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MES FILMS PRÉFÉRES 2013

2013年に見た、お気に入りの作品です。

今年は例年になく多くのアメリカ映画がイン。フランス映画が少し寂しかった感が…そして新しい監督の発見より、ベテラン監督の新作を楽しみました。日本とは少し時差があり、遅れて見た作品も、また、これから公開される作品もあるので、乞うご期待!

『贖罪』黒沢清監督
『ドラッグ・ウォー 毒戦』ジョニー・トー監督
『パッション』ブライアン・デ・パルマ監督
"La Venus a la Fourrure" ロマン・ポランスキー監督
『湖の見知らぬ男』アラン・ギロディー監督
『北(ノルテ)― 歴史の終わり』ラヴ・ディアス監督
"Mille Soleils" マティ・ディオップ監督
『フランシス・ハー』ノア・バームバック監督
『ゼロ・グラビティ』アルフォンソ・キュアロン監督

おまけ:“Redemption”ミゲル・ゴメス監督

ベテラン監督の納得の作品:

『ネブラスカ』アレクサンダー・ペイン監督
『孤独な天使たち』ベルナルド・ベルトルッチ監督
『ブルー・ジャスミン』ウディ・アレン監督

日本映画から:

『魅力の人間』 二ノ宮隆太郎監督
『かぐや姫の物語』高畑勲監督

記憶というテーマを描いた、この3本のドキュメンタリーも:

"36" Nawapol Thamrongrattanari監督
『記憶が私を見る』ソン・ファン監督
『物語る私たち』サラ・ポーリー監督

そして最後に挙げたいのがフィリップ・ガレル監督の『嫉妬』。ガレル監督の作品を様々な距離からずっと追ってきた者としては、新たな時代を感じさせる新作にワクワクしました。
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来年もよろしくお願い申し上げます。


by berceau-du-cinema | 2013-12-31 23:57 | CINEMA/ETC. | Comments(0)

フランスの女優たちが集結!"French Woman"

イザベル・アジャーニ、ヴァネッサ・パラディ、レティシア・カスタ、マリナ・ハンズ、アリス・タグリオーニ、シルヴィー・テスチュ、ジュリー・フェリエ、ジェラルディーヌ・ナカシュ、アリス・ベライディ、オドレイ・フルーロ、そして監督を務めるオードレイ・ダナ…フランスの11人の女優たちが集まるコメディ"French Woman"が製作中です。

28日間に渡って繰り広げられる物語の中心は28才のイジスと4人の子供たち。その他の11人のそれぞれの物語がイジスの物語と交差する作りになっています。もちろん男性陣も登場。ドゥニ・ポダリデス、ギョーム・グイ、パスカル・エルベ、ニコラ・ブリアンソンらの名前がキャストに入っています。

オードレイ・ダナは既に2本の短編を撮っていますが、長編はこれが初めて。この作品の企画が発表された際、「女性たちによる、女性たちと女性たちを愛する男性たちのための映画。(出演する)女優たちはフランスの女性のあらゆる面を体言しているし、パリという舞台が重要な役割を果たしているわ。」とダナ監督は語っていました。
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撮影は今年の9月に行なわれ、現在ポスト・プロダクション中。女優たちが勢揃いしたこちらの写真は海外セールスをしている会社のホームページに掲載されているもの。一人抜けているのは…アリス・ベライディ。現在26才なので、彼女がイジス役?
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by berceau-du-cinema | 2013-12-06 20:00 | CINEMA/PROJET | Comments(0)

アンヌ・フォンテーヌ監督の新作は現代版ボヴァリー夫人!

『ドライ・クリーニング』『恍惚』そして『ココ・アヴァン・シャネル』のアンヌ・フォンテーヌ監督。日本未公開の"Adore"(フランスでのタイトルは"Perfect Mothers")でナオミ・ワッツとロビン・ライトを迎えて英語劇に挑戦しましたが、新作"Gemma Bovary"で現代版「ボヴァリー夫人」に挑んでいます。
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イギリスの絵本作家&漫画家ポージー・シモンズ原作の"Gemma Bovary"の舞台はノルマンディー地方の小さな村。パリを離れてパン屋職人になったマルタンは文学、特にフローベルの大ファン。ある日、ボヴァリーという苗字のイギリス人の夫婦に出会います。名前だけではなく彼らの行動すらも小説「ボヴァリー夫人」を想起させると思い込んだマルタンは、様々な想像をかき巡らせる…という物語です。
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マルタン役を演じるのは、文学好きの俳優といえば、この人、ファブリス・ルキーニ。ジェンマ役は偶然にも同じ名前を持つジェマ・アータートン。彼女はやはりポージー・シモンズ原作の"Tamara Drewe"(スティーヴン・フリアーズ監督)にも出演しています。夫役はジェイソン・フレミング、グザヴィエ・ドラン監督の長編第2作 "Les Amours imaginaires"に出演しているニール・シュナイダーやエルザ・ジルベルスタインもキャストに加わっています。
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9月初旬にスタートした撮影は、ノルマンディー地方のセーヌ=マリティーム県をメインに、ルーアン、ロンドンでも行なわれました。撮影スタート時、アンヌ・フォンテーヌ監督は足を骨折しており、車椅子と松葉杖で挑んだそう!


by berceau-du-cinema | 2013-12-04 09:22 | CINEMA/PROJET | Comments(0)

カミュの短編小説の映画化にヴィゴ・モーテンセンが出演!

今年は作家アルベール・カミュの生誕100周年にあたりますが、そのカミュの短編集「追放と王国」に収められている「客」が映画化、その撮影がまもなく終了します。
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原作はアルジェリア生まれの漫画家Jean Ferrandezの手によって2009年にバンド・デシネになっていますが、2010年に優秀な脚本を評価するソパダン賞を受賞した脚本は、原作を膨らませた内容になっています。アトラス山脈の村でフランス語教師をしているダリュは、ある冬の日、殺人の罪に問われているモハメッドを翌日警察まで連行することを憲兵から命じられます。一夜の寝食をともにした2人は、騎兵隊や入植者たちに追われながらも、自由を掴みとるために闘うことを選ぶ、という物語です。

監督は2007年に発表した長編第1作"Nos retrouvailles"がカンヌ映画祭批評家週間部門に出品されたDavid Oelhoffen監督。ダリュ役を演じるのはカミュのファンであるヴィゴ・モーテンセン。脚本を読んで、すぐに出演を決めたそうです。相手役の囚人には『ある預言者』『愛について、ある土曜日の面会室』、そして『ゼロ・ダーク・サーティ』に出演しているレダ・カティブ。囚われの役が多いのですが、とても素晴らしい俳優です。また音楽はニック・ケイヴが担当していることも話題になっています。

Oelhoffen監督は前作の"Nos retrouvailles"で久しぶりに再会した父親と息子の関係を描いていますが、今回も2人の男性の濃密な関係が描かれることになりそうですね。
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by berceau-du-cinema | 2013-12-02 19:48 | CINEMA/PROJET | Comments(0)