス公開は10月16日
b0163829_7343657.jpg

b0163829_7343833.jpg

b0163829_7344193.jpg

b0163829_7344217.jpg

Pearls部門

"9 MOIS FERME"(2013年/フランス/85分)
監督:アルベール・デュポンテル
出演:サンドリーヌ・キベルラン、アルベール・デュポンテル、ブーリ・ラネール
シノプシス:コメディ。独身で気難しい女性判事のアリアンヌが妊娠をした。誰が父親か検査した所、相手は凶悪な暴行で裁判を受けているボブであった。「その」記憶が一切ないアリアンヌは、何が起こったのか、何が起こるのかを理解しようとするが…
*裁判所を舞台にしたレイモン・ドクゥパルドン監督のドキュメンタリーを見て、作品の着想を得たデュポンテル監督。ドキュメンタリーに出演している女性判事がアドバイザーとして協力もしています。監督自身がボブ役を演じていますが、懇意にしているテリー・ギリアム監督が人肉を食べた「チャールズ・ミートソン」役に!その他にもギャスパー・ノエ監督、ヤン・クーネン監督も受刑者役で登場するそうです。主題歌は人気歌手のカミーユ。フランス公開は10月16日。
b0163829_7351354.jpg

b0163829_7351494.jpg

b0163829_7351614.jpg

「ラヴ・イズ・パーフェクト・クライム」(2013年/フランス&スイス合作/111分)
監督:アルノー・ラリユー/ジャン=マリー・ラリユー
出演:マチュー・アマルリック、カリン・ヴィアール、メイウィン、サラ・フォレスティエ、ドゥニ・ポダリデス
シノプシス:スリラー。スイスのローザンヌ大学で文学を教えるマルクは生徒たちと関係を持つことで知られていた。女学生たちの中で最も優秀で、彼の最も最近の獲物であった娘が失踪した数日後、マルクは娘について調べている母親に出会う。
*これが6本目の長編作品となるラリユー兄弟監督の新作は、お気に入り俳優であるマチュー・アマルリックとは短編も含めると4本目のコラボレーション。これまでは出身地であるピレネー地方を舞台としていた事が多かったのですが、今作は共同製作に入っているスイスへ。トロント映画祭、東京国際映画祭に出品。フランス公開は来年1月15日。
b0163829_735549.jpg

b0163829_7355854.jpg

by berceau-du-cinema | 2013-09-19 07:29 | CINEMA/FESTIVAL | Comments(0)