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オーバーヘッド・プロジェクターでアート作品!

ポンピドーセンターの1階、チケット売り場の横にある子供向けスペース。今まではあまり気にしていなかったのですが、映画上映のチケットのために列を作っていると、壁に映された鮮やかな色彩が目に入ってきました。入り口には"MATIERE A RETRO-PROJETER!"の文字。PROJETER、つまり映写?と思い、中に引きずり込まれるように入ってみると…

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スライドなどに使うオーバーヘッド・プロジェクターを使って様々な素材を投影してみよう!という企画でした。1950年後半から普及したオーバーヘッド・プロジェクターも、今では洗練されたデジタルの到来で使われなくなってきているとのこと。これを是非とも復権させよう!というのが狙いだそうです。

会場では子供たちがプロジェクターに様々な色と形のシートや素材を置きながら、真っ白な壁や人形の置かれたベンチに向かって睨めっこ。また投影された壁に更にお絵描きしたり、二つのプロジェクターを使って一つのイメージを作ってみたりと、みんな自分だけのアート作品を作るのに一生懸命!

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また会場内ではこの原理と呼応するテクニックを用いたアニメーションもモニター上映されていましたが、子供たちと一緒に大人たちが楽しんで見ていました。
# by berceau-du-cinema | 2009-03-01 09:12 | ART | Comments(0)

ミシェル・ルグラン バック・イン・パリ

2夜に渡ってミシェル・ルグランのコンサート"Michel Legrand back in Paris"に行ってきました。


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シネマテークでの回顧上映に併せて2月4日にコンサートが開催されていたのですが、他の用事が入っていて断念したため、シネマテークと協賛していたCité de la musiqueの分館、Salle Pleyelでのコンサートに。なんと、この会場、1948年にルグランがボリス・ヴィアンともにディジー・ガレスピーを発見した想い出深き場所だそうです。普段はクラッシクのコンサートが主なので、音響施設は最高。最近ではルー・リードやエチエンヌ・ダオー、マリア・ベターニャ、サリフ・ケイタ、ジョン・ゾーンなど、様々なジャンルのアーティストもコンサートを開いています。

今回のルグランのコンサートは1夜目が"Cinéma"と題してオーケストラ演奏、2日目は"Legrand Jazz"でビッグバンドがバックに。シネマテークではルグランのピアノにコントラバス、ドラムだけというシンプルな構成で、ハープ演奏にカトリーヌ・ミシェル(Salle Pleyelの2コンサートにも参加)、歌は妹のクリスチャン・ルグランだったそうなので、趣向が異なる3つのコンサートになった模様です。

基本的には2007年に日本で開催されたコンサートと同じような構成だったのですが、パリならではのサプライズも。まず1日目はモラーヌ、エレーヌ・セガラ、リアーヌ・フォリー、パトリック・フィオリという有名歌手たちが出演したこと。観客たちは大喜びだったのですが、私としてはルグランの映画音楽の世界がかなり薄れてしまったので、ちょっとがっかり。でもルグランが音楽だけでなく出演も果たしたアニエス・ヴァルダ監督の『5時から7時までのクレオ』を、コリンヌ・マルシャンとセルジュ・コルベールと共に映画の1シーンを再現してくれたのはとても楽しめました。

また2日目のコンサートではルグランの息子さんのバンジャマンと元ヤズーのアリソン・モイエが登場。アリソン・モイエにはちょっとびっくりしたのですが、これがとても良かった!彼女はここ数年、ルグランとコラボレートしているそうです。

この2つのコンサートを見て、ルグランは本当にエンターテイメントの人なんだな…と実感。しかし76歳になってもピアノを演奏する手さばきは全く衰えていません。

実は私が最も溺愛しているルグランが音楽を担当した作品はアメリカ映画…クリント・イーストウッド監督の73年の作品"Breezy"です。

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# by berceau-du-cinema | 2009-02-28 20:43 | CINEMA/MUSIQUE | Comments(0)

セザール賞発表!

パリのシャトレ劇場で開催された今年のセザール賞はマルタン・プロヴォスト監督の “Séraphine”が作品賞を始め7部門を獲得して幕を閉じました。

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下馬評ではカンヌ映画祭のパルムドールを獲得したロラン・カンテ監督の“Entre les murs”、ジャン=フランソワ・リシェ監督の『パブリック・エナミー・ナンバー1』の評判が高く、また2005年の”L'Esquive”から去年まで、続けて作家性の強い作品が賞を獲得していたことから、アルノー・デプレシャン監督の『クリスマス・ストーリー』の名前も囁かれていました。

“Séraphine”はフランス公開時から静かに集客数を増やしていった作品です。主演女優賞のヨランド・モローはベルギー出身。子供向け舞台でデビューした後、コメディの分野に転向。ワンマンショーで成功を収めながら映画に進出した女優です。コメディアン出身の俳優たちは人間観察力に優れているのと同時に、自身の身体が表現するものをよく理解し、また間の取り方なども絶妙、演技のうまい人が多いと思いますが、彼女も然り、既に2回もセザール賞を獲得。しかし個人的には彼女のコメディアンとしての本領が発揮されている”Louise-Michel”の方が大好きなんですが…。

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またうれしかったのは、昨年見た中で最も衝撃を受けた作品の1本である、アリ・フォルマン監督の『戦場でワルツを』が外国語映画賞を受賞したこと。カンヌで何も受賞しなかったのがすごく残念だったので… セザール賞の授賞式の前日、監督を招待した小さなカクテルパーティでお話を聞く機会があったのですが、
「明日でこの作品の長い旅も最後」、その後は新作の製作に入る、と仰っていたので、とても素晴らしいエンディングを迎えることになったのではないでしょうか。

セザール賞 公式ホームページ:
http://www.lescesarducinema.com/#home
# by berceau-du-cinema | 2009-02-27 19:27 | CINEMA/PRIX | Comments(0)

はじめまして

パリを発信地に、新作の企画、公開作品、フェスティバルや回顧上映、
そしてビジネスからセレブまで、様々な映画情報を中心に、
アート、音楽、ファッション、食、旅など、日々の出来事をお送りしたいと思います。

気に入ったものは3段階で評価しています。

★ なかなか良かった
★★ 良かった     
★★★ とても良かった  

でもこれはあくまでも個人的意見なので、参考までに…
# by berceau-du-cinema | 2009-02-25 00:33 | ETC... | Comments(0)